フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

クリスマス その2~正午の番組「クリスマス平和宣言」から~

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毎年非常に多くの家庭で見られていると思われる番組がこれ。
Joulurauhan Julistus(クリスマス平和宣言)

平和と言っても、これは皆で普段の忙しさから一歩離れて、クリスマスの意味を考え(キリスト教国だなぁ)、静かに大切な人たちと過ごそう、ということですね。

もともとは本当に平和宣言だったんですよ。北欧で一般的だったようですが、どこもお休みで普段のような仕事がないとなるとお酒やらなんやらでろくなことを考えない人が増えるのはいっしょなんですかねぇ。ということで、クリスマスイブからクリスマスが正式に終わるLoppiainen公現祭を一週間ほど過ぎた約20日間は戦争をやっていても休戦しよう、とかまた上に書いたような付近の治安が荒れそうであれば「この平和を破るものに対しては罰をもっと厳しくするので行いを正しくするように」といったようなことを王または権力者が宣言していたものが始まりです。

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現在は写真のように主にスウェーデンの影響が強かった西海岸の歴史ある街で開催されています。
もともとTurkuだけだったようですが。

いやぁ、まじめに訳しつつ聞いたことがなかったけれどキビいことを言っているなぁと前から思っていたのですが、改めて文言を読んで驚きました。中世そのものではないですか。

多くのフィンランドの人が古都トゥルクのものを生放送でテレビまたはラジオ(テレビがない時代はラジオで聞くのが一般的だったので)で聞きますが、自分の町の市長、町長が宣言するのを聞きに行く人ももちろんいます。私はちなみに、ポリで聞いたことはまだないです。


さて一年で一番注目を集めるこの人、トゥルク市の儀典長とでも訳せばいいでしょうか、Protokolla Päällikköが毎年クリスマスの宣言時に羊皮紙を手に持ち、高らかにまずはフィンランド語で、"Huomenna, jos Jumala suo, on meidän Herramme ja Vapahtajamme armorikas syntymäjuhla;... "と続きます。

これは毎年新聞でも担当者のインタビューやスウェーデン語のレッスンをこのために受けるだとか(古いスウェーデン語なので)いうエピソードが取材されたりしています。私がフィンランドに来た頃は前任者でしたが、数年前今の担当者に代替わり。
ご興味がおありの方にはこのリンクからYLE国営放送のアーカイブに飛び、原文を読むことができます。
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テレビ画像を撮ったもので画質が荒いですが、フィンランド語はこんな感じ。

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こちらが”I morgon, vill Gud,
infaller vår Herres och Frälsares nåderika födelsefest...”で始まるスウェーデン語版。

そのあと海軍船団吹奏楽団がお決まりの曲を演奏。
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国歌”Maamme”「我が国」斉唱、
そして"PorilaistenMarssi"「ポリの人々の行進」が演奏され終了。

30分程度なのですが、見ないと落ち着かない。
おととし日本に行った時もネット中継で妹宅で見せてもらいました。


このあと家族でサウナに入り、乾燥した白樺の枝を水につけて戻し(夏は青々とした枝がありますが、冬はないですから、作って乾燥させておいたものを売ってるわけです)サウナの中でビシバシ叩き合ってすっきりきれいになったなと上がった後に、クリスマスの食卓の準備が始まります。

また無事に気温も下がり雪もどっさり(20cmぐらいで嬉しい)降ってホワイトクリスマスと相成りました。家族で夕食後お散歩に行った時の風景です。
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by wa-connection | 2014-12-26 04:31 | finland in general