フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

カテゴリ:finland in general( 91 )

現在ライブ放送中のYLE 政党報道番組。現野党中央党党首ユハ・シピラが出演しています。一時支持率トップにまで上がったのですが、現在また国民連合党が追い付いています。

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@YLE TV1 (tietokoneen ruudun kuvakaappaus)

先日はSDP党代表交替劇について書きました。
現SDP党代表が退けられるのは、社会民主党では実に数十年ぶり。
つまりこれまでは代表戦があっても、その時の代表が大体勝ち、辞める時は選挙に負けたりなどして、自ら退任を決めると言う事が殆どだったわけです。

さてちょっと分析を。
今回の社会民主党が犯した間違いは大きく二つあります。
一つは、この党代表選がEU議員選挙の一か月前に行われるのにも関わらず、そのチャンスを利用しなかったこと。
党代表選挙では党の指針や今後の方向性が表に出ますし、現内閣の二大政党のうちの一党であるSDPは国民にとっても今後の制作を左右する大きな関心事のはずです。
しかし、メディアで候補者二人が意見を戦わせたのはたった二回。あとは党内で「内輪」での議論がケンケンガクガク交わされただけにとどまりました。大多数の国民からはスルーされてしまったわけです。
二つ目は、候補者が二名しかいなかったこと。以前は4名ほど出馬したりして、なかなか活気があったものですが、二名だったので、党内がユッタ派、アンッティ派と二分されて対立してしまいました。
また党大会でも中年以降の男性多数のいわばちょっと古臭い政党体質が浮き彫りに。

対照的なのがもう一つの与党である国民連合党(KOK)では首相が党のイベントで復活祭前に辞任を表明してから、3名の候補が出そろいました。
彼らがうまくやっているなと思う点はSDPと逆にメディアを非常にうまく利用しているところ。
バランスよく男女両方を据えています。
私が思うに、パウラ・リシッコ(大臣職も歴任しているベテラン保守派)は自分でも恐らく当選するとは思っていないけれども、党のために立候補を要請され、それを受けたというところではないでしょうか。
あとの二名(産業大臣ヤン・ヴァパーヴオリと通商大臣アレクサンデル・ストゥッブ)は本気でやっていますね。
ただし対立を表に出すようなことはせず、候補者3名それぞれが相手を褒め合うという方針。
彼はこういうところがすごい、いいと思う、だけど負けないよ、みたいな感じです。また、誰が選ばれても党の方向性は変わりません。というわけであくまで候補者の人物評価選挙(henkilövaali)といわれています。
対外的にもまとまりがあるところをアピールしていますね。

またちゃっかり6月のEU選挙も見据えています。
党代表に立候補しているアレクサンデル・ストゥッブは、この前に既に大好きなEU議員にも立候補していました。
彼は実はEU議員になったあとに、同じ党の(死ぬまできっと)女好きなイルッカ・カネルヴァの女性スキャンダル(あやしいテキストメッセージを数多く送り付けたかどで)による辞任で議員から外務大臣に大抜擢。生き生きと仕事をしていました。その後政権が代わり虹色連立政権へ。外務大臣はSDPの“またかよタルヤ元大統領の元カレ”エルッキ・トゥオミオヤが就任してしまったので通商大臣に甘んじていました。でもまたEUの仕事もやろうと思っていたんでしょう。更には議員職を足掛かりにコミッショナーのポストも狙おうとしていたといわれています。そこにユルキ・カタイネン代表が僕もそれやりたいんだよね~、と表明。
じゃ、首相もねらうか(国民連合党の代表が前回2011年の選挙でトップだったので6月に選ばれる党代表が順当に首相であろうと)、と立候補した模様。フィンランドは人口も人材も少なく、同じ人物があれこれ兼任しているのはよくあることなので、これも割とすんなり受け入れられています。
6月半ばに国民連合党の党大会がラハティ(スキージャンプ大会などで名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね)で開かれます。党大会というのは各政党が毎回違う場所で開催しますが、やはりそれなりに大規模な会議が開けるコングレス・センター+ホテルのキャパシティがある自治体が選ばれるようです。ロヴァニエミだったり、タンペレだったり、トゥルクだったり・・・色々ですね。国民連合党は今週末出席者申込み締切で千名程度を予定としているようですよ。
ん?SDPの二倍だな・・・

もしEU議員に当選後にアレクサンデル・ストゥッブが党代表に選ばれれば、同じ政党の次点の候補者が繰り上がります。
国民連合党は現在3名の議員がいて、4隻目獲得を目指しています。

ちなみに、EU選挙事前投票は昨日(5/15)から始まりました。
大型スーパーや図書館といった人が集まりやすい所に投票所が数か所設けられており、どこに行っても投票可能です。国政選挙と同じ位置づけなので、日本国籍を保持している私は参政権はありません。(地方選挙は外国籍でも成人で、二年以上その自治体に居住していれば投票・更に立候補できる)
というわけで部外者として楽しんでおります。
事前投票も前回の同時期に比べ千人ほど少ないようですね。(木曜に投票したのは11000人弱だそう)


あと一年で議会選挙があります。EU選挙を皮切りに来年の選挙をにらんでどこの政党も夏以降動きが活発化することでしょう。なんで夏以降かって?

もうすぐ政治家たちも夏休みだ・か・ら!

みなさん今もうだれだれでしょうな。夏至祭以降~7月末までは更にフィンランドでは何にも動きません。

ちなみに上の写真の番組、今日はホッケー世界選手権フィンランド対スイス戦の真っ最中。
誰かこの番組見てるんだろうか・・・・(私は同時観戦でございます。今日はスイスなのでまだ安心して見られる・・・)

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by wa-connection | 2014-05-17 03:07 | finland in general
5/13 追記
結論:おやじばっかりの集団がおやじを選んだってことですかね。(失礼)
500名の参加者党員のうち男性340名ですよ。
若い世代(20~30代)の都市部で働く女性のSDP支持者はこれで離れていくということですが、SDPは昔ながらのTUPO(ベースアップ交渉みたいなもんです)交渉でテーブルをバーンと叩いてやるようなイメージに逆戻りでしょうか。 首相のユルキ・カタイネンは「(迷ってないで)アンッティが財務相やりなよ」とその翌日コメント。野党はこの党代表交替の夜にパフォーマンス開始、いわく「いや、こりゃ首相も財務相も変わるなんて内閣も任期全うする前に倒れるね」(真のフィンランド人代表のポピュリストティモ・ソイニ)などなど。

Antti Rinne氏は、奥さんの方が兵役での階級も上で、彼女の方がMensaテストの成績も良く、家庭では奥さんが強いそうですが、政治では「皆で決めよう」といいつつ”皆”には自分しか入っていないという結構自分が決めたことを押し通すタイプのようです。さ、お手並み拝見と参りましょう。

5/9追記:
非常に接戦でしたが、アンッティ・リンネが党代表に決定です。たった14票差です。
ユッタ・ウルピライネンは243票、アンッティ・リンネが257票でしたが、あと7票あれば再投票でしたね、追い込みが間に合わなかったようです。
―――
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©YLE AREENA

ライブ映像 (5月9日フィンランド時間13時まで。日本時間19時ごろまで)


北部に近い西海岸沿いの町、セイナヨキは現在フィンランド内政の点から大きな注目を浴びています。
別の言い方をすれば財務大臣が変わるかどうかの瀬戸際ですよ!
社会民主党SDPの党代表選が党大会で今にも投票開始、というところです。
YLE国営放送でライブ放送までやってます。
500名の全国の党員代表が集まって、代表戦、副代表選および党方針の決定がなされるこの週末。
セイナヨキ、書き入れ時です!(違うか・・いやでも500名、更にメディアも含め宿泊数日、会場利用料など落とされるお金は嬉しいですよ、地方の場合)

AY pomoの呼び名(Ammattiyhdistysliikkeen pomo、労働組合運動のドン)も高いアンッティ・リンネが前評判通り票を獲得するか現党代表ユッタ・ウルピライネンが最後の追い込みで浮動票60名分をがっちり掴むか。

4月の間にもっと激しい戦いが見られるかと思ったのですが、4月初めに首相が「僕さー辞めちゃうもんね」なんて発言して国民連合党(KOK)の方にメディアの関心がいってしまうわ、SDP代表戦テレビ討論で一回目はアンッティ(Antti Rinne)、堂々大関の風格漂わせるユッタちゃんに土俵際まで押されまくり。内閣の方針をひたすら持論で正当化し、先週の大企業の地方投資の結果も「私たち内閣の推し進める活性化方針に少なくとも負うところが大きい」といやこの自信はどこから?少し分けてくださいよ、といいたくなるジャイアン的発想。
4月末の二回目討論番組ではより対等な感触でしたが、
全国的には、国政選挙でユッタちゃんになってからも負けが込んでいることから新風を期待する現場が多い模様。
ただし、国有企業に関する姿勢が、首領(ドンと読んでください)アンッティではさらに左寄りすぎるのに代表選に立候補してから気づいた党支持者も多いようですね。

開票中。
おお、11:23分現在、ユッタ35、アンッティ27票だそうです。

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©YLE AREENA

開票待ちの間、元大統領タルヤ・ハロネンの旦那さん博士ペンッティ・アラヤルヴィのインタビュー。彼は公的にはどっちに投票とは言っていません。


さぁ一時間以内に結果が出るでしょう。

予測:ユッタちゃんがやっぱりねばるかなぁ。。。

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by wa-connection | 2014-05-09 17:28 | finland in general

ゴルフシーズン始動!

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そろそろ行かなきゃなぁと思いつつあっという間に5月ももうすぐ半ば。
やっと一昨日夫とゴルフ場併設の打ちっ放しに。いやはや身体が回らないのなんの、、、9ヶ月触ってませんでしたからね。
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で昨日仕事にぽっかり穴があいたのをいい事に朝子供達がいない間に急遽初ラウンド(9ホール)!
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普通の人は仕事ですからね(汗)人が少ないのなんの。
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これは130mのショートホール。
フィンランドでも女性は赤ティーです。でも普通の男性のは黄色ティー。
日本だと白なんですけどね。
バックティ(プロなどが使う距離の長い方)がこちらで白。
シニアはちなみに青です。


結果は3パット多すぎですが、パーも1つ取れてまぁいいか、のびのび楽しんで来ました。距離とクラブ選択ミスで随分やっちゃいました。


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by wa-connection | 2014-05-09 13:26 | finland in general
4月30日付けで、ヘンナ・ヴィルックネン自治・運輸相は所属政党の代表選には出馬しないと表明しましたね。
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©Keskisuomalainen

以前は教育相だったのですが、今は左翼連合が内閣から離脱したため運輸省の仕事ものしかかり(利権が絡みやすい、目にも見えやすい、そして批判も受けやすい事業を扱うところですからね)、1月に決めたEU議員選挙への立候補でそちらにずっと集中していて、まさか首相のユルキがここでやめるなんて実感が無かったようです。メーデー数日前はフィフティ・フィフティならぬ60:40、と同じくユバスキュラ出身のマッティ・ニュカネンのコメントを引用してました。そうか、マッティユバスキュラの有名人だったのか―。(いや今もスキャンダル誌を定期的んにぎわせて期待を裏切らないキャリアを築いていますが・・・昔のスキージャンプの英雄が・・・無常であります)

ユルキは4月最初に財務大臣のユッタちゃんにテキストメッセージで「ちょっと電話していい?」と送り、ユッタちゃんは「あらついに決心したのかしら」とすぐ察したそうですよ。
ポリに社会民主党代表戦キャンペーンで来た時にインタビューに答えておりました。
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©YLE, Jussi Hanhivaara

今日、北部の国民連合党のベテラン議員(社会健康相)パウラ・リシッコが党内の要請も色々あったことでしょうが、代表選に向け立候補を表明。これで、党内での女性も候補で出てほしいという要望も満たされました。三つ巴どうなるでしょうか。


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by wa-connection | 2014-05-03 04:08 | finland in general
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3月から始まったこの回顧展、4月に2回行ってまいりました。じっくり最初から最後まで見ることができて11ユーロx2回分の元は十分に取れましたし満足です。

この大規模な展示会のメインのキュレーターはトーベ・ヤンソン評伝を書いた美術史家トゥーラ・カルヤライネン。というよりも、この回顧展の副産物としてこの評伝(↓)が生まれたといった方が正確です。
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各地に散らばった個人所有のヤンソン作品を確かめるために新聞記事を通じて呼びかけたりあちこちの資料から追跡したり、100か所もの家庭のリビングにお邪魔し、各作品の状態を調べ、残念ながら展示できないほど傷んでいたものも多かったようで、これを機会に絵画作品の保存についてもっと考えてもらえたら、ともカルヤライネン女史は語っていました。
またトーベ・ヤンソンの生涯を語る上で最も展示したかった二点が出せなかったことが悔やまれるとコメントしていました。

そのうち一点は、トーベの数多い自画像のうちの一つ、「Omakuva karvalakissa(毛皮の帽子をかぶった自画像)1941年 油彩」 
です。作品名をクリックすると作品が見られるHelsingin Sanomat紙のサイト記事に飛びます。
この自画像と、展示会にある非常に象徴的なトーベの作品「Perhe(家族)1942年 油彩」 ←リンク記事の2枚目の作品です。上の自画像とこの家族の中に描かれているトーベは同時期に作品が描かれている事もあるのか、帽子以外の点で、ぎすぎすした本人の雰囲気も含めてそっくりなのですが、自画像の方がアメリカにあるため、フィンランドに輸送するには費用含め高すぎるため断念したのだとか。

逆に、よく持ってきたなぁと感心したのは、トーベが最初の女性の恋人ヴィヴェカ・バンドレルをど真ん中に描いた「Juhlat kaupungissa(都会のパーティ)」と「Juhlat maalla(田舎のパーティ)」(両方とも1947年 フレスコ画)です。もともとヘルシンキ市庁舎の職員食堂にあったものが、ヘルシンキのスウェーデン語系労働者学校に移築されているのですが、壁ごと持ってきてありましたよ、大きなホールのど真ん中にど~んと!(ただしすべてのパブリックアートがこういう作りではないため傷んだり建物自体が取り壊しになったりで失われた作品も少なくないとか)

トーベは同性愛者としてフィンランドでは知られていますが、最初は普通に数人の男性の恋人がいました。結構激しい恋愛もしていたようですね。
でもなんというか、誰も結婚しようとしないでずるずる現状維持で続けようとする”ダメんず”ばっかりだったんで寛大なトーベもいい加減嫌気がさしてそれで女性に心奪われちゃったんじゃないでしょうかねぇ。
既婚者のヴィヴェカとは最後の男性の恋人で政治家記者、作家のアートス・ヴィルタネンと交際してるときに関係が発展したようでアートスは恋人を多忙に任せ安心しきってほったらかしていたらとんでもないことになってさぞ驚いたことでしょう。

最初の恋人サム・ヴァンニの肖像画(トーベのアトリエにずっと飾られていたものでとても有名)もあります。サムが描いた若々しいトーベの絵も2枚その隣にありました。彼もトーベを都合のいい女扱いした輩なのですが、その後も長く友情は続きアドバイスももらい、・・・人間わからないものであります。

トーベの生涯、そして家族や大切な人たちの作品も少なからずありました。
彫刻家・父親のヴィクトルがトーベをモデルにした作品(これレプリカだったか、確認し忘れました、、、)も数点!「コンヴォルヴルス」と「遊べ、トーベよ」など。
母親シグネ・ハンマルステン・ヤンソン(愛称ハム)の羊皮紙に描かれた島の地図を始めとする挿し絵群、上の弟(ご存命!)ペール・ウーロフ・ヤンソンの撮影した写真の数々、既に他界して長いラルス・ヤンソンが受け継いだムーミン・コミックス。

幼年期から晩年まで部屋ごとに分かりやすくカバーされていましたよ。

8月9日のトーベの誕生日にはアテネウムにて大きなセミナーがあります。
展示は9月8日まで。その後、規模が少しちいさくなりますが日本へ移動し、5か所の美術館を巡回するようです。

松屋銀座で始まったムーミン原画展もまた様々な街を巡回するようですね。

秋までにフィンランドにいらっしゃる方はぜひフィンランド国立美術館(アテネウム)がヘルシンキ中央駅前にありますので一度足を運んでみては如何でしょうか。
大人一般12ユーロです。在住の人でOsuuskauppaの緑色のS-korttiがある人は1ユーロ割引です。

郵便局ではトーベ生誕100周年記念切手も。
買っちゃいましたよ、発売時に・・・。
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今年はそういえばシェークスピア生誕450年でもあり、シュトラウスもロートレックも生誕150周年、色んな生誕記念があります。


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by wa-connection | 2014-05-03 02:15 | finland in general
勢いづいて第三弾です。
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本日、Alexander Stubb (アレクサンデル・ストゥッブ)氏が国民連合党代表選に立候補致しましたよ、2時間ちょっと前のほやほやニュースです。

彼はTwitter利用度がかーなーりー高いのですが、そこでのつぶやき:

A hectic day. Announced my decision to run
for Chairman of #Kokoomus. Decision came
from the bottom of my heart, and feels bloody good. 

だそうです。人に言われたんじゃなく自分からよっしゃ
やってみよう!と思ったってことですな。「気分は最高」だそうで。

さぁどうなるでしょう。AlexはEU選挙も候補ですが、まず順当に当確でしょう。
内政がまだどうか、という点を有権者がどう評価するかですね。

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WTCについてのコラム。
When World Trade beame sexy again.
というタイトルが、日本の政治家にはぱっと出せないでしょうね、きっと。


ちなみに、政治ネタその1,2で書き忘れた「フィンランドの政治界でこの人忘れちゃだめよ」の”歩く冗談”、Paavo Väyrynenについても絶対近いうちに書きたいと思いますので乞うご期待!
(だれも期待しないかなぁ、、政治ネタって、、、)



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by wa-connection | 2014-04-30 01:18 | finland in general
(かなりの長文です!!)
さて、一つ前の記事ではフィンランドの現政権の顔ぶれについてご説明しました。

Kokoomusの政治家はメディア素材が用意されているのですが他の党はバラバラですのですべての大臣級の写真など掲載していません、偏りご容赦ください。私も大臣全員を覚えているわけではなくこの人何やってたっけ、という存在も(汗)・・・影が薄い人ってどうしても記憶に残らないものでして。

今年に入ってからも組閣から懸案だった2015-2018年の予算枠をケンケンガクガクやっていたわけですが、虹色なだけにこの内閣、何をやるにもまとまりがありませんし、どの党も自分とこの利権がらみや支持者層が反対しそうなことに首をたてに振らない・・・のはどこも一緒でしょうか。
財政赤字は恒常的な上に、景気も右肩上がりからは程遠く、NOKIAは衰退する一方、倒産、リストラも増えています。赤字財政自治体もわんさか、国内だけでも問題は山積みなのに去年もギリシャだのに経済援助したりしてるもんですから懐はマイナスです。
細かい数字は省きますが(ご希望があれば書きます)毎年あれやこれやの税金を控除したり、増税したりと足し算引き算でやりくりに忙しいのが政府のお仕事ですが、今年争点になったのは左翼系には譲れない児童手当てです。
児童手当とはフィンランド国内在住の子ども(誕生月翌月~17歳までの間)の保護者に毎月支払われ、現在第一子は107.19ユーロ/月となっています。第二子以降115.13ユーロ、146.91ユーロ、と額が上がります。今回、第一子の育児手当が7%カットすると政府が発表しましたので、7.29ユーロ減額、年間87.5ユーロ、本日レートで円換算約12300円減額となります。ちょっときついですねぇ。カフェランチを8-9回我慢するのと同じか、、または子どもの服やスニーカーを一回買う分ぐらい。

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Source:mtv news. © mtv (記者、カメラマン記載なし)
Video http://www.nelonen.fi/uutiset/videot-ja-uutislahetykset/1601064-arhinmaki-vasemmistoliitto-rakentaa-reilumpaa-vaihtoehtoa-hallituksen-politiikalle
これが夜にまとまった後、なんと左翼連合代表サッカー好きのパーヴォがついに決断、「我々はぁ~人民によるぅ~人民のためのぉ~政策をぉ~実現するためにぃ~内閣から降りるのであります!」とは多分言ってないですが、はい、戦線離脱で敵陣(野党)へ投降、そして大臣職も返上。晴れて野党復帰。野次も飛ばせるというものです!
(でもね、実際復帰初日は3年間慣れた内閣の高い壇上を見上げて、「俺なんでここにいるんだっけ?」という感じでしたよ、アルヒンマキ氏は。すぐは気持ちが切り替えられなかったようですね、これまでは内閣を弁護してたわけですから。

左翼連合が内閣に入った目的は所得格差の縮小、そして低収入家庭(失業者、高齢者、学生なども)の保護、青少年の文化への補助金増額を目指していました。まぁ、文化の面ではどの分野がどこがどれくらいパイ(補助金)を貰うかは難しいところですし、音楽ならクラッシック音楽が衰退してる割に補助金受けすぎだとかロックやメタル音楽の人たちは殆どもらえない!という批判もあるのですが。
運輸大臣Merja Kyllönen も道連れです。いっぱいだったスケジュール帳の予定が全て帳消し、翌朝その辞任後の気持ちを詩を詠んだそうですよ。
野党で理想のために現実路線で提案を続けてほしいものです。
アル中で昼からぶらぶらしてばかりなのに失業手当とかガッツリもらってる人たちは何とかしてほしいですが。

パーヴォはソチ五輪で夜に飲み過ぎてヘロヘロで翌日のロシア側との会議だめにしたりしましたからね、しっかりしてよ~。

しかし「あんたらさっき話し合った時合意したやん!」とは残された内閣メンバーの熱い思いであったでありましょう。何のために譲歩しまくって数ヶ月も残業して野党にさんざん叩かれてここまでやってきてん?(と関西弁ではきっと言っていませんが、ユルキはきっとサヴォ地方方言で、ユッタはポホヤンマー方言でこみあげる思いをぶつけたかもしれません)インタビューではクールに「出ていくものを引き留めるつもりはない」と言い放ってましたけどね。
↓Jyrki青白い怒りの炎燃やすの図
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取材 Heli Suominen, 撮影 Terhi Liimu (source: Nelonen.fi ©HS).
http://www.nelonen.fi/uutiset/videot-ja-uutislahetykset/1601107-katainen-vasynyt-hallitus-jatkaa-normaaliin-tapaan 

というわけで虹色内閣の色が一色減り5政党とました。
現在はKok, SDP, RKP, Vihr, KDPにより来年の総選挙まで持ち越す見込みです。
左翼連合が離脱して二日ほどはすわ総選挙か?という向きもありましたが。

穴が開いた二大臣の席は自治相のHenna Vilkkunenが運輸省兼務(ヘンナ・ヴィルックネン:すっきりした美人型でショートカットが似合う人ですが大臣職ももう2期目ですかね、高校卒業後乗馬好きが高じてデンマークに行ったりして、高等教育を改めて受けたのは地方議員になってからだったと思います。首相のユルキとは政党のジュニア部時代から仲が良い(そう、政治に興味がある若者は各政党の若人が集う部門で若いうちからネットワークを築いておくんですねぇ)。ただし、この内閣になって自治体合併で揉めに揉めると分かっていたポストを割り当てられ心身ともにかなり消耗してるはずです)。EU選挙で当選したら大臣職も多少また入れ替えをするものと思われています。

そして文化・スポーツ相は誰だっけな・・・(また出た)ググりました。前・住宅・コミュニケーション相であったSDPのPia Viitanen(ピーア・ヴィータネン)。国会議員20年目タンペレ出身のこの人に兼務で割り当てられました。

この内閣も3年間良く持ったものだというのが大勢の見方だと思います。
というのも、エネルギー政策の点で、フィンランドは内閣に爆弾を抱えてるようなものでしたからね。緑の党が内閣にいて2010年の(福島震災以前です)政府決定及び国会投票にて、フィンランドに新規で二基原子力発電所を建設する(産業の需要を補うため)という決定が下され、オルキルオトとピュハヨキに予定されているわけです。(原子力事情の記事にも書いたことがあります)
そしてピュハヨキのフェンノヴォヴィマ社の原発計画は、当初の予定だった東芝かAREVAの原子炉という国会で承認された原則決定からかけはなれた、ロシアのロスアトム社が出資及び原子炉提供をするという方向に日々動きつつあり、不確実性がどんどん増しています。
フィンランド政府としては、ロスアトムが原子炉メーカーとなるのはまだ許せても、フェンノヴォイマの大口株主となることまでは避けたい考え。
ということで、原子力エネルギー法に記載されていない(こういう事態が想定されていなかったので当然ですが)再審査をする方向で現在政府が協議しています。
ただ、緑の党は「再審査なんかするか!そしたら俺たちは出ていくぜ!」という剣幕なので、夏前にこの原発関連の話でまた紛糾するかもしれない可能性が指摘されていました。

で、3月末の左翼連合の下野に話が戻るんですが、緑の党と一緒に離脱したんじゃ影が薄くなりますからね、この予算協議の時点でスポットライトを浴びちゃおうかなっと、と左翼は一抜けたんではないかと分析されています。しっかり目立ってましたけど、一週間ぐらいでしたね、話題だったのは。

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Source:©YLE

なぜかというと、首相ユルキ・固い年、じゃないカタイネンが自ら爆弾投下しましたよ、「僕もう10年党代表やってもういっかな~、って思ってるから夏の党大会以降続投しないもんね」と4月5日(土)、国民連合党のEU選挙関連イベントで仲間たちの前で発表。会場は一瞬静まり返ったようです。

次はどうするの?という記者質問に、国際的な仕事に興味がある、色々可能性を試してみたい、と明言。恐らく近々席が空くEU委員会の委員長またはその周辺のポストを指していると思われます。ユルキ・カタイネンは以前財務相もやって首相と欧州のお偉方ともがっちり絆を深めてきたので可能性は高いでしょう。
嫌になったとかそういう事じゃなく前進したい、そして後進に道を譲りフレッシュな風を吹かせてほしいってところらしいですな。
ところで、党大会はどこも夏、6月前後に全国各地で開催されるのですが、これに向けて即座に始まる水面下の党代表出馬レース。でもこの日は誰も表明しませんでした。その晩すでに巷では候補者が4名ぐらいに絞られていました。

一人は現経済大臣のJan Vapaavuori(49)。
党の中でも更に保守派で現在の中道より右寄りになるとみられていますが、現在のところ彼が最も有力視されています。
次は先月運輸大臣職も兼務になったHenna Vilkkunen。
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ただ、ちょっとインパクトに欠けるかと思われます。彼女はEU選挙党公認候補者でもあります。
そして国民の人気者白い歯のAlex Stubb。ただ彼もEU選挙に出馬するんですよね、つくづく外が好きな人です。内政はちょっと得意分野じゃないんじゃないかな、という見方が大勢を占めます。内政も大変ですからね、警察やら道路やら社会福祉やらメンドクサイ、大変なことばかりですよ、ほんとに。で、ここがちょっと複雑ですがアレックスも欧州委員長に食指が動いているはずですので、ユルキがそっちに行くとなると利害の衝突は避けられませんね。表立ってまだ何も言っていませんが、今日TwitterでVappu(メーデー)までに党代表レースに出馬するかどうか決める、と書いていました。Vapaavuoriも昨夜Twitterで出馬表明です。そして最後はトゥルク地方議員から国政に出てきた(このパターンがとても多いです)
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Petteri Orpo(ペッテリ・オルポ)氏。
©Kokoomus, Petteri Orpo

彼は国会議員二期目(2007年~)で議会の院内会派代表を務めています。2011年に議員に再選されてから何かと彼の名前を耳にするようになり、知名度も全国レベルで上がってきたといったところ。ただまだ大臣職は経験していないですし、今回の代表選に出てもまだ選ばれることはないのではないかといわれています。国民連合党代表ということは、首相になるということですから。
さて、これが連合党内部の話でした。このままいけば順当に対抗馬無しでヤンが首相でしょう。
追記:4/23 Petteri Orpo氏は出馬しないと表明しました。

次に最後のSDPお家騒動の話です。
ユッタちゃんも30代前半で、選挙で大負けして前代表の首領(ドン)ヘイナルオマが涙ぐんだ選挙番組後、新風をということで傾きかけた大型船(SDP)を立て直す大役を仰せつかり、内外からの批判を受けながらも踏ん張ってきたわけですが、SDPも党大会でまた代表選出があり、対抗馬が現れました。これがでっかいおじさんAntti Rinne(彼のサイトはこちら)で、様々な労働組合で役職をつとめてきた筋金入りの労働者の代表です。蟹工船読んでんじゃないかと疑いたくなるぐらいです。・・・彼がもし選ばれるとなれば、SDPは現在の中道左派からさらにぐぐっと左寄りになることでしょう。ということは彼が財務大臣になるとまた色々変化があるというか揉めそうですねぇ。
二人とも既に国内の党支部をいろいろ回る党内選挙キャンペーンを始めています。

不確実要素が満載の、現在のフィンランド内閣情勢でした。
ムーディーズがフィンランドのランクを下げたのはひょっとしてこの所為か?(違います、財政赤字の対症療法的な対応がちょいヘタレだからだだと思われます)

国民連合党はJan Vapaavuoriが選ばれても大きな違いはありませんが、SDPは波乱含みですね。Fennovoimaの原発の行方も目を離せません。ウクライナ情勢が不安定なままだとさらにロシア資本を受け入れるのは心情的にも政治的にもよろしくないので現在の4割前後の出資でとどめたいはずです。4月になってKスーパー系列子会社が株所有から手を引くと発表しまた揺れているのですが・・・。

駄文をここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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by wa-connection | 2014-04-23 05:34 | finland in general
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ポリVSラウマのアイスホッケーは永遠のライバルなんですけど、今年は我がポリは早々に夏休みに入ったんものですから(爆)ラウマのルッコを密かに応援してました。
先週末土曜に死闘を繰り広げタンペレのTapparaが悲願優勝をかけて二年連続決勝進出。
Lukkoはもうボロボロだったと思いますが、月曜日の三位決定戦、力を振り絞ってブロンズ色のメダルをSaiPaからもぎ取りました。

決定打はやはりこの人、Ville Vahalahti。
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シーズン中の最多得点記録その他レコード複数、文句なしにチームのエースです。TPS出身ですけどね。

Lukkoは二年前も銅メダル取ってるんですよね。コンスタントに上位に食い込むのはすごいなと思います。Tapparaもですが。
ポリなんてやるときゃやるけどそのタイミング巡って来るのが・・・10年に一度か・・・!?(ぼそっ)

これでRaumaも落ち着きますな。

ちなみに原発の町が近いのもあって、オルキルオト原発を運用するTVOがLukkoの最大のスポンサーです。上の集合写真のユニフォームにも写ってますね。

個人的には先週末はマスターズが気になっておりました。ブッバが逃げ切りましたねぇ。ゴルフそろそろ練習始めないとな。
(時間が、、、)


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by wa-connection | 2014-04-16 19:37 | finland in general
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Yllä oleva on kuvakaappaus YLE:n kotisivulta, valokuva (c) Tomi Hänninen YLE
上はYLEサイトからのスクリーンショットです。画像著作権:トミ・ハンニネン

去年は地元がウン十年ぶりの優勝で皆で発狂した春でしたが、いやー、今シーズンは沈みました。
活躍した選手はNHLに行ったりKHLに行ったり・・・新規選手獲得がうまくいかなかったり、高い契約金を払った外国人選手が期待外れだったり・・・そして監督Pekka Virtaがうまくはまらない残念な結果でわがポリのチームÄssätは早々シーズン終了・・・ちーん。

そんななか、この4年程コンスタントにプレーオフに残るご近所RaumaのLukko、今年も残ってます。
去年はタンペレのTapparaにセミファイナルで敗れ、Tappara VS Ässätの死闘を繰り広げた結果、ポリにトロフィーが来たのでした。いまだにTappara監督の死にそうに青ざめた二位のコメント覚えてますわ。
LukkoとTapparaは現在5戦終えて2対3。先に4勝した方が決勝に進みます。
そしてこれまですべて延長戦で勝ち点を得ているという。
両チームとも得点王はVille(ヴィッレ)という1978年生まれの経験豊かな選手。

明日は萌えますね、Raumaでの一戦。

私たちは明日ヘルシンキなのでネットでLIVEで得点結果をフォローしておきましょう。
両方とも頑張って~、といいたいところなのですが、RaumaのLukkoはポリよりさらに日照りが長いらしく、なんと前回優勝は1963年ですよ!一次リーグ始まって間もないころじゃないの、それって??
コンスタントにいい成績上げてるのになんでなんでしょうね。

一説には、ポリの方がチームを応援する熱さがあるとかないとか。
アイヤンスオ(äijänsuo)のアイスホッケー・ホールはRTKやTVOがスポンサーしてポリと比べ物にならないとても設備の整ったところなんですけど。

去年ぐらいから応援団が盛り上がり始めて、その名もRaumam Boja(すごくベタなラウマ方言です、標準語ならRauman pojat:ラウマボーイズ)ががっつり応援してるらしいですが。

今年(も)首都圏のホッケーチーム、ふるいませんでしたね。。。自分とこを棚に上げて言わせて頂きまするが。しかも来季からヘルシンキのJokeritは国外リーグKHL(Kontinental Hockey League.ロシアその他の国による2008年設立のリーグ)でプレーですよ・・・。

ちなみにもう一方のセミファイナルはSaiPaとOulun Kärpätで既にオウルのチームが決勝進出を決めております。
チケットも今日から販売らしいですよ。SaiPaも残念だったね。。。

ポリは来年から期待してください、以前も監督をつとめたRokiが海外から帰ってきます!
Pekka Rautakallioですよ! 彼自身も1970年代後半に名ディフェンスでしたが、数年前監督をやっていたときはチーム上層部とうまくいかなかったとか。スポーツってどこでも色々ありますな。
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by wa-connection | 2014-04-11 04:25 | finland in general
<長文です>
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そうそう、久しぶりにフィンランド原発事情について。
以下の内容、以前書いたことも多少重複します。

画像は2013年12月の記事で、北部ピュハヨキの新原発、実現可能性が少し増す、という見出し。

北部ピュハヨキに建設許可(2010年に原則決定が国会で可決)が下りているフェンノヴォイマ原発。
地元も含む候補地域は、大体過疎地が多いもので、2010年国会で可決された時はもうみんな万歳三唱でもしかねない勢いでした。オルキルオト原発がある、エウラヨキの繁栄ぶりを見てきたからでしょう。

といっても、日本と違い、自治体に交付金なんてありません。箱モノだけ建てて後で維持管理の始末に困ったりもしてませんよ。
収入となるのは、原発関連施設(ふつうの住宅などに比べると税率は高いですが)の固定資産税だけです。しかも、最終処分場となるオンカロは多くが地下施設で固定資産税は地上にあるいくつかの小さな建造物以外は適用されず、税収になりません。
さらに!
エウラヨキ町は財政が潤っているため、国庫に自治体に納税された税金をさらに「ピンハネ」されているのです。(割合は忘れましたが)これは財政赤字自治体への補助金などに回されます。
そしてそして、近い将来の税制改革で、エウラヨキは国にもっと税金を納めることになりそうですが、「まぁ予想できたことだし、いいんじゃないの?」と町長さんこの1月のコメント。
いやー余裕です。

さてフェンノヴォイマ社。
一年ほど前に応札した中からアレヴァと東芝に絞られたあと、東芝が優先交渉権を得るところまで行ったのですが、
全体の1/3を占める大株主であったドイツの事業者E.Onがいち抜―けた、と撤退(わたしゃ、おお、Smart move!と思いました)。そして株主の大多数はフィンランドの地方の電力会社や電気をたーくさん使う製造業なのですが、面白いことにスーパーなど小売り大手なども入っており、この中からもいくつか撤退。電力料金変動が大きいことと最終処分の不確実性が背景にあったようです。
そして原子炉メーカーの選定の前に資本的な部分で危うくなったフェンノヴォイマ社上層部は各地を行脚、2013年後半まで「最後までちゃんと出資頼むよ、お願いね」ツアーを敢行していました。
オルキルオト原発のあるエウラヨキ町の隣町、ラウマ市も実は株主で、昨年10月に改めて出資すると約束したようです。

もともと計画されていた原子炉(出力160万キロワット級)が大型で、今後はどんどん省電力も進むし、産業も空洞化するし、と今後を考えた場合中型炉が望ましい、と昨年、ロシアのRosatom社がなんと新たに浮上。確か東芝にも既存中型炉はあったはずですが、ここは出資の面が関係したのでしょう。フェンノヴォイマは東芝とも交渉を終了し、Rosatom社が出資先確保および中型炉メーカーとなる見込みが高まっていました。

しかし折角エネルギー自立度を高めようとしていたのにいいの?ロシア製なんか持ち込んで?
しかも外部出資者って多分ロシア系でしょう?
何らかの形で干渉されたら、またポンコツ設計のものだったらどうするんだか?(私は特に夫の洗脳により、悪いイメージしかないので)オウル近郊、大丈夫?
しかも原発予定地、決定当初まだ草っぱらだったんですよ。インフラどころか、道路も何も無かった。
これからもろもろ、お金がかかりますな。

だからLoviisa原発に三基目の許可出しておけばよかったのにねぇ。繰り言ですが。

事態をややこしくしているのが、2010年に降りたこの国会での審議された申請内容では(Arevaや東芝などの)大型炉で、となっていました。原子炉の提供者も変わり、原子炉のタイプも変わり、当時の許可では一言も無かったRosatomの中型炉になった場合、国会で新たに審議しなおした方がいいんじゃないの?という政治家が多数。そりゃそうですよ・・・
与党(連立政権)のSDP、二重アゴ財務相ユッタちゃんも「フン、ぜったい再審議よね!」と昨年秋に鼻息荒く。

エネルギー政策を担当する雇用経済省の大臣は現在Jan Vapaavuori氏で、慎重な態度を崩していません。一年ぐらいかけて審議する、とはっきりしない感じ。(明言できないというか)

さらに大きな問題点は、フェンノヴォイマ社は、原子力法で定められている事業者が責任を課されている使用済燃料最終処分について解決策をまだ提示していないという点。そりゃすぐは使いませんよ、使用済燃料は最終処分できるぐらいまで40年ぐらいプールで中間保存するわけですから。だからって悠長に構えてると計画が立たないし費用の見込みもできないしで余計株主離れるんじゃ・・・

フェンノヴォイマはオルキルオト原発にあるオンカロに自分とこのゴミも入れさせてもらえばいいじゃん、と最初から考えていたようです。はい、とっても虫がいいです。

ただ、2013年の時点では、オルキルオト島の地下予定地には、Loviisa1,2号機およびOlkiluoto原発の1,2,3、4号機(4号機はまだメーカーすら決まってませんが)分しか入らない計算です。
ポシヴァ社はFortum社とTVO社の100%子会社なのでうちは親会社のゴミしか関係ないもんね、という態度でいたのが2012年終わりごろ。
そこで雇用省大臣(当時はユリ・ハカミエス氏。去年春に突然雇用者中央団体EKのトップに華々しく転身)から「待ったぁ~!誰も何も言うなぁ!」の鶴の一声で事態は落ち着きました。ポシヴァ側は、技術供与なら喜んでするけど、と言っています。
まぁなんだかんだ言って、この業界も互いの結束というか、関わり、結びつきが強いので何とかするんでしょうけどね。

と言うわけで、フェンノヴォイマ社も本気なら、そろそろ本腰を入れて最終処分候補地選定からそろそろ始めた方がいいんじゃないですかね。原発の町以外は、みんな不安感有るし、大体そういうこと嫌がるんだから。自然な気持ちですよね。
TVOも2~30年かけてやってきたようですし。日本も20年後をにらんでやっていった方がいいのでは。。。

フィンランドの現在稼働中の原発Loviisaは旧ソ連の原子炉2基を使っており、それもあって当初は使用済燃料もソ連に輸送していました。燃料の再利用、悪用を避けるためもあって法律が変わり、「国外に出さない,他から国内にも入れない」となっています。
対する西側のOlkiluoto原発はスウェーデンAsea-Atom社の原子炉2基。3号機はいまだいつ完成するやら?まったく分からないおフランスの元締めによる仕事ぶり責任のなすりつけ、フィンランド規制庁であるSTUKの重箱の隅をほじくる「ゴールデン・スタンダード」の呼び名も高い、厳しいチェックのたまものとなっております。

2009年完成予定だった・・・んですけどね、Arevaがそれまでと同じようにサプライヤーだけやっとけばよかったのに、“あとはスイッチポンでオッケー!=Avaimet käteen (Turnkey basis)”なんて契約しちゃうから。三号機のオペレータとして就職した人たち、現在7年もトレーニング積んでかなりベテランですよ、シュミレーションばかりで実務やってないけど。
これについてはまた今度。
ArevaとTVOの誰が尻拭いする(大幅オーバーの費用)かで裁判で係争中であります。


長かったのですが、はい、ここまでが背景です。
2013年12月のこの記事にやっと話を戻しますと、夏からの計画通り、12月にフェンノヴォイマ社が、Rosatom社と原子炉供給についての契約調印となったという話です。Rosatom社は外部出資先も探すことになっています。これでほんの少し、前進といったところ。
ただ、政治的には国会も国の産業への投資が必要な事への理解はあるので再審議となってもとん挫することはないのでは、という社説の見方と、ただし連立政権の中で左翼連合と緑の党がまた審議するの嫌がっているようだ、ということが書かれています。原発推進政策にタッチすると党のイメージまた悪化しますからね。

2015年までに政府に建設許可申請を出さなくてはならないので、あと一年でどうなるか、というところですねぇ。
大きな問題は上でも触れた最終処分の解決法とその経済的な負担です。現行の原子力法では最終処分は国内にしなくてはならないとなっていますから。モンゴルだとか宇宙だとか最初から選択肢に無いのです。代わりに強固な岩盤があるのは日本にない、とても大きな地の利ですが。

これまで見てきた感じでは北部の原発計画、いばらの道続きでダメになるんじゃないかなぁと。
1,2年後やっぱり間違ってました!と報告するかもしれませんが。
今後もしっかり見守っていきたいと思います。
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by wa-connection | 2014-01-17 06:57 | finland in general