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フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

近況報告

いやまた3ヶ月の間ブログを放置しており失礼しました~。
ただいまこのサタクンタ地方は秋休み一週間で、学校はお休みです。(地方によって時期がずれたり、日数も丸々一週間だったり木金だけお休みだったりしますが、年間授業日数は全国同じになるよう調整されます)

8月半ばに次男も小学校に上がりまして、無事一年生をやっています。
去年下の子がプリスクールに入ってから実質そうなっています、晴れて二人とも無料の義務教育です!
次男はといえば、学校に楽しく通っていますが、最初の週にウィンドブレーカー2回忘れて金曜日に3着持って帰ったり・・・。宿題の教科書を学校に忘れてきて教室に鍵が掛かっていては入れなかったので学校に電話して一緒に取りにいったり・・・母の小さい頃に比べたら大したことないですけどね、オホホ。(嫌いな保育所から皆のお昼寝時間を見計らって脱走して交番に保護されたり、迷子になって数km離れた場所に行ってしまい大騒ぎになったりしました。他にも色々。大人になってからは小さくまとまってます)

次男の先生は音楽が得意なベテランの女性の先生で、長男の音楽の時間も担当していたことがあり、兄弟ともに教わっています。うちの次男はお調子者なのでそれを判っておいでで手綱をほどよく緩めつつよく見ていただいているようです。他の学校ではもう算数のテストがあったのに、うちの次男のクラスは国語のレベル確認テストのみ。教師の裁量にかなり任されているフィンランドらしい雰囲気です。来月保護者と教師の面談が15分各自にとってもらえるので色々夫と二人で行って聞いてきますよ。(夫婦で参加する保護者もそこそこいます。両親とも都合をあわせて仕事を抜けてくるわけですが・・・日本だとまず見られない光景ですね、両方とも自由業の夫婦ならともかく)

そして長男は4年生になりました。10段階評価で8~9の下といった所で、男子でこれなら万々歳です。英語の先生だけがピリピリした雰囲気の人で、できる子、発表を良くする子でないと評価を高くしないようで、テストを頑張っても親としては納得いかなかったですけど(笑)
上の子は6歳で言語能力の発達が普通よりかなり遅れているし特殊学級のほうがいいのではと言われましたが、近くの小学校に相談して、クラス人数が16名しか入らない教室なこともあり、いい先生にも恵まれて毎日宿題も復習もテスト勉強も頑張って夫とやっています。相変わらず語彙は少ないし表現力は子どもっぽいですけどね。担任の先生は息子さんの場所は絶対ここですよ!と前回の懇談で言ってくれました。

語彙というかお喋りでいうと、9歳と7歳の従姉妹達なんて学校であった事全て目と耳で聞き取って隣のクラスのAちゃんがこういう悪いことして先生に呼び出されてB君とCちゃんは相思相愛でクラスの後ろでお喋りしてて電話もしあってるらしいとか先生同士でこの人たちは仲がいいとか、、、そりゃもう女子は小さくてもオソロシイです・・・外見チェックも厳しいですよ、保育所の頃、6歳児の女子たちが終業式のドレス姿で頭からつま先までお互いさっとみて「あなたステキじゃない」「あなたこそ」「じゃいきましょ!」と・・・おばちゃん、もうついていけない。(笑)

うちの坊主達、なーんにもそういう情報仕入れてきません。
誰がどういう携帯持ってるか、ゲーム持ってるか、新しいLEGOやかっこいいオモチャ持ってるか、誰がスポーツで一番強いか、おなか空いたか、もう満腹か、トイレ行きたいか、次のご飯はいつか、もう眠たいか、、、それ位しか興味なさそう。君達は基本的欲求のみで生きてるのか?動物とあまり変わらないんじゃ・・・

学校で何があったかなんてまず分からないので女の子を持つ親との学校に関する情報量の差はものすごいものがあります。まぁもっとお喋りする男子もいるらしいですけどね。

学校の授業は、上の子の場合これからまだどんどん難しくなっていきますし、9月~10月もテストが算数、環境(この時期では理科にあたる)、国語、英語、と毎週のようにあって結構ストレスも溜まってました。可哀想ですけどこれは少なくとも義務教育の間あと5年続きます。その後も何らかの学校の形でずーっと続きますね。読書は夫が薦めて好きそうな本を見せたり借りたり、昔の冒険物をスーツケース一杯にもっているのでそこから息子が選んだり。ハリーポッターの二冊目を丁度秋休みでやっと読み終えました。面白かったとは行ってますが。

長男は習い事もドラムを始めてから3年目と続けていますし、今年からジャズコースのプロ課の女子学生さんに自宅に来てもらって毎週1時間やってもらっていてとてもいい感じです。
柔道も続けていますが、指導者の息子(身長は息子より低いけど3歳年上)に4-5回乱取りでやられて鼻血出したり肘を捻挫したりでちょっと苦手意識があるようでジュニアのその曜日には行かず、私と一緒に大人の初心者コースに行ける時一緒に行くことにしようと決めました。
ジュニアは週2回、一日は基本をやって、今の指導者になった昨年からもう一日は試合のためのテクニックを磨くことになっていて、怪我をする事もが増えています。試合に熱心に出ている子どもの家庭はそれで満足しているようですが、小手先のテクニックばかり教えて基本の受け身さえこの水曜日にはまったくやらないし、このはげオヤジ(失礼、私と同年代かもしれませんが)練習場の畳の前でパンツ姿でジャージから稽古着に着替えてたし(オヤジの下着姿なんか見たくない! 怒)自分もサンダル使わないし、その息子は更衣室から裸足でぺたぺた歩いてくるわ(指導者の子どもがそれじゃいけないんじゃないですか?と言ったんですが、「本当?忙しくて荷物確認忘れたんだな、注意しとくから」で終わり)日本人としてはかーなーりー納得がいきません。
 怪我が増えた頃、「柔道やめる?」と長男に聞いたら、やめないとはいいましたが、上の子は試合が嫌いなんですよね、闘争心がなくて調和が好きで優しいタイプ。なのでこの試合テクニックを教わる日には行きたくないとはっきり言いました。もっと強くなったらもうやられることなくなるよ?と言葉を変え、日を変え、勧めてみましたが、、、、難しい所です。

下の息子は逆に赤ちゃんの時から「オラ~掛かって来い!」なタイプ。全く違います。
両方ともサポートして上手になって欲しいですが、母親の方が息子たちの為に買ったマンガの「YAWARA!」や古賀稔彦の一本背負い投げDVDなんかにはまってしまって本末転倒なのでした。違うのよ、あんた達のために買ったのに!とDVDや本を見せても次男鼻くそほじり。・・・がっくりきます。

まだそこまで強くなりたいというわけでもないんだろうなぁ。学校では教会教区が開催するフロアボールのサークルにも入って毎週楽しんでいるようです。音楽はこの1年生が軌道にのってから、来年どの楽器にするか今度こそ決めてもらって(今は毎週やりたい楽器がコロコロ変わる)始めたらいいかなというところ。

次男はちびっこからこの秋柔道部でジュニアに上がりましたが、ジュニア基礎コースで違う指導者がきっちり基礎をやってくれています。地元の試合に2回出て、ジュニアからは寝技だけでなく、立ち技勝負なので、今まで見のように優勝続きとは行きません。まだ私から見てもなーんもできないので、同じ階級3人中2位、3位といった所です。3位だったときは、相手が長男と同じ年の級も上の子どもたちでまぁ胸を借りたようなものです。でも最後まで向かって行っていたようですよ。

夫はこの秋から念願のイタリア語の勉強を始めました。5回もイタリアに行って、片言でしかコミュニケーションがとれないのが段々腹が立ってきたらしくて、生涯学習のイタリア語初級コースから開始です。
やはり外国語クラスは女性が多いらしいですね、先生はイタリアに15年住んだフィンランド人女性で教え方は結構うまいそう。夫は毎日ああでもないこうでもない、と復習してますよ。
これで次回からイタリアに行ってより楽しめそうです。
私も外国をを始めたいですが、フィンランド語も、英語も、日本語も覚束なくないのにねぇ、、とそこで止まっています。同じ言葉をやるより夫婦で違う言葉に手を出したほうが別の旅行先でメリットが!という事でスペイン語かイタリア語を狙っていますが、いやーまだまだ行動には移していません。

運動面で、私は夫から剣道のほうが怪我がすくないから転向したら?と言われ少々心が動いていますが、仲間がいるグループが心地いいので、まだ決めかねています。
女性の場合は腕力も筋肉量も体格も違うし、(マンガの柔ちゃんみたいな能力があればともかく)男性とまともにやって敵う訳ないですし、まだ手加減してくれる男性が多いのでそこまで激しくないですが、、、うまく行くときなどとても楽しいんですけどね。

さーてかなり脱線しましたが学校に話を戻します。
子どもたち、義務教育以降は学力に応じてある程度好きな方向を選ぶことができます。職業専門学校か高校か、高校はこちらでも音楽やスポーツや芸術、理系と何らかの分野に特化したコースか、、、色んな進路が選べます。
また目に見えるバリアフリーも日本より人口も少なく道も一般的に広く動き易いフィンランドですが、それだけでなく、特殊支援教育で様々な発達障害を抱える児童・生徒に対し少人数教育が徹底されていたり、試験方法でも読解障害がある生徒には手書きではなくコンピュータで回答を打ち込み、提出する方法が認められていたりそういう面で日本よりは多少優しい社会であると感じられるので、これから子ども達も忙しさだけ、お金儲けだけでなくてひろーい視野を持って好きな分野を見つけて将来働いてもらえるように育って欲しいです。
親がこうして勝手な期待をするのは自由ですしね。まずは元気に育って欲しいものです。

明日から冬時間、そして明日は4年ごとのフィンランド統一地方選挙投票日です。お祭りです!移民でも二年間同じ自治体に居住していれば選挙権が与えられるこの国、権利行使しっかりしてきましたよ、私は事前投票でさっさと済ませました。今となっては日本の選挙のほうが行きにくいですね、、、在外選挙登録したんですけど。郵送でもいいんでしたっけ、今度は投票しなければ。

明日は選挙特番テレビに張り付きで見ますよ。
以上近況報告及び雑記でした。
by wa-connection | 2012-10-28 06:29 | kids