夏の思い出: ルバーブとイチゴのパイ Raparperi + mansikka piirakka
2013年 09月 27日
また夏の思い出を引っ張り出して来ていますが……ご容赦ください。
6月に夫が焼いたルバーブとイチゴのパイに、これまた夫手作りのルバーブのジュース。
(夏の間中、庭でわさわさ生い茂っていたルバーブも9月末で枯れました、また来年!)
バニラ・ソースをかけましたが、アイスクリームも良く添えましたよ。
甘味を足さないと、ルバーブだけでは酸っぱいですからね。
さて、仕事では言葉と文章に埋もれています。
量の多い翻訳にとりかかっていますが、高等教育を受けた人であっても文章を書くのが仕事ではない人のものは何というか、肝心の分かりやすさが損なわれるというか、美しさに欠ける気がします、・・・というとなんて生意気な!と我ながら思います。
すみません。
フィンランド語でも、日本語でも、どんな言葉でもその状況にふさわしく、誰が読んでも誤解することのない
文を書くというのは難しいもので。それでいて余韻があると尚良いですねぇ。
作家を目指しているわけではありませんけど、私には一生無理だなぁ。
まず私の場合、あれこれの知識が体系づけられておらず、どれもこれも浅く広く、なものですので。
さらに物忘れが激しい。小説家の場合、記憶力がかなり良くないといけないんじゃないかと思うんですよ。
フィンランドで現在活躍中のJari Tervoなんてかなり根に持つ(俺はねちねちしてるぜ)タイプらしいし。
脱線しました。
日本で編集をしている人の文にも実はがっかりしたこともあるんだよなぁ。
あ、文芸誌じゃないですよペラペラめくってじっくり読むのも情報収集の為、という雑誌です。
でもこれでいいのかなぁ、、と。
単に年を取って受け入れる許容範囲が狭まって(偏屈になって)いるだけなのかもしれません。
うん、そうだな。
自分で書いたものも誤字が多いと指摘されたこともありますし、実際その通りでお恥ずかしい限りです。
仮にも、小さな記事を書いたりするくせに、です。
フィンランド語の小説で、今まで読んだものはそこまで多くありません。が、やはりミカ・ヴァルタリは美しい。
次にこれは、と思う作家が見つかったらまた報告しますね。
最近フィンランド語で、ヤングアダルト向けやサスペンスばかり読んでたからなぁ。
Waltariの「Johannes Angelos」を読みたいんだよなぁ。その前に時系列で読み進めていった方がいいか。ヴァルタリ、分厚くて重いから持ち歩きには不向きなものが3分の1ほど。短編、中編、児童向け、もありますが。
彼の本で、読みかけて途中の物も実はあって。
心臓(魂かな)が語るのですよ。
男の妻はとてもできた女性で、夫の心臓を見つけて洋服ダンスの中にきっちりしまっておいたのに。そうしておけば彼はつまらないかもしれないけれど、セールスマンとしていい家庭の夫であったのにある日心臓を見つけてしまう。そうするとまた作家の落ち着かない魂が生き生きと赤く輝き、生活が不規則になり荒れてしまう。
そこで止まってます。
いつ再開しようかなぁ。
ヘミングウェイの三人目の妻でもあったマーサ・ゲルホーンの「戦争の顔」も読みたいけど、、、
けど、、、時間が。
いや時間は作るものでしたっけね。
日本語ではこの晩夏~恵まれてましてお客様やお知り合いから頂いたり、お借りしたりして
東野圭吾、有川浩、恩田陸、小川洋子、米澤穂信などなど楽しんでいます。
ん~幸せ。
では皆さん、良い週末をお過ごしください。
by wa-connection
| 2013-09-27 19:25
| finnish food