フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

Fiskars村のごはんとお酒の店 北むら

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一か月前に手工芸の村、フィスカルス村を訪れたときのことをやっと書きます。(遅いぞ!)

ここは以前も訪れているのですが、今回の目的はなんといってもわれらがスロッテ紗里(さり)さん率いる夏季限定レストラン。5~8月の間だけオープンしているのです。
北むらのサイトはこちら 
http://ravintolakitamura.wix.com/index

昨年のパライネンにあったレストランについてはこちらをご参照ください。

彼女はヘルシンキではすでに伝説となってしまったレストラン歌舞伎でも数年働き、お料理学校Perhoを卒業し、今はなきミシュラン・レストラン、ポストレスでも研修をし、スタートは10代の料理学校の人たちより遅いけれど日本でのWebデザイナーとしての仕事も社会人経験も今の彼女全体の懐の深さと魅力となっていると私たちは思います。そして実力もどんどん身についてきていて、でもまだ完成していない、これからのポテンシャルもとてもとても感じられる楽しみな人材です。周りの人たちもそれをちゃんと見ていて、色々な人が彼女にチャンスを提供していることからもそう思うのは私たちだけではないのだと分かります。
そんな彼女を心から応援しています。

おととし、京都の菊乃井で一年近い研修をして、そしてパライネンでの半年以上の経験の後、また修行に京都と東京に3か月行っていた彼女。
今回は一人ではなく、力強い助っ人たちから成るチームで、更にきめ細やかなお食事とサービスを供して頂きました。
この体験は絶対忘れません。

まずはフィスカルス村に到着。
昔、鉄工所があったところなので、こうしたところは動力を得るための水車が不可欠。
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水辺大好きな私にはたまりません。
ちなみにマイレア邸があるノールマルックもこんな雰囲気なんですよ。
絵になる風景があちこちに。

小さな専門店がいくつも立ち並んでいて昔の建物がリノベーションされてギャラリーになっていたりして泊りがけでもゆったり楽しめる場所です。
(ジョギングしても勾配があって楽しいや、走り甲斐がありそうだなと思う。)

夕方6時に予約を入れていたので、そのころにお店へ。
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このデザインもさりさん自身の手によるもの。和紙のような色合いが素敵。
お店の名前は彼女の旧姓から。
看板も風景に馴染んでいます。
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旦那さんのセバスチャンが迎えてくれました。

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そして、入り口でKajaani(カヤーニ)在住のニーラネン久富真由実さんの絵も出迎えてくれました。
真由実さんの絵に会うのは、おととしユバスキュラに仕事にかこつけて展覧会に行って以来です。
更にパワーがあって人物(新聞などの人物写真をベースに色を重ねていると記憶していますが)、そして彼女独特の画法の絵が語り掛けてくるよう。どうしたらこんな作品ができるのでしょう。。。

さて、子供たちはこれまでも何度もさりちゃんの料理を味わっているのでもう、「さりちゃん=うまいもん食べられる」と図式が出来上がっていてさながら「パブロフの犬」。
すみません、私も大して変わらないです、高まる期待。

そこに、一人でふらっと入ってこられたのは建築家・木工家の山田吉雅さん(彼のサイトはこちらhttp://uuppuu.com/)
日本語での【Youは何しに北欧へ?】インタビューサイトもありますのでぜひどうぞ。

一年前、そして新年会、とすれ違いながら紹介して頂いたことがあったので”私は”覚えていましたよ!(笑)サッカーの試合後で、お疲れのところ、ずっと食事中話し相手として付き合ってくださり、話題が豊富で私たちとても楽しませていただきました。
Yoshiさんはビルナスという隣の村でアトリエを持っておいでです。ビルナスも素敵なところなようで、いつかきっとビルナスとYoshiさんたちのアトリエに絶対行きたいと思っています。

まずは飲み物で、夫は帰り運転しないので日本酒を。
おちょこを選ばせてくれるんですねぇ!
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私は地ビールを。

今回お任せコースをお願いしました。(好きにやっていいから!と無謀なことを)
そしたらそれぞれの一品にさりさんの魂のかけらが入ったお料理の数々が。

一品目:
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焼きなすのジュレ、しょうがの風味が乙。
フィンランドのなすでこんなに美味しいものができるんだとジュレ一滴も残さず完食。
涼しげな器も美しいです。

二品目:
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お寿司盛り合わせ
去年よりも確実に上手になってますよ!
あの時、すし職人じゃないのにと悩んで悩んでお寿司を握っていたけれど、そこは飛び越えたのではないでしょうか。
私なんて美味しく胃袋に納めるだけでこんなこと書く資格はありませんけれども。

三品目:
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フィンランドのはしりの青豆仕立てのスープに、燻製のSiika(ホワイトフィッシュ)とその下に新じゃが一切れが美しく載ったもの。もう色合いの美しさから感動してしまいました。
そして青豆の汁物の美味しいこと!ポリのBuccoで一緒に食べたランチのスープからひょっとしてヒントを得たんだったかな?
新じゃがを使うのも素敵なアイディアでした。どれもこの地で手に入る旬のものをしっかり和食に仕立てていて素晴らしいです。

四品目:
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フィンランドの鴨のロース辛子添え
見ただけでもジューシーさが伝わってきます。
きゅうり、にんじん、赤玉ねぎ、白髪ねぎも包んで食べると絶妙のバランス。
舌の上でじゅわっとひろがる肉汁、最高でした。肉大好きの次男、もう喋らず「ん!ん!」と食べていました。

五品目:
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口直しに酢の物。
ウナギのかば焼きが入っているところがもう涙が出そうでした。
これこれ、こういうの、絶対に日本人以外のシェフだと出してこないと思うのです。そして故郷を離れて長い日本人が恋しいのも意外とメインの一品ではなくこういうところでほろっと来るんではないでしょうか。

六品目:
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天ぷら!
もう言葉は無粋です。幸せ。

七品目:
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締めの一品。
一年前、パライネンで牛丼を頂いた器がこんどは京都ならではという鶏卵うどんと一緒に出されました。
しょうがたっぷりでとっても温まりました。(少し肌寒い日だったので。こういう気遣いも泣かせます。)

実は私、鶏卵うどん、初めて頂きましたが、とろみがついていてあったまって、とても気に入りました。
小口切りのネギが美しい・・・卵の溶き具合もとっても綺麗。

最後に、食わいでか!
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デザートはほうじ茶のブラマンジェ黒みつがけにきなこまで。
見た目も美しく、しつこくなく舌の上でやさしくとろけるこの感じ。
もう一杯食べたかったくらい美味しかったです。

それに黒ごまクッキーも出してくれました。
長男、美味しいもの全部大好きでこれまで全部残さず食べていますが、最後のこれも器をなめんばかりにかちゃかちゃ言わせてひたすら食べてました。
その後私たちが残さないか(おこぼれ狙い)見張ってました。

そして合間に出された熱いお茶もじんわり沁みる美味しさでした。
最初から最後までどれもよく考えられていて、心遣いを感じる素晴らしい味とバランスでした。
さりちゃんチーム、有難うございました。

家族ともども、本当に目と舌と胃袋、全細胞で楽しませてもらいました。
忙しい中ちょこちょこ様子を見に出てきてくれて、悪いなと思いつつ嬉しかったです。

あと一か月強、予約もいっぱいで大変だと思いますが、どうか一丸となって乗り切ってください。
できたらもう一度この夏に行きたい気持ちでいっぱいです。

ではまた会う日まで!
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by wa-connection | 2015-07-12 05:52 | finland in general