8月の鳩(はと)猟解禁から Kyyhkyset ja metsästyskauden alku
2010年 09月 02日
えー、狩猟シーズン突入のフィンランドです。
写真は8月に義弟が仲間達と撃って来た鳩10数羽。
義弟がガレージで羽などの下処理をした後、ポリのレストランに持ち込んで調理してもらいました。
組み合わせがちょっと珍しいです。鳩の胸肉とリゾット。(イタリア系のレストランなので、、全国のランキングでもポリで唯一リストアップされている所です。でも私達はそこまでランキングされるほど美味しいとは思わないんだけど、、シェフの伯母さんがイタリア在住20年で色々習ったり食材を調達したりトリュフWeekを催したり、かなりイベントは活発です)
肝心の鳩ですが、美味しかったです。バターたっぷり、その日に取れたポルチーニもソースに入っていてコクがもうん~~、マンマミ~ア。
私はこれまでロゼに焼いた鳩が苦手でして、ヘルシンキのエスプラナディにあるポストレス(ミシュランスターのレストラン)で一度7品メニューを頼んだ時も鳩がメインに出て困った事もあるんですが、今回は大丈夫でした。事前にロゼやめてね、と頼んでおきましたしね。
ロゼの焼き加減が好きな人には申し訳ないですが、肉はミディアム+またはしっかり火を通してもらった方が好きです。野鳥も同じく。
シャンペンで始めて、(銘柄忘れました、、)皆は赤ワインで続けてましたが、私は運転手で一杯のみ。
デザートも食べましたよ。(パンナコッタ)
総勢8名(うち子供4名なので、少食)で平らげました。大人10名分はありましたよ。
子供達も意外と美味しかったようです。
この後2日間ほどおなかが満腹・・・いやはや繊維質がすごかったです。
ちょっと補足説明ですが、狩猟はこちらで8月から、鳩や鴨などの鳥類から始まります。
9月もうすぐ鹿、ヘラジカ猟でそういう趣味の人達は集団で森の中に赤い帽子かぶって日がな一日歩いたり打ったり食べたり鹿を犬達と追いかけたり、獲物が居なかったらキノコとコケモモをお土産に持って帰ったり・・・と、まあ要するに森を駆けずり回って何日も家に居ないわけです。狩猟シーズンにあわせて休暇も勿論決めます。
奥さんが同じ趣味でない場合は、「ハンティング未亡人(みぼうじん)」がフィンランド中たーくさん出現します。
”未亡人”というのは、フィンランド語でよく使う比喩でして、実際に夫を亡くしたわけではなく、夫が家にぜーんぜん帰ってこない、狩猟の所為で未亡人みたいなもんよね、という意味です。
夫の趣味によって色々な言い方が有ります。
Golfleski(ゴルフばっかりやってて家に帰ってこない人の奥さん)
Jääkiekkoleski(アイスホッケー狂いの奥さん)
などなど。
leski(レスキ)はフィンランド語で、やもめ、未亡人どちらをも意味するので、男女区別無く仕えます。
私の知人(女性)でゴルフ場に住んでんじゃないかと思うほどゴルフ三昧の奥さんがいますが、彼女の旦那さんはゴルフ寡(やもめ)だって笑ってましたっけ。
10月にはまた今年の獲物が冷凍庫に入るので、それまでに去年貰った肉を何とか消費しなければ。
という訳で先々週末はヘラジカミートボール+コケモモソース添え、先週末はヘラジカの薄切り肉をタマネギで炒めてクリームで和えたもの+マッシュポテト、とがっつりした食事が続いています。
というわけで週半ばは軽めでね、、、。(散らし寿司、どんぶり、魚料理などで)
by wa-connection
| 2010-09-02 06:02
| finnish food