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フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

東日本大震災に関して、海外にいてもできること

3月11日金曜日から、3日ほどはオロオロして日常の事もやっと何とかこなす程度でした。
フィンランドにいる私は、OuluのTyrniさんが同ブログBeautiful Daysで書かれているように大陸の古い部分にあり、地震も殆ど無く、津波も台風も無く、秋から暗くて、冬に寒いだけ。

その安全な地で、遠い自分の国の人たちが亡くなったり怪我をしたり行方不明であったり。
無事だった地域でも、週が開け、そろそろ物流がうまく動かず、登校や出勤もままならない様子。

Twitter上では、乳飲み子を持つ知人達が情報を集め、フィンランドで一般的な液体状ミルクをなんとか日本に送ってもらえるかどうか働きかけました。
ただし、輸出入の関係で、日本には液体ミルクは輸入できないとのこと。
ただし、ママさん達、更に使い捨て哺乳瓶の会社を日本から探し出し、メールで依頼、その企業が物資を届けてくれたとの事。
すごいです、ソーシャルメディアと個人の力でできる事


恐らく同様のケースが逆にもあるはず。日本の産物でEU圏内には持ち込み禁止、または輸入禁止の項目など。こういうとき規制はほんとうに恨めしい存在です。

夫と週末二人で今できる事を相談し、募金が一番であろうと言う事で、送金先を検討した結果、私が日本にいた頃数年間翻訳ボランティアをさせてもらっていた岡山県にある医療NGOである、AMDA(アムダ)に決めました。
AMDAのサイト
インターネット上から、クレジットカードを使って簡単に募金が出来ました。


国境無き医師団も3月12日から現地入りしています。

募金の額は、それぞれの人が、その時点で出来る額をすればいいと思います。
Tyrniさんから回ってきて知った糸井さんのTwitterで書かれていた「自分を3日間雇える金額」というのは私も分かり易くて、無理をしすぎなくていいと思います。

夫は、「日本は僕の第二の母国だから、一緒に募金をするよ」といって、二人で送金しました。
こういう人でよかった。

こういうことは継続が大切でも有ると思うので、また来月、できる金額を寄付したいと思います。
来月にはまだまだ3万戸の仮設住宅が出来ているかどうか。
それも足りるかどうか?
医療品も食料も不足が続いている事でしょう。

ユニクロ社長柳井さんの個人としての10億円寄付には感激しました。
ヒートテック肌着の寄付も。

私が昔、働いていた企業の親会社も3億円の寄付をするとの事。
嬉しいです。

こういう時に、色んな形で度量が試されるのかもしれません。

素人は、残念ながら被災地に行く事は避けたほうがいいのが現実です。
助けに行って、どこに夜自分が泊まるのか?食べるもの、水もどうするのか?
焦りは有ると思いますが、、、

国内では、献血もできる事の一つですね。
そして自分が健康でいること、スマイルを忘れない事、、、

海外からの専門家や救援隊の受け入れも、受け入れ態勢が整っていなくては難しい。
ロジスティックス(道路網)が通じていない所もまだ被災地には多いようですし、、、
道路が通れるようになるまで、自衛隊などのヘリコプターに頼るしかないのでしょうか。

私達は、一日を平和に送る事ができるという事を感謝して、ご飯食べて、子ども達は勉強や遊びをしっかりして、睡眠を取って、日本のニュースを追っています。

子ども達にも、お小遣いから募金をしてみようよ、と提案しています。
「うん、いいよ~」という返事。
有難う!
by wa-connection | 2011-03-15 02:30 | others