フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

カテゴリ:finnish design( 18 )

d0093885_512779.jpg

今回買ってもらったカップですが、トンフィスク(Tonfisk)のもの。
フィンランドのデザインながら、名前はスウェーデン語でマグロ(ツナ、tuna fishって言ってるんだなこれ・・・)。
なんでやねん?と突っ込みたくなりますが、デザイナー二人はフィンランド人ではなく、ある冬の暗い日にたどり着いた名前でしっくりきたんだそうです。
・・・また突っ込みたくなってきましたが、まぁそれは置いておいて。

もち手はついておらず、曲げ木の部分をカップにねじりながら、または手で押し込んではめて使います。
パッと見てああ、あそこのだ!と分かるあたり、さすがです。
スタッカブル、つまり重ねて保管できるので棚のスペースも取りません。(うちは二個だけなのですが)

さっそく一杯エスプレッソを入れてみました。
失敗、クレマがでなかった、、、
まぁ練習を重ねましょう。
エスプレッソの入れ方、私まだまだ下手すぎて家では美味しいのが飲めて降りません。
今日教わったのは、一杯分の粉をバスケットに入れてスプーンの背で押すのですが、押し過ぎていたようです。
次はふんわりやってみようかな。

アレッシの直台式の一人用のものを6月に買ったのでそれで時々やってみてはいるのですが。

d0093885_538296.jpg

さて、明日はポリジャズ最終日、知人経由でチケットを貰ったので(彼らは行かないそうで)初めて子ども達を連れてアリーナコンサートに行ってきます。12歳未満は無料!助かった~。
アリーナコンサートのチケットは普通に買うと約65ユーロもするんですよ。

トリはノラ・ジョーンズ、その前に
Honey B & The T-Bones with M.A. Numminen & Pedro Hietanen (13:00)
The Northern Governors (14:30)
Robert Randolph & the Family Band (16:00)
そして前述の
Norah Jones (17:30)

伝統的にポリジャズの最終日日曜は、ファミリー・コンサート的な感じで、終了時間も早めです。
土曜がメガ・クラスのスターを呼んでいたんですが、今日はポール・アンカ。。。
アーロン・ネヴィルがその前だったかな。
ポール・アンカは2007年も来たんですよ、でおば様たちが黄色い声援をあげて押しかけたそうです。
今日はどうだったのでしょうね。

明日はお昼開場、ピクニックの用意をしてキャンピングチェアとシートとお弁当持込です!
子ども達には休憩のあいだ退屈しないようオモチャとマンガ用意させます!
今日夫がバナナブレッドを焼いて、私は朝おにぎりと照り焼きを作っておしまい。
コロナ・ビール1本ずつ持ち込みます(アルコール持込OK.なので普通はフィンランド人3リットル入りのワイン数箱とかすごい量の酒類持ってきます。←これ私達は余り好きじゃないのですが。

お天気もいいのでサングラスとバンダナ持参、子ども達はかっこつけた帽子持参です。
でも涼しいので長袖持参と長めジーンズぐらいの方がいいかなと。

楽しんできます。
[PR]
by wa-connection | 2012-07-22 06:29 | finnish design
103年前にフィンランドのアクセリ=ガッレン―カッレラが描いたポスター。
(1907年に、ストックホルムのモーターショー向けに注文を受けて描かれた。この赤い車は、フィンランド人Yrjö Weilinの所有で、ヘルシンキを走った最初の頃の車のうちの一台。ガッレン-カッレラはこの車に同乗して、そのスピード感に惚れ込んだそう。車に乗っている”少女と悪者”のモチーフは、カレワラ叙事詩のモチーフをモダンにとらえたものだそう)
d0093885_19183447.jpg


1907年ですよ、ポップだなぁ・・・・
これ、10ユーロちょっとで買えたんですけど、部屋の雰囲気がガラッと変わります。
今は仕事部屋に飾ってるんですけどね。いつかリビングに飾りたいなぁと思ってます。
壁が白だから映えるし。

アクセリ・ガッレンーカッレラの普段の作風は、油絵から水彩、スケッチまで色々ですが、このポスターと雰囲気は全く違います。
(と感じる・・絵の知識は殆ど無いのですが)
Akseli Gallen-Kallela ←リンクは、フィンランドはエスポーにある彼の住宅兼アトリエ。瓦でなくてフィンランド伝統的なウロコのようなpaanukatto(パーヌ・カット)という木片を薄く削って作る様式のもので、私はこれが大好きでして。自分でそういう家に住むのは大変ですけどね。
(茅葺の家もそうでしょうが、直せる人が少ないんでお金も手間もかかると)

ポリから一時間のVammalaのそばにも、中世に建造され(そして2回ほど火事で焼けた・・・)教会の屋根もこれです。タールで防水加工してある事が多いです。パターンの可能性も無限に近くて、色々な模様が作れるようで・・・
話がずれました。

この博物館は、フィンランドに移住した年に夫と見学にいったんだったかな、夏で、景色も気候も良くて、大きな窓から光が一杯に室内に入ってきていて、中二階やら作りも面白くて、見ていて飽きませんでした。
ここにも多分、当時の新進気鋭の、フィンランドを盛り上げよう!と考えていた人たちが集まったんだなぁと。

1900年前後は特に、アート、文学、建築、、と様々なフィンランド人が世界に出て、世界の”薫り”を持ち帰り、フィンランドを世界に知らしめ始めていた頃でしたし、アイデンティティの形成もなされてきた頃だったと思います(調べずに今書いていますので、年数のずれなどちょっとありますが)

アルヴァ・アールトに自由に設計を依頼し、ヴィラ・マイレアを建てたグリクセン夫妻のうちの妻、マイレは、大金持ちの娘で、パリに遊学(留)学し、自分には絵の才能がないと分かると、若手で見込みのある芸術家の後援をしっかりとして、パリの大通りにフィンランド展示会を企画したりと財力をフルに使ってパリの人たちにフィンランドを知ってもらったりしていました。
彼女の伝記を以前プレゼントしてもらったんですけど、まだ最初のころで止まってます。

今、ロンドンでも、パリでもフィンランドをそこまで知らしめようという努力はされていないんですよね。
国内、北欧どまりぐらいで満足しちゃってるようで。
これではいかんでしょう!!

先日のHelsinginSanomatに、あのクリスティーズで現代アート部門トップを勤めているフィンランド人(育ちは英国なので、フィンランド語はあまり得意では無いとか)が、フィンランドのアートをもっと紹介するべきだ、私のネットワークなら喜んで使っていただきたい。フィンランドの文化大臣からの連絡を待っている、とインタビューで公言していました。
ステファン・ヴァッリンStefan Wallin(スウェーデン語フィンランド人の政党で、現職文化大臣)は連絡を取ったことでしょう(でないと男じゃないぜ)。
ひょっとしたら近い将来、フィンランドのモダンアートが中央ヨーロッパでももう少し知名度が上がるかもしれません。

ガッレンーカッレラやエデルフェルト、ハロネンだけじゃなくて。
話がほんとずれて、すみません・・・
[PR]
by wa-connection | 2010-03-16 19:23 | finnish design

Kaamos Group

d0093885_202198.jpg
Kaamos groupという若手デザイナー集団がヘルシンキをベースに活動しています。
たまたまその中の1人と知り合って彼らの作品を見せてもらったのですが、ほほぅと思うものが結構あります。

例えばこの左の写真の照明。
デザイナー:Katriina Nuutinen(カトリーナ・ヌーティネン)の 
”Hely”

こんなアクセサリーみたいなのもかわいいなぁと思ったりして。
こういう照明を取り付けるなら、部屋もきれいに片付いてすっきりした空間でないとね(私の仕事部屋にはまず無理ですが、憧れます)。



d0093885_209551.jpg
デザイナー:Matti Syrjälä(マッティ・シュルヤラ)
”Pino”(積み重ねられたもの、という意味)
スタックできるのがいい感じのシンプルなシリーズ。これは飲み物以外にも使いでがありそう。(私はそば猪口系の形が割りと好きでして。とはいっても、集めてるわけでは無いのですが)
この人の、屋外用のコンクリートのベンチもシンプルかつ面白い形です。それぞれのデザイナーの名前リンクから他のプロダクトの画像や背景、彼らのCVも見られます。



d0093885_20221793.jpg
これも面白いなぁと思ったもの。なんと、シェードは砂糖でできてます。
デザイナー:Anna Palomaa(アンナ・パロマー)
”Kide”(クリスタル)と言う名前で、雪の結晶が多面的に光を反射するところからアイディアを得たそう。



d0093885_2025538.jpg
こちらは、
デザイナー:Vesa Kattelus(ヴェサ・カッテルス)
の”Brutus”というシャンパン・グラス。

こういうグラスの足はなかなか見かけないと思うのですが、ガラスと言う素材の可能性の広さには毎回驚かされます。




このグループの何人かは、日本に旅行したことがあるそう。
一年前の事ですが、デザインやアート関係、更に一般的な書籍、雑誌の種類の豊富さにすごく驚いていました。(本類でスーツケースがはちきれそうになったそうで)
更に日本人の親切さ、サービスのよさにもとても好感を持ったとか。
建築や伝統文化、ポップアートなど見るところは尽きなかったそうなので、また行ってくれるといいですね。
こうして日本からも、フィンランドからも交流が増えて、また色々面白いものが生まれるといいですね。


注)今回彼らの名前、作品を掲載するに当たってKaamos Groupの許可を得ています。無断転載はご遠慮くださいね。ご興味がおありの方は、Kaamos groupに直接ご連絡を取ってみてください。言葉の面でちょっと自信が、というかたにはご相談の上勿論お手伝い致します。
(thanks to Matti Syrjälä for the permission that I can use pictures from Kaamos group's website.)
[PR]
by wa-connection | 2010-03-13 21:23 | finnish design

Mari's collection

d0093885_51221100.jpg

マリといっても、これは誰か女性の事ではなくMarimekko(マリメッコ)のテキスタイル。
ポリにMarimekkoショップがあるんですが、3階建てで地下がMari's コレクション・ショールーム
形式になっています。

そこにパネルにされたテキスタイルが。
モノクロのはっきりした図柄がマリメッコらしいなぁと思ったのでした。

左が、Sanna Annukka(サンナ・アンヌッカ)の
「カンテレの呼び声(KANTELEEN KUTSU)」
右が
「魔法の水車(ミル) (TAIKA MYLLY)」
です。
両方とも、水色など色違いも出ています。

マリメッコの日本語サイト見たけど、、、明らかにフィンランド語を知らない人が
デザイナー名も製品名も訳してるんだろうなぁと思える書き方。
ワールドワイドに、きっとフィンランド語リストに英語版がついてて、
それを参考にせざるを得ないんでしょうね。
それは分かるのですが・・・

しかし、Tanja Orsjoki が タニヤ・オルスジョキって書かれるともうだめ・・・気持ち悪い。
カナでできるだけ近く書こうとすると
タンヤ・オルスヨキ
だと私には聞こえます。

もう一つ、Aino-Maija Metsola が アイノーマイヤ・メトソラ

ここでは「j」はちゃんとヤ行になっているのですけど・・・メッツォラがメトソラとなるのも、、
だめです、目がもう受け付けない。

しかしひとさまの訳にこれ以上ケチはつけまい。
誰かさん、しばらく前に自分でも翻訳に誤字を出したばかりではないか!?

他の人の仕事にけちをつける前に自分のことしっかりしましょうね。(to myself)
[PR]
by wa-connection | 2009-11-16 05:13 | finnish design
d0093885_155568.jpg

このあいだ、GlobeHopeの反射ベルト(1920年代のスウェーデン軍の冬コートをウール地を再利用)をご紹介しましたが、もう一つ私が気に入って使っているものがあります。

huhta design(Finland)の”お花”反射板。
反射する糸を手編みしたもので、他にもサイズがあるようです。上のhuhtadesignをクリックすると、商品リストが出てきます。
なるほど、帽子にもつけられるのね。(ここ参照)

Savisiipi(「世界のショーウィンドウ144」で取材したポリの陶芸ショップ)から購入したレースのストラップにあわせて、首から下げられるようにしてみました。これならコートを替えてもOKです、わはは!
レディな感じというより、ラブリー度がアップしましたが、何か?(汗)

これは人から戴きまして、重宝してます。
ヘルシンキのクリスマス・マーケットにも出店するようですよ。
[PR]
by wa-connection | 2009-11-14 02:02 | finnish design
d0093885_542344.jpg


頑張ってる人はやっぱり応援したくなるんですよね、で、いつか購入したいなと色々考えて選んだのが、こちら。
フィンランドはラップランドのロヴァニエミにて、フェルト作品をデザイン・製作されている浦田愛香さんのバッグです。工業用フェルトという分厚い素材で、軽くて暖かくて丈夫なバッグ。
他にも十字型のキー・ケースや、ワインボトルが入るバッグ、お散歩バッグ、、、などすごくキュートなものもたくさんあるんですけどね!
今は秋の新作の折り畳める大型フェルトバッグが丁度発表された所で、すごく素敵でしたよ!
是非クリックしてご覧になってみてください。

もう、どれにするか迷ったなぁ~。
丁度上のリンクのWebshopでキャンペーン価格だったのもあって決心。
いいお買い物でした。
グレーの落ち着いた色ながら、再度には黒テープのポイントもあってシック。
コテージ用だけでなくて、家の中で収納用として使っています。(カメラ、レンズ、ケーブル、充電器、ケースやらフィルターやら三脚やらがもうごちゃごちゃのぐるぐるで・・・夫に怒られ・・いや注意されるので)

ああ、でもせっかくなのに、かわいい写真が撮れないです。
いいのが撮れたら差し替えます。

一昨日は、茶道具をごっそり入れて学校にもって行きましたよ。車の後ろに積んで出して、という作業にぴったり。買い物にもいいです。型崩れしないですから、物がひっくり返ったり荷物がこぼれたりしないですね。
大量に野菜やらタマゴやら肉やら買うときも入れやすい形です。

こちらも大満足なお買い物でした。
少しずつでも、いいものを揃えていきたいものです。
[PR]
by wa-connection | 2009-09-23 05:47 | finnish design
d0093885_7365784.jpg


大好きなスツールです。
何年か前に、夫からクリスマスプレゼントで貰ったもの。座面は白樺パネル張りで、基本モデルよりやや厚め。
時々この曲げ木のところをうっとり眺めている怪しい所有者です。

煮詰まってます。
で、例によって例のごとくブログを更新してます。

三件進行中・・・一つは先がまだ見えないのでやや焦りを感じます。
いやいや、踏ん張りどきだ。
[PR]
by wa-connection | 2009-08-26 07:42 | finnish design
d0093885_5585529.jpg

今は昔・・・○年前ですが、結婚式と披露宴の来客向けにギフト・(希望)リストを作成しました。

イイッタラのタンブラーグラス(Aino Aaltoの)や、ハックマンのカトラリー類、ちょっと趣向を変えてヴィレロイ&ヴォッホのフルコース用プレート・セットなど戴きまして。
(ずーっとしまいこんであります)

そして当時、デザインで選んだものの一つがこれ。
イイッタラの赤ワイングラスです。
50ccサイズで、デザインはケルットゥ・ヌルミネン。
現在は廃番となっています。

とってもきれいなんですけどねぇ。

・・・ワインを飲むには向いてないような(汗)
しかしビールにもちょっとどうかな!?
デザートワイン用などサイズも色々有りましたっけ。

同じく結婚祝いで、スペイン在住友人夫婦から、デカンタとオーソドックスな赤ワイングラスのセットを貰い、もっぱらそれを使っています。
夫はRiedelのワイングラスに惚れ込んでしまって地元のショップを通じて購入以来、Riedelちゃん一辺倒。
(機械じゃなく職人さんが吹いたグラス。口当たりの感触がまた全然違います)足は細く長く、底面は普通のグラスより大きく、安定度もしっかり。
逆にRiedelはバーなどで見かける逆さにつるすグラスホルダーには収まらないようで。

で、私はというと・・・自分のRiedelを割ってしまいました(涙)2年前です。
結構高いので買い直せません。

というわけで以来、Iittalaのこのグラスは飾りになっております。
先日、久しぶりに出してあげました。
食器だって拗ねるかもしれないし、なんてね。

足の色は、グリーンやグレーなどありますが、このクリアブルーがやっぱり好きです。
[PR]
by wa-connection | 2009-08-10 05:59 | finnish design
d0093885_038251.jpg


6/24~7/24まで里帰りします。
(加えてヘルシンキ前後泊)
大阪に到着したら当日海遊館そして翌日USJへGO!

某社さまから夏至祭直前に「これよろしく~♪」と翻訳を頂き、
目の前が真っ暗になりました。ゆっくりしようと思っていたのに・・・。
コツコツやっております。締め切り木曜。出発火曜ー到着水曜朝。
水、木はレジャー施設。という事は出発前にあげるのが一番安全ですね。


7月もムックの仕事で実家でも原稿書き・チェックをする事になりそうで、
夏休みはほぼ返上です。
ああ自営業って。
いやいや好きでやっているのでまぁいいのです。
でも無理は出来ないお年頃になって参りまして、夜更かし徹夜を避けないといけません。

日本でも家族に迷惑をかけないようにチャイルドシッター・サービスなどは利用したいと思います。
近所にプールがあるので家族で水着持参です!
次男は2週間ちょっと幼稚園へ。
長男はお習字のおけいこに通ってみます。(ちょっと遠いんですけど・・・家族が車を借りてくれたので送迎します)


皆様、良い夏を!

写真は、散歩途中に摘んできたルピナスと我が家のキッチンのランプ。
ランプはユハ・レイヴィスカ(Juha Leiviska. 建築家です。Artekから販売)。
ルピナスは花房が惜しげなく大きくていいですねぇ。
去年取材したエリゼ・アンッティネンさんも、ルピナスで身長より高いフラワーアレンジを作ってくれたんでした。エクスナレッジの「究極のフラワーアレンジメント」って本で、DVDでフローリストのレッスンも見られて面白い本だと思ってます。
あ、宣伝になってしまった・・・すんません。
[PR]
by wa-connection | 2009-06-21 00:40 | finnish design
d0093885_8183173.jpg

誤字を修正しました。(6/7)
3月に、アルヴァ・アールト設計のマイレア邸にお客さんをお連れしたと書いたのですが、写真をアップしていませんでした。

アールトは、フィンランドでの建築家、家具、インテリア・デザイナーとして最も知られている人で、1900年代初め頃のフィンランド人のアイデンティティが築きあがった時代の中心を担った一人(同じく建築家のエリエール・サーリネンや、作家のミカ・ヴァルタリ、オラヴィ・パーヴォライネン、作曲家のヤーン・シベリウスらと共に)、と言っても過言ではないと思います。

彼の最初の妻、アイノ・アールトも素晴らしいインテリアや工業デザイン製品を幾つも残し、殆どが現在でもArtekというショップを通じて入手可能です。

このArtek(アルテック)を設立したのが、アールト達、そしてマイレア邸の女主人でもあるマイレ・グリクセン。彼女の名前を取ってマイレア邸となりました。
マイレは、フィンランドを代表する林業分野企業の創業者一家の娘で、ハッリはその企業のいわば入り婿、経営者として抜擢されました。
マイレは自身が芸術家を目指し、パリにも留学(遊学ともいえるかな、富豪の娘でしたから)し、自身が芸術家の道を断念した後も、多くの芸術家たちのパトロンとして援助をしていました。

このマイレア邸は、当時ハッリとマイレが、階級制度が残る1929年に友人であり、時代の寵児であるアールト夫妻に彼らの持つ感性、創造性を思う存分発揮して欲しいと設計を依頼したものです。
(希望としては、階級制度を打ち破るようなモダンなものをイメージしていたようです。)
1929年前後といえば、まだ第一次大戦後。物資の不足から完全に立ち直っていなかった頃ではないでしょうか。
そこに、「好きなようにやっていい」と言われる建築家は滅多にいないでしょうが、アールトはそれを見事に実現しました。単なるゴージャスなだけの金銀きらめくものでは決してありません。
森の中に存在する、自然の美しさと溶け込むような、木材と素材を有効利用し、自然採光も大きな窓でよく考えられている、とてもほっとする、しかし1930年代にデザインされたと思えないようなモダンな空間です。
一階がパーティなども開けるような公の場、二階、キッチンなどはプライベート、ときっちり分かれています。

是非、機会があれば、(無理をしてでも!とあえて書かせていただきます)足を運んでいただけたらと思います。
というのも、ここはアールトの設計した建築物の中でも、随一と言われているからです。
見所も細かい所までたくさんあります。暖炉、書斎の壁、ダイニング、障子にアイディアをとった開放できる大型の窓、リビングの空間と各部屋のインテリア(アイノ・アールトの照明なども含め)などなど。
庭のプールも、ひょうたんのような湖のような面白い形なんですよ。
窓ガラスは人間の手で作られたもので、厚さの微妙に異なるというか、波が見られて、これまた美しいです。
(3月のお客さんの一人が工学部の人でこの窓ガラスにすぐ反応してましたっけ)あえて一級品ではなく、すこしムラがあるガラスを「この方が味があるから」と選ばせたあたりがマイレのセンスですね。

ヘルシンキには彼の設計した住宅は数軒しかなかったかなと記憶しています。
Munkkiniemiの自邸とアトリエ、彼がよく利用したタクシーの運転手の自宅などだったかと思います。

マイレア邸があるNoormarkku(ノールマルック)は人口2万程度の小さな町ですが、手工芸作家が今でも多く住み、乗馬コースもある自然の美しいところです。私の住むポリの隣町で、ポリから車で20分ちょっと。
2011年にはこの二つの町が合併します。

↑さて、トップの写真は正面玄関ドア。私はドアの取っ手が好きなんですよねぇ。この丸い飾り窓も。

d0093885_7523150.jpg

これは少し後ろに下がった所です。

数年前までは写真も撮り放題だったのですが、残念ながら、現在は一般見学者は外観の写真しか撮る事ができません。
来週、パートナーのKが、日本のからのお客さんをまた案内してきます。
今週お天気が崩れるんですが(これまで数週間好天続きだったのに!)見学される日は晴れてくれたら、綺麗なポリをお見せできるのになぁと思います。


私はその日ヘルシンキに行ってますのでお世話できないんですよね。
(マリメッコの社長の講演を聴きに行こうかなと。そう、あの黒尽くめの女性から若手に交替してそろそろ一年ですかね!?そちらの若手の社長の話がとある会で聴けるそうでして)

来週はちょっと撮影の仕事があります。久しぶりで緊張しています。
許可がもらえるかもネゴ次第かな・・・。ドキドキ。

その前に、私の腕で足りるかどうか、ちょっと練習を積まなければ。


にほんブログ村 海外生活ブログ フィンランド情報へ
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村
[PR]
by wa-connection | 2009-06-03 08:16 | finnish design