フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

マナー・ハウスでサロン・コンサート

先日は、この地方のマナー・ハウスで開催されたサロン・コンサートにドイツ人の友達と行って来ました。
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15ユーロで、若手音楽家を支援しようというのが目的みたいですね。コンクールに行くのにもお金かかりますもんね、海外だと。
ご近所に住んでいる、バイオリンとピアノの才能あふれる姉妹も、両親と出演。母上Andrea(ハンガリー人)はHuittinenの音楽学校でピアノを教えています。
この学校からは、クラシックだけでなく、ジャズサックスでフィンランドでも最も有名な、Jukka Perkoも巣立っています。
父上Titel(ルーマニア人)は、PoriSinfonietta楽団のヴァイオリンでファーストを担当。ポリでは有名人です。

15時~2時間で、

曲目と演奏は、

1.Eeva Vaahtoranta, selloチェロ
J.S.Bach:C-duuri sellosarjasta Allemande & Sarabande
彼女は恐らく10代、97年からチェロを始めて、オケと一緒にやったり、ソロでも色々な所に演奏しにいくとか。夏に聞いたRaumaFestivoの時のプロの人たちのほうがやっぱり上手ですが、これからうまくなるんだろうな。c-duuriは ト長調。
未だに覚えられません。日本語でイロハなんて使うからだ。

2.Miikka Vähä-Haka, tenori
Antonio Caldara;                   Sebben
Yrjö Kilpinen, sanat(歌詞) Eino Leino   Illalla

Säestys(伴奏) Andrea Kocsis

ポリ男声合唱団にも所属する若い男性(独立記念日のコンサートでも見たことがあります)で、テノール。現在パルムグレン音楽院で声楽勉強中らしい。

まあまぁかな、、合唱の方が良かったです。エイノ・レイノはフィンランドを代表する作家・詩人で、ダンテの神曲を訳したり色々していたようです。私はまだ一冊も読んでません!(白状)

3. Pauliina Rahiala, viuluヴァイオリン
J.S.Bach: Soolopartiitasta viululle d-molli
ソロ・パルティータからヴァイオリンのために ニ短調。

上手でしたが、さりげなさ過ぎて、アクの強い人たちの中では記憶に残らないかもしれないです、というか私の頭の容量が小さいだけかも。

4. Tuukka Vähätalo, piano

Claude Debussy: Preludi no.8, Pellavatukkainen tyttö
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女

Sergei Prokofiev: Oopperasta "Rakakus kolmeen appelsiiniin"

Franz Liszt: Liebestraum リスト:愛の夢

彼は20歳のトゥルクで法律と音楽を両立させて勉強しているらしいんですが、まだ若いよ!
もっと経験積んでからリストの曲は弾いたほうがいいかもしれないよ~と30代の私は思いました。いぇ、私もまだまだ未熟ですが、聞く分にはうるさいんですね。
亜麻色の髪の乙女も有名ですよね。全音ピアノピースでも乗ってるし、、、
100年経っているというフリューゲル(グランドピアノの事をフィンランドではこういう人が多いです。ドイツ語から来たんでしょう)が壊れるかも、と演奏前にホストに聞いていましたが、内戦でひどい扱いも受けたこのピアノはしっかり受け止めてました。

うーん、ピアノは良いですねぇ。

5. Karoliina ja Antti Virta, 2-rivinen ja mandoliini
Kansanmusiikkia: Fannin ja Villen Tyyskä
Kuortaneen polkka, 2-rivinen
Hevospolkka, 2-rivinen
Tukholman polkka, 5-rivinen

2-rivinenとかいうのは、アコーディオンですが、日本で一般的に知られているピアノのような鍵盤が着いたものではなくて、ボタンが2列ついたもの、そして大型の方は5列丸いボタンが並んでいるものです。
カロリーナは14歳にも拘らず、数々の賞を受賞しているとても上手な弾き手でした。
私はあまりアコーディオン関係の曲でジーンと来ないんですけどね、でもすごくうまかったです。期待していなかっただけに一番驚かされたかな。幾つもポルカを弾いてくれて、結婚式のようすが目に浮かびました。フィンランドでは、アコーディオンは結婚式でもかなり登場率が高いですから。


<ここでケーキやコーヒーで休憩>


後半
1.Tuuli Lehtonen,piano
Cornelius Gurlitt: Pieni tanssi

2.Pekka Salmi, bassobaritoni
Fransesco Sartori: Con te partiro
P.Hietanen & T.Weslin, sanat Eino Leino; Elegia
Säestys:Erkki Hakkiluoto

いやー私はですね、彼の声に惚れました。深くて、海のようで、どこまでも広がる懐の広さといいますか。円熟味です。長生きして技を極めている人ってすごいなぁ。彼はポリのオペラでまだ歌ったりしているそうですが、半分引退してるとか。勿体無い!
ドイツ人の友達は一曲目も喜んでいましたが(ボッチェリがオケと歌った曲よね、とすぐ分かっててすごいなぁと横から感心しました)、二曲目、フィンランド語で言葉は分からなかっただろうに、二曲目のほうに感動していました。すごくいい曲だねー、と。
写真の左に写っている人がペッカさんです。コン・テ・パルティーロはYouTubeでここから聞くことが出来ます。ペッカさんの方が低音で素敵でしたよん♪

夫もこんな低くて素敵な声なら、喧嘩なんてせずになんでもハイハイ言う事聞いちゃうのになぁ。

3.Matti Jokinen,baritone
Aleksis Kivi /Juhani Pohjamies: Kerranpa kesällä
Säestys:Erkki Hakkiluoto

マナーハウスのホスト自ら歌います。。。彼は、そろそろ80歳。申し訳ないけど、なくても良かったかな、、と思いました。風邪気味だったみたいだし、声もかれ気味でした。それでなくても黙っていられないみたいで、一人演奏者が代わるたびに出てきて、注釈を加えてました。性格なんでしょう。
アレクシス・キヴィの詩は言葉がきれいで、読んでみたいな、と思いました。でも読まないんだろうな。。。「7人の兄弟」の絵本バージョンでさえまだ途中でほっぽりだしてるのに。

4.Adriana Iacovache-Pana
H.Vieuxtemps: Viulukonsertto nro.5 a-molli I osa Allegro non troppo

16歳、すばらしい!この年で、高音部のパッセージをこんなに早く、しかも耳に優しく響いてうっとりしてしまいました。立ち姿もきれいでしたよ。
チェコのVysoke Myto音楽祭や、スロヴェニアのFestival Bled音楽祭などでもソロで演奏しているそうです。頑張れ~!

5.Laura Iacovache-Pana
Beethoven: 32 Variationen c-molli WoO 80.

ヴァイオリンの彼女のお姉さん。シベリウス・アカデミーピアノ科に毎週通ってるそうです。大変だね、、、
32ものヴァリエーションをすごい集中力で弾いていました。コンサート前には手袋をして手を温めてました。途中で張り詰めた気が切れそうな所も有ったりして、私もふっと周りを見回したりしましたけど、良くこんな長いのを覚えたね、と、またまた感動。去年、アメリカの若手コンクールで1位なしの2位だったそうで、頷けました。

Titel Pana
曲名が分かりません、、でもとっても軽く、楽しそうに、素敵な演奏をしてくれました。今度PoriSinfoniettaのコンサートに行くぞ、と誓った私です。
  以前行ったときは、全然知らないシンフォニーが演奏されていて、思わず夫と寝てしまいそうになったんでした。。(更に白状すると)

  修行が足りませんな。理解と知識もね!


このお父さんは、ご近所では、車の運転が荒いので有名・・・彼はちょっと前に手を怪我したとかで弾かないはずだったんですが、無知な私は、「今日聞けなくて残念ですよ」といったら、じゃ、時間もらえたらやってみようか、と、最後に一曲披露してくれたのでした。申し訳なかったけど、言ってよかったと思ってしまいました。
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by wa-connection | 2007-10-25 04:31 | life in Pori