フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

オンカロ見学ならず・・・

見学の許可を得てフィンランドのオルキルオト原発エリア内にある最終処分場建設予定地の現時点での「地下調査施設(将来最終処分場になる)」オンカロに入れると思っていたら前日に緊急保守作業が入り、それが一週間続く為に来た方は結局地下450mの所に入る事は出来ませんでした。
それが目的でわざわざ来られたのに果たせない事になり、先方にとっては仕事にならないことに。

ポシヴァ社広報によると、今後調査の為の建設作業の色々なプロセスが更に増えるので中に潜る許可はますます出にくくなるかもとのこと。来週ドイツ大使も見学予定だったけれどもそれもキャンセルになったと金曜日に話したときに聞きました。

訪問前日の昼過ぎ、緊急保守作業(レスキュー用ゴンドラの)が必要とポシヴァに連絡が入り、すぐポシヴァ社から私に連絡が。
残念ながら見学不可能になった旨、代替案を受け入れ更に急遽依頼し(普通無理ですが)建設中でゴタゴタしているオルキルオト3号機の内部も組み込んでもらえました。

結果的にはお客の目的がおじゃんになった事で、仕方ない事とはいえ、非常に後味の悪い仕事になってしまいました。

発電所のような視察コーディネートの際、見学許可が運よく出たとしても、不測の事態により事情が変わる可能性もあるのです、、、身をもって体験しました。体験したくはなかったですが。

ご想像いただけるかもしれませんが、原子力発電所は許可申請プロセスなど手続きが面倒なうえ、急な依頼は受け付けてもらえないこと、安全が最優先でありマスコミであっても政治家であっても偉い人であってもダメなものはダメで、撮影もオンカロのゲート付近や原子炉建屋付近、内部は通常不可です。
原子炉建屋付近でも、詳細が分かる写真は撮らせて貰えません。特にゲート付近は監視カメラがあるので、カメラの位置を公表したくないそうでゲート付近は先方も特に神経質です。


車両から降りる許可がなかなか出ないので動き回って撮ることや、監視カメラ設置の場所もセキュリティのため撮影不可です。

これは建設現場で安全訓練を受けていない者(ヘルメット、安全靴、基準に沿った服装など装備も必要ですが)は歩き回れない規制があるためです。

そうそう、賄賂なんて以ての外、ここではそんな事提案しようもんならこっちの手が後ろに回ります。(アジアに長い人は袖の下でうまくいくなんていう経験もおありでしょうが、北欧では無理です)

2日前に確認し地下に入る許可はちゃんと問題ないと伝えたあとでの急遽変更・・・苦い思いで一杯です。

これまでも日本のメディアにも数十回以上オルキルオトやオンカロについては書かれているのでもう十分かもしれませんが。それでもまだ何も知らない、へーそんなところがあるんだ、という方も多くおられるのも事実ですが。

起こった事はもう逆立ちしても元には戻らないので、改善するところはしていきます。



ちなみに、展示されていた岩石類の名前、リストアップしました。
このサタクンタ地方の岩盤を構成する岩石は、

縞状片麻岩
サタクンタ砂岩
花崗岩
輝緑岩 ←これがオンカロを掘っている辺りの岩の名前。これも訳すとき分からなかったので失態。

など。
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by wa-connection | 2012-03-31 18:34 | work