フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


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YKI 語学力資格試験 その1

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遅まきながらフィンランド語の語学試験の体験記を書きたいと思います。
長文です。

4月11日、あれは土曜日のことでございました。。。
(申し込んだ顛末は過去のブログから)

二月末のスキー休暇に上級で申し込んだ時点でヘルシンキもタンペレも満席。ということでトゥルクに決定。
初級、中級は地元でもあったのですが、上級は開催箇所が都市部に限られているので考えておいでの方はご注意を。

3月に受験票、場所、時間指定などが郵送されてきました。

なに〜!7:30テスト開始とな!しかも「遅れたら受験できません。ちゃんと来てね」と書かれている。
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しかも4~6時間かかると書いてある。
個人面接時間によっていつ終わるか分からないってことですね。
当日朝の高速バスが5時発、7時過ぎにトゥルクバスターミナル到着、会場の専門学校へはバス乗り換えて25分。
間に合わない(汗)そしてバスなんて遅延だってあり得ます。
というわけで前泊決定。
ホテル予約してさらに余分な80€出費決定。うう~む。意味があるんだろうか。

ちなみにフィンランド語上級の試験料は130ユーロちょっとでした。
そろそろ受験して一ヶ月たちますが、まだ請求書は来てません。でもこういうことはきっちりしてますからね、もうすぐポストに入ってることでしょう。
前も衛生管理者の試験を受けた時は受験料請求はずっと後に来ましたしね。

そもそも今回の受験の理由は力試し。いや自己満足?

誰にも受けろと言われてないですし、もし受かっても給料が上がるなんてことありません。
中級の試験は、合格すると特定の職業で有利になったり国籍申請にも必須らしいので、おそらく上級もうそういう場合に使えるかもしれませんが今のところ私は日本国籍保持のままで(在住許可あり)不自由ないかな、、国政選挙に参加できないだけで。

というわけで夫はこのアクション自体を「時間とお金の無駄遣い」呼ばわり。
子ども達に問題集を見せてみると、上の子の国語の教科書に出てくるような文法部分も結構ありました。子どもたち、「おお~」(特にこのリアクションに意味は無いらしい)
目的格、時制、比較級、、、

図書館で借りた問題集は全部中級向けでした。ですがこういうのは基礎も大事だと思ったので数回だけ時間を取れた時にやってみましたよ。8割ちょっとぐらいのできでしたかね、、、つまり10問中2問は中級のも間違えてる!問題は上級なのに大丈夫か?
本当は週3回ぐらい取り組みたかったけどやっぱり忙しくてダメでした。(言い訳)

さて前日。
格安バスで夜7時半にちょとしたもめ事の後出発。(忙しい時期で金曜は息子たち二人ともスポーツ送迎があるんで)
二時間かけてトゥルクに到着。
折しも金曜夜10時。
フィンランド人が浮かれて飲んでる時間帯です。
携帯電話で5.9€ほどの24時間有効チケットを買ってバスに。翌日帰るまで使えそうで便利。
まずは市場の駅まで行って降りる。
ポリと違ってひろーい市場の周りにぐるっとバス停が分散。
田舎者にはどれに乗るのかわからん!
ヘルシンキはわかるけど・・・Turkuは久しぶり。二年ぶりか?しかも前回は家族で車で行ったしなぁ。

運転手さん(外国人も増えましたね)に聞きながら7分ぐらい無駄にしてやっと広い市場周辺半分以上歩いて発見。酔っ払いも多かったんですけど絡まれずに済んでほっ。
こればかりは運ですし。
歩いてる時はさっさと歩み去って相手にしなければOKですがバス停はねぇ、じっとしてないといけないし。

さて乗車して7駅で港のターミナルに。ここのホテルがお手頃だったのでした。フェリー乗り場のすぐそば。
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Twitterつながりの辞書を作っておいでの方はここから乗船されてるんだなぁと思いつつ。(船は既に洋上なので見えませんが)

ホテルは感じのいい二階建て。
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バスを乗り過ごしたりして到着で23時近く。
空腹なのでバーでサンドイッチとジュースを買って部屋に持ち帰り(なんかわびしい)。

そして気が小さいので以前カトさんもブログに書かれていたネットの問題集で該当レベルを再度色々解いてみる。
ネットの問題だとリスニングがあるのでやってみるが、聞き返すことは当然できないので厳しいかも、、
結局5:30起床なのに0:30までギリギリの復習をするところは若い時から変わってません。

でも広々としたベッドにねっころがって好きな時間に寝るのはうれしかったかも・・・

いつもはもう寝ろ、夜更かししたら明日がつらいからと至極ごもっともなことを促される40代。)

翌朝目覚めてイケメンの受付のお兄さんにチェックアウトを頼み、朝5時45分からビュッフェの朝ごはんを詰め込む。早すぎてそんなにおなかすいてないのですが、、ベーコンエッグなんて入らないよ~。
でも何か食べなくては!と4時間以上続く試験と思いこんでいたので、餓死したら困るという強迫観念でヨーグルトやら食べる。

食が私の考えの中心を占めていますが、何か?

あとおなかにしっかりたまるオートミール(押し麦のおかゆ)も食べて、小さなサンドイッチを二つ作って一つはペーパーナプキンに包んで持っていくことに。
コーヒーのおかげで目が覚める!

ちなみに、おやつも持参。よく考えた結果こういうものを。
って大したことありませんが。
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合間にさっと食べられるもの。常温保存OKなジュースとか、王道バナナ(2本!)とかこれもおなかの持ちがいいナッツとか。

トップの画像の鉛筆、消しゴム、鉛筆削りも持参。手書きですからね!
ここ何年も手書きでなんてあまり出してないなぁ。
仕事もPCばかりだし(通訳中のメモはピットマン速記状態だし←一週間後見ると本人も判読不能)

全部子供たちの使って短くなったりしたお古・・・いろんな方に頂いた鉛筆も思い出深いものが。日本の祖父母からの世界の国旗シリーズや、友人一家が英国に研究者としていたときのケンブリッジ大の紋章がはいった超かっこいいやつや、日本の友人からの戦闘系キャラクターものや。ムーミンのもあったな、、消しゴムも何年も前に頂いて、子どもたちが男がムーミンなんて使えるか!と家に余ってたやつ。

誰も聞いてませんが、キャップは百円ショップから、そしてペンケースは無印です。
文具は日本かドイツですね!


さて、事前にTurkuのバス時刻をチェックし、7:15に学校につくためにはスケジュールにも7時過ぎにマーケットを出るバスが最終と書いてあったので念のためその一本前の6:49のに乗る。
どうも受験生っぽい外国人の風体の数人が。私よりずっと若いな、、20代っぽいぞ。
(「この人たちも同じテストか!」と勝手なライバル意識と連帯感入り混じった微妙な感触を抱く私)

そして7:05ごろ閑散とした学校前に到着する5人。

正面入り口前に集まる。誰も来ない。鍵がかかっている。
駐車場には早朝の魚釣りクラブの面々が楽し気に網を片付けながら磯の香りを漂わせつつ今日の漁の話をしている・・・
なんか釣れましたか~・・・

寒い・・・温度は3度。

7:10に誰か中から出てきそう・・?
でも違った。ドアを開けもせず張り紙を内側に張って私たちに身振りで駐車場側の入り口に行けと。

とぼとぼ移動する私たち。
お互いを意識しつつも、話しかけられずにいる状態といえばいいでしょうか。

そして建物横の入り口に到着。
目顔で私がやるよ、とドアの取っ手に手をかける。
施錠されておりますがな!

顔を見合わせて肩をすくめる私たち。

黒人の人とは初めて口を聞いたけれど、まだそこまでお上手ではない、ということは来て間もない人もいるわけで、中級もここであるのだな、と推察。

もう二人は裏口の方に歩き始めた。あちらが開いているか確かめる様子。
全部閉まってる!
もう7時10分ですよ?

7時12分、中年女性が自転車でさっそうとやってきて横の入り口のそばにつける。
思わず、「一緒に入っていいですか?」と叫ぶ。
何やらごにょごにょおっしゃるが聞こえず、いったん入ってしまうが、そのあとドアを開けてくれる。
やっと屋内に入れるよ~温かいよ、ああ文明よ、暖房設備よ、ブラボー!

駐車場の魚釣りのおじさんおばさんたちもこの人たち何してるの?入れてもらえないの?といういぶかしげな同情のまなざしだったし、、

ほっとして皆で声を掛け合って中に。

先ほどの女性と若い女性が受付の模様。
運転免許は身分証明として機能しないので、パスポートかEUのIDカード持ってきてねと書いてあったので私はパスポートを。
8年前の日本でストレートパーマあてたばかりの写真なので女史、見比べること20秒(あくまで体感です)。眼鏡を取ったら納得してくれました。
話し声からロシア系らしい二人組、ほかの人の受験票覗き込もうとしてスタッフに「それは見ちゃだめですよ」とたしなめられる。
お国柄がでるわぁ。

この頃から他にもちらほら受験者が中に入ってくる。時間すでに7時20分なんですけど?
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「受付が終わった人から廊下あたりで待っていてください。筆記、リスニング(視聴覚室)、と入れ替え制で実施しますから」
ということらしい。
上級受験者は15名ほど。

試験官らしきスタッフが数名忙しそうに歩き回っている。

ここで私は持参のコーヒー(自宅の魔法瓶をボストンバッグに入れてホテルのコーヒー詰めてきたのだ!)とホテルの小さなサンドイッチを食べて、持ってきた積ん読の新聞を読む。
時事問題も出るかもしれないもんね・・・総選挙一週間前だったので、選挙ネタの記事だった気がする。でもあまり記憶に残ってません。

スタッフが面接の部屋の説明をし始める。あと廊下に時間割が貼ってあるから、と。
面接は遠方の人からやります、すぐ帰れるようにね、と。
私は自分が遠い方だと思っていたのですが、どうやらヘルシンキやトゥースラ、ヒュヴィンカー在住の受験者もトゥルクまで来た模様。
みんなヘルシンキが埋まっちゃってここに来たのね・・・
全然知らない人たちばかりだけど頑張ろうね、と勝手にエールを送る。誰か私にも送ってくれるといいなと思いつつ。

待っている間にも続々と人が。
ムスリム系であろう女性たち、タイ人の女性たち、トルコ人、または中東出身らしき男性陣、様々な外国人の同朋がやってくる。(なんとなく一目で外国人と分かる人たちに親近感を抱く私。最近フィンランド人とばかりやりとりしてたからなぁ。すでに友達である移民仲間のことは改めて国籍はそう考えないし)

だんだん同じ部屋に行くらしき人たちで部屋の入り口をちらちら見ながら固まり始める。
ちなみにですね、時刻は8時20分ですよ。

なんだ~~ゆっくり来て大丈夫だったんじゃないかなぁ。
ホテル宿泊もしなくてよかったんじゃないの?(じわじわ腹が立つ)遠方組で泊まり荷物持ってる人なんていないし。

ロシア系数名、ギリシャ人、ドイツかオーストリアの女性(おされだった)、イタリア人ぽい男性、でぶいスウェーデン人男性、といった面々で入室。
ロシア人おばちゃんたちうるさい。14年前に職安の語学コース3か月受けた時もロシア語系の人たちすごかったもんなぁ。
テスト中にお互い回答を教えあう助け合い精神。
そして権力には徹底してこびへつらう。休み時間にどんなに先生や学校に文句を言っていても面と向かうとスマイル、あんたさっきすごいこと言ってたじゃん…という人がもうがらっと変わる。
弾圧を受けてきた人たちには骨の髄まで体制に逆らわないという事が染み付いているんだなぁとしみじみ感心したもんだった。

というわけで誰も監視していないと気、つまり休憩中の私語はすごくうるさいいや、かしましい。「ニェット、ニェット!」とかにゃにゅにょ系の語尾が飛び交う。ボリュームも大きい。
アジア人は大体大人しい。中華系の人たちはグループになるとにぎやか。そして日本人もそうだと思う。(フィンランドでそこまで人数集まることないかもしれないけど)

だんだんおしゃべりのボリュームが大きくなってきたところで男性のいかにも中高年フィンランド人といった中肉中背で眼鏡をかけた試験官が出てきて一名ずつ名前を読み上げると入室。
上の方でどこの国の人、と書いたのはこの名前と外見で判断してます。


まずはリスニング・スピーキングから開始でした。
一番難易度が高い部分とも言えます。

これは、カトさんのブログでも読んで知ったのだが、ヘッドフォンから聞こえる会話に対して選択式回答を選ぶパート1と、スピーキングで何がしかお題を与えられてそれについて話せというパート2に分かれている。
このリスニング&スピーキングで1時間。

まずは機器が正しく機能するかサウンド・チェック!?
聞こえました。

そして9時近くになって開始。(まだもっと遅く来ても良かったんじゃん、と悔しい)
まずは回答の選択肢にざっと目を通す。

いきなり母と娘の会話で就職難について語られる。
最近仕事が得られないとか、学位を得てもどうとか、、母親が住居補助の話を聞いたりする。それに対して娘がまた答える。
この短いスキットについて3-4問答えを覚えておいて正しいやつを選ぶ。
もう一回繰り返される。

次の問題はSAKの労働者の権利についての宣言を取り上げた学者の論説について。
SAKの主張としては労働者の勤務時間は年間ウン時間であるべきなのかどうか、そして非正規雇用者についての労働時間、そして契約内容の不利などガンガン喋る。

ここでたぶん1問は確実に間違えた気がする・・・ひょっとすると2問。これがリスニングで一番厳しかった。興味が持てない組合員のトピックというか、、、うんざりするというか、、いや大事なことですが。

三番目の問題、フィンランド人のサマーコテージについて。こう書くと簡単そうだけど一筋縄でいかなかった、、ここで1問落とした気がする。
日本と同じようなひっかけ問題多し。同じキーワードを入れておいて内容は逆とかね。

という風に4問ぐらいあって(最後もう一か月経ったんで忘れました)そのままスピーキングに移行。

ボタンも何も押さずに、問題のあとにひたすらヘッドフォンについたマイクにしゃべる。
試験を受けてる人たちが同時にうわ~っと喋るというのはカトさんのブログで教わったけど、本当にみんな唾を飛ばさん勢いで喋りまくる。
隣が中東系のどすの利いた声の男性で、まず一問目はジャブといったところか、「10年後の自分の夢について1分間語りなさい」というもの。
まずは覚えがきで何をしゃべるかさらっと書く、そしてスタート!
開始と同時に「Minun unelmani kymmenen vuoden päästä...」と同じような構造で皆さん話し始めて部屋のなかでわ~っと反響して面白かったけどそんなこと考えてる暇はない!
私もしゃべらなくては、と実につまらないけど思い描く憧れの10年後を話した。
子どもたちも元気で成人して願わくば好きな分野で勉強だか独立してて、私たちは夫婦で健康で旅行だとかやっと趣味に打ち込む時間ができているはずで今積ん読になっている本たちを片っ端から読んだりセントバーナードを飼ったり(かなり実現不可能だが言う分には自由なんだし)翻訳してみたい本のタイトルを羅列したり。
やめてください、と言われてもまだ隣の人余韻なのか喋って彼の最後の言葉がこだまする・・・


次のテーマ「職場で同僚があなたの悪口を言っていたとほかの人から聞きました。内容などは創作し、その同僚に対し言いたいことを話してください」 
たぶん大体の人が同じような話の作り方になるんじゃなかろうか。
私は
「ハンナから聞いたけど、私の仕事のやり方について気に入らないことがあるそうじゃない。もしそういう事があるなら、他の場所でコーヒーブレイクに私がいないのに話すんじゃなくて、私のブースに来て言ってくれた方がずっとよかった。私がこれを第三者から聞いてどういう気持ちになったか考えてみてよ(ちょっと押しつけがましいな、、、と思いつつ)。今後はできたらそういうやり方はしないでほしい」
といった調子で話しました。
後から芝居っ気を思い出してもっとドラマチックなケースを考えれば良かった!と地団太踏みましたが、後の祭りとはこのことですな。

例えばぶさいくな上司(妻プラス子3人)とシリアラインの社員旅行で一夜限りの不倫をしたという噂を立てられて彼氏にもその話が伝わって婚約もだめになったのですっごく恨んでるとか。いやダメか、こういうネタは。


三番目のテーマは「あなたは自分一人で移動していて、交通事故を目撃しました。どんな事故か、状況などは創作して112番に通報してください」というのを一分で話す、というものでした。
実際に聞いた話などをパズルみたいにつなげて知人の住んでいた近所の住所を使って救急車を呼ぶ手配と、どんな事故だったか(自転車の人が、駐車していた車のドアがあいてそこに直撃とか)を説明して息はあるが頭を打っているかもしれないこと、骨折があるかもしれないなど話してここで待っているので来てください、といって終わったらまだ10秒余ってしまった。この場合の沈黙が非常に気まずい。もう話は終わってしまったし・・・空白の10秒の録音が終わって、試験官がマークシート用紙を配る。(え?今から?)
そしてリスニング部分の20~30の番号が付いた選択問題の解答を書き写すように言われる。

ちなみに、筆記用具はシャープペンシルが置いてありました。
のでそれも使わせてもらったり。

もう一問あったような気がしますが、これはもう忘却の彼方です。
直後に記録を書いておけばよかった。

終わって、みなヨロヨロと退室。難しかった~とロシア人おばちゃん試験官へ感想を述べる。
皆も頷く。試験官の男性「リスニングはいつも難しい部分だよね~」と優しく受け答え。

ほかの人たちにとってもリスニング部分は簡単ではなかった様子がうかがえて図らずもホッとするところは昔から変わってないな・・・
10分休憩で別の教室で読解試験へ。

その2に続きます。

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by wa-connection | 2015-05-11 05:39 | finland in general