フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

トーヴェ・ヤンソン クラブ

まだ続きます、「トーヴェ」ネタ!
フィンランドには2007年にトーヴェ・ヤンソン クラブが設立されています。
↓下をクリックするとフィンランド語およびスウェーデン語のサイトに飛びます。

Tove Jansson Seura ry

トーヴェの没後、こんなにすごい作家がいたのにファンクラブさえ無いんじゃないの!とトーヴェ・ヤンソン好きな人たち100名ぐらいが集まって設立したんだそうですよ。
一年で会員は250名に増えたとか。
焦点はどちらかというと作家としてのトーヴェのようですね。

今年のトーベの誕生日8月9日にはウッランリンナのアトリエ前に集まってそこからTähtitorninmäkiという見晴らしのいい丘(フィンランドの映画でも撮影によく使われたりしています。夫に教わり好きになった映画では"Tähdet kertovat, komisario Palmu" 原作はミカ・ヴァルタリ)まで散歩し、そこにできたカフェでのんびり休憩、というイベントを開催されたようですね。

またアトリエにムーミンキャラクターズの代表、ソフィア・ヤンソンさんが20名限定でこのクラブの会員(先着順)で案内してくれたりというイベントもカレンダーに記載されていました。

日本なら希望者殺到しそうな気がします・・・

ソフィアさんが寄せている文章が身につまされるのですが。
一部抜粋、概訳すると・・・(対訳じゃありません、内容は原文と違い前後してます、ご容赦下さい)
ムーミン童話を詳しく読んだ後、読者はだんだん大人向けの文学に移っていく。
そしてそれも味わいつくすと、今度はトーヴェの絵画に行きつく。これに前後して住んでいた場所などゆかりの地を訪れはじめ、アトリエや島に行きたいと望み、トーヴェの触れたものに自分も触り、思い出として何かを持ち帰りたくなる。まだ存命中から人々は自分勝手な理由でトーベの時間を割くよう要求していた。そしてポストに投げ込まれるあの大量の手紙。トーヴェは返事を出す義務感を感じてしまう。そして人々はトーヴェについて何か個人的なことを知りたがるようになる。まだ他の人が知らない何か、まだ公になっていないことを。

トーヴェは私の伯母であり家族。
だから思い出は自分のものとしておきたい。皆のトーベであると同時に、私のトーベでもあるのだから。
―――

うわーその通りだな。良心がちくちくします。
何千回と受けてきたインタビューで仕事とはいえ嫌になったりしていないんでしょうか。

私達も何年か前、仕事で彼女に電話インタビューしたことが有ります。多忙なので20分弱ならと時間を頂いて。来年は生誕100年ですからさぞ取材、撮影、もろもろ申し込みも多いことでしょう。

上のクラブは、会員たちのトーヴェの作品にまつわる自分たちの思い出をサイト、もしくは十分集まれば活字として出すことを考えてるそうですよ。

作家には会わなくても、作品から何を言いたいのか感じ取るのが一番、というの一文が思い出されます。
これどういう意味ですか、って聞くのは、野暮ということですよね。


こういう活動がのんびり適度にできるところがフィンランドだなぁ。
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by wa-connection | 2013-12-04 07:39 | work