フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


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(※ケプレルのヨーナ・リンナ5作目(未邦訳)『ストーカー』表紙を使った書店マーケティング2015年春アカテーミネン書店から)
※ネタバレはありませんが、裏表紙に書いてある程度のあらすじは書きます。

ここ10年ほどはスウェーデンを中心とする北欧ミステリが一定の人気を確立し、大手から小さな出版社までコンスタントに邦訳もされる分野となりました。
英語ではScandi Crime(北欧犯罪小説)とかNordic Noirと言われることも多いようですね。

面白いのは、フィンランドの書店でもカテゴリーとしてミステリは純文学に入っていること。
ん?括りが大きすぎやしませんか?
とも思うのですが、
大きく分けると、
新聞・雑誌、
児童文学、
ノン・フィクション、
文学(ここにフィクションとしてミステリも入る)

こんな感じでしょうか。
もちろんノンフィクションでも、趣味関連、アート、建築、自然・・と分かれますし、文学コーナーでは純文学、詩、そしてミステリ(フィンランド語ではdekkariとかjännäri)といった風に枝分かれしていきます。

児童文学でも、絵本、字が読めるようになった低学年向け、高学年~10代を中心としたYA小説(恋愛もの=tykkääminen)、ファンタジーと細かくあります。

12月はソフィ・オクサネンの新作ツアー講演会が最終場所ポリであったので、サイン本を貰うために夫が買って自分でサインを貰った後夫にクリスマスプレゼントにしてもらうという本末転倒な?やり方をして、途中まで読んだ本をクリスマスまでお預けになってしまったのですが、めげませんよ私は! ↑これについてはまたいずれ。


ということで、今積読になっている女性の投資本をまだほったらかして、愛するポリ市立図書館にいそいそと。
本題に戻ります、ラーシュ・ケプレルの4作目と5作目です。

12月は寝る前や仕事の時間を惜しんでスウェーデン・ミステリ2冊を読んでいました。 
翌朝仕事だというのに1時頃まで読んでしまったり。子どものころから読書で止められなくて(オーソン・ウェルズの広告だったあれ、思い出すな)夜更かしし翌日が辛いというのはわかっていてもやめられない。
三つ子の魂、でございます。またはいつまでたっても学習しないとも言えます、はい。

ラーシュ・ケプレルの「ヨーナ・リンナ」シリーズは日本でもシリーズ3作まで早川書房から
邦訳がされていて『催眠』『契約』『交霊』と出ています。まだの方ぜひどうぞ。
ぐいぐいスピード感ある展開で読ませます。わき道エピソードは放置されることも多いので(これが犯人か!と思わせる伏線でしょうが、私も何度も引っかかりました・・・)
スウェーデンが舞台ですが、移民が多く、隣国フィンランドから1960年代前後に移住した人口も多い社会の背景を反映して、主人公ともいえるヨーナ・リンナ刑事はフィンランド人であるところもフィンランドのファンの心をくすぐるところで、こちらでも非常に根強い人気があるシリーズです。

日本ではシリーズものの場合、まず一番人気の作品を訳してみて先行きを判断するというところがあるでしょうし、シリーズものはやはり先細りするという事情もあるのか、4作目の『サンドマン(未)』と5作目の『ストーカー(未)』は邦訳されていないようです。

実は私は三作目『交霊』ですこーしだけ訳のお手伝いもさせていただきました。あとがきで名前を書いていただいてる事に気づいた・・・
ヨーナ・リンナが時々作中でフィンランド語のセリフをつぶやくのでスウェーデン語だけでは訳者さんも困ることでしょう。これがね、、フィンランドの小説でもスウェーデン語系の人物が出てくると独り言とか子ども時代の童謡だとか出てくるんですよね。学校で習って基礎は覚えている人が多いのでフィンランド人も読むには困らないでしょうが私のような基礎がゼロの者にとっては結構辛いものがあります(笑)それで秋に長男と一緒に始めようとやってみたものの案の定忙しくて途中で脱落・・・超基礎で止まってます。

さて、作者ラーシュ・ケプレルは処女作ではペンネーム以外秘密というセンセーショナルなデビューで非常にうまいやり方だなと思ったのですが、のちに新聞社が素性を突き止め、(彼らの自宅に暗い中懐中電灯で侵入し奥さんが怖がって旦那さんがチャイムでドアをあけたところ、アフトンブラーデット紙記者2名が彼らの著作と懐中電灯を掲げ「もうわかってるんですよ、白状してください!」と詰め寄ったとか。
二人とも文学界で活躍する作家ですが、お互いの文学活動を邪魔しないよう共同執筆の時はこの筆名にしたりと言った事があったようです。

邦訳もでている3作は私も日本語で読んだのですが、今回やっと手を付けたのはフィンランド語版の4作目と5作目でした。だって日本語待てど暮らせどでないんだもん!

訳者は1,2作目はヘレンハルメ美穂さん、3作目はミレニアムでもヘレンハルメさんと共訳した岩澤雅利さんと新作『ミレニアム4』でヘレンハルメさんと共訳している羽根由(ゆかり)さん。Twitterなどレビュー感想を見ると、ヘレンハルメさんを言及される方が多いですが(知名度と作品数では確かに!)岩澤さんと羽根さんともにこれからもどんどん作品が増えていく盤石な実力を備えた方々だと思いますので今後を楽しみにしています。
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『サンドマン』はヨーナの隠された秘密がいよいよ明らかになり、宿命の敵ともいえる相手との対決のストーリーとなります。このためにずっと孤独に耐えてきたヨーナ。可哀想すぎる・・・
一応、もし邦訳がでる場合を考えてこれ以上は書けませんが…。
登場人物の一人である、ベストセラー作家で被害者のところに日本から編集者がアニメ化の版権の事で訪ねてくる場面があったりしてちらっと笑わせてもらいました。
人気作家は執筆中だろうがツアーとか書籍見本市での講演だとか年間通じてコラムや記事も依頼されたり海外版権のやり取りをしたり大変ですよね。エージェントが全部決定できるわけじゃないですしね。翻訳者からも問い合わせがあるケースも多いですし。

おなじみ登場人物サーガ・バウエル(スウェーデンの有名な画家、ヨン・バウエルの子孫でもあり彼が描く妖精そのものの金髪ではかなげな美貌。それと裏腹にボクシングや格闘技で強い矛盾性が魅力の登場人物で結構重要な役どころ)らも健在です。
終わりが続編を予感させる唐突な終わり方で、2013年の作品だったので、続編5作目もフィンランド語版が2015年春に出ていて助かりました。
図書館さまさまです。
『サンドマン』は移動図書館から見つけて、『ストーカー』はポリ市立図書館支部から見つけました。
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『ストーカー』
こちらでも先に出るのはハードカバーなので、翌年にペーパーバックが出ます。
ちなみに、普通は既にハードカバー版があるなら同じものを使いますが、フィンランド語版は
来年同じ出版社から、違う訳者で再度ペーパーバックが出るようです。
なぜだ!?気になる!確かに初版だから、外国人の私が読んでも気づく綴りミスなどは何か所もありましたが、ストーリーの流れ自体の訳は悪くないと思ったのですが、、こればかりは原作を読める実力が無いと比較はできません。または英語版と比べるとか。
ただ、フィンランドではスウェーデン語からの翻訳者はわんさかいるので、一作目から全て違う人がフィンランド語版をやっているという理由はあるかも。版元が付き合いのある”空いている人”が依頼を受けるとか。

実物は、600ページ以上でハードカバーなので、凶器になる重さ。これが眠くなって顔の上に落ちたら怪我します。
寝っ転がって読むには重い・・・というわけでソファに座って&うつ伏せでなんとか一週間で読み切りました。
連続夜更かしでクマが、うう。

内容はなんと一作目の「催眠」で出てきたエリック・マリア・バルクが重要な役どころで再登場ですよ!
点から始まったストーリーが、点と点をつなぎ合わせて弧を描いて、円が閉じていく形を作っていくような印象を受けます。
そしてヨーナがまだ登場するわけですが(待ってました!)、最初のころのような茶目っ気は4,5作ではもう失われていて「僕の言った通りでしょ」というセリフはゼロ。
これは悲しいですね。ハリーポッターでもストーリーが進むにつれて暗~くなってくのが悲しかったけど(いや比べるところか?)。
そしてこれも終わりが・・・続編があるようなないような。

さて、作者アンドリル夫妻の講演を生で聞きたかったのですが、春、ストックマンでのチャンスは逃しました、でもその後ネットテレビで生放送があったので中継を見たのですが、とても面白いコメントをいくつか言っていました。
そのうちの一つは、「ミステリーのほうが純文学より難しい。なぜか?必ず答えを読者に提供しなくてはならないから。純文学はどんな終わり方をしようと、ストーリーが宙ぶらりんで終わろうと構わないという点で簡単だと思う」これは「なるほどね」と膝を打つコメントで、印象深かったです。
それまで私は純文学の方が高尚なもののように感じていましたが、ストーリーを書くにあたって難しさという意味では探偵ものやミステリの方がつじつまを合わせる点で一貫性も求められるわけですね。

北欧ノワール、現代ものはなんにしても殺人の方法もえげつないです、はい。

1960年代のフィンランド・ミステリを読んだ時(『そして誰もいなくなった』に似ているという評判の)“死因がナイフで背中を一突き”というなんとも今からすると牧歌的ですね、とミステリのハードコアファンの方からのコメントを頂きましたが、まさにその通り。今頃の皮をはいで逆さづりだとか、内臓全部えぐり出すとか燃やしちゃうとか、血液抜いちゃうとか、殺人に残虐な手口を使わなくてはならないというのは、そうでないと読者の関心を惹けない、トリックやストーリーでの作家の実力・想像力が乏しいからではないかとこれは別のスウェーデンミステリ作家が言った言葉なのですが、同業者からの批判もこういったところに出てきています。
(彼の作品ではどういう殺し方をしているか、読んでないので分からないのですが。(笑))

ともあれ、ヨーナ・リンナのファンとしては途中ドラッグ中毒だの売春婦だののミステリにつきもののくだりはもう色んな作家のシーンで出てくるので食傷気味ではありますが、なんとかへまをしでかしたりするお約束登場人物や心理描写の妙で最後まで途切れず読み進めてしまいました。
(ストーリーでつかみどころがないと、読み始めてもやめてしまうもので)


確か次回作はまだ出ていないというか、ケプレル最新作“Playground(プレイグラウンド、とするか「遊び場」とするか迷う所)”はフィンランド語版が来年2月に出ますが、予告を読むと全く違うストーリーで死後の世界も扱うテーマらしいので、ヨーナの物語は取りあえず一休みなのかもしれません。スウェーデン語版読んだ人教えてください!

ヨーナの続きが読みたい・・・ただアンドリル夫妻は、『催眠』(Lasse Hallström監督は有名ですよね)の映画化で大失敗したという苦い経験を持っているので、『契約』の映画製作にもストップをかけたよう。「催眠の方も、脚本がダメすぎた」と一刀両断です。もう任せてられないという事で、近い将来始まる予定の一作ずつを1クールのドラマにしあげる方では脚本にもがっちりかかわる予定だそう。彼ら執筆の時間無さそうだなぁ、、5作分5クールやるとなると。

しばらく「待ち人来たらず」の心持ちとなりそうです。
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# by wa-connection | 2015-12-26 05:44 | books

クリスマスのご挨拶

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あっという間に一か月が経ってしまいました。

12月も有難いことに仕事に追われた月でした。
今年は去年作った名刺500枚がそろそろなくなるほど名刺はばらまいたことになるのですが、
「名刺」って名前で刺す、と書くんですよね。
渡しただけじゃ覚えてもらえない。
インパクトがないといけない。
でもはりぼてでも印象に残らない、ということでなかなか難しいです。

逆に私もスーツ軍団の皆様と名刺交換してると4人目以降がもう???になってきて3人目の名前を創作してしまいます。いかんいかん。2,3度お会いしてお話しているとしっかり刻まれるのですが。または視察通訳の場合3,4日ご一緒することも多いですし、そうすると間違いないのですけれどね。

そういえば11月の暗い時期にフィンランド発祥のSLUSHと言うスタートアップのイベント関連のレセプションに参加した時たぶん30名位と名刺交換をさせていただきましたが、この時は若い人たちとたくさん会いました。日本もまだまだいけるな、と熱気に接してとても心強かったですよ。

この一年で、いろんな方とのパイプを築くことができた手ごたえを感じています。来年はそれをより太いつながりにしていくことを目標にしたいと思います。
そして四方八方に伸ばしていたアンテナも取捨選択をしつつ進んできました。なんでもやります、でやってきましたが、2名でできることには限りがあります。
より得意な方面でやっていこうというわけです。
この基礎となるのが、やはり人とのつながり。
差し伸べられた温かい手に何度感謝したことか・・・

名刺の話に戻りますが、誰かと出会った時「人 対 人」で話すとき、相手はこちらが真実を語っているとそれをかならずしっかりキャッチしてくれるものだと
改めて感じます。ですから当たり前ですが、嘘はつかない。無理な時は伝える。代替案を出す。
そういう風にしています。

若い時から少しずつ、いわゆる“はったり”というんでしょうか、背伸びしつつやります、できます!といいつつ伸びしろを使ってきました。
個人営業の3年ほど、夫と一緒に切り替えた会社も10年経って時期的には節目でもあるのかなと思っています。
先日は、私の先輩にあたる方とお話し、自分が信じる方向性にあうお仕事は真摯に受け、合わないものは報酬につられてやるべきではない、という考えに改めて感銘を受けました。ただ、私たちのような場合、選り好みできるのかというとそうじゃない時も勿論あります。そういう時はご縁だと思ってありがたくお受けしています。

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また日本人で、フィンランドで起業する人たちも増えてきています。先日もそういう方々と知り合う機会があり、実に様々な業種の方がいてワクワクしました。ほかにもレストラン経営をする人や、現地企業で頑張る人たちも数多く、頑張れ日本人!と心から思います。駐在員の人たちも骨身を削って頑張ってます。単身赴任の人たちは本当に大変だなぁと思います。私なんてホテルに一週間でも、お客さん達と日中日本語をずっとしゃべって美味しいご飯を食べてジムに行っても狭い部屋で気分が滅入るのに・・・日本で残された家族も慣れるとはいえ大変だろうなと身につまされます。年末年始で多くの家族が時間を共有できますように。

さて、通訳、コーディネートの割合がかなり多かった今年ですが(夫の負担がかなり多い年でした、ごめんよ夫)、翻訳もやっています。
出版翻訳自体には結びつきませんが、書籍の紹介・提案は日本の方にほそぼそと続けています。
いかんせん、フィンランドで受けるものが日本で受けるとは限らないのが難しいところ。
面白い本や小説はたくさんあるのですが・・・

白鳥やあひるといった水鳥は水面では何もしていないように見えますよね。
でも水面下では一生懸命足で水をかいて前に進んでいます。
私もこうした努力を続けていくしかないなと考えています。
来年夏は面白い企画に参加させて頂けそうです。
その時期になったらご報告できるといいのですが。

1,2月も結構お仕事で塞がっていました。やるべきことは山積みで焦りもしますが、一つずつ解決していきたいと思います。

日本ではまだ一週間業務が続きますし、こちらも来週は一応数日平常通りになりますが、少し早目の年末のご挨拶とさせていただきます。
皆様、どうぞ健康で素晴らしい年をお迎えください。
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# by wa-connection | 2015-12-25 04:59 | work
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この秋はヘルシンキに滞在するお仕事が多かったのですが、先週もその一つ。四日間ヘルシンキに行ってまして、9月末からやっていた、日本のお客様にアレンジした視察先を回りました。

上の写真は私の大好きなベーカリー本社での会議室。
もちろんコーヒーに加えて自社製品出してくれました。思い切り好きなところを推薦して受け入れていただいたので嬉しかったです。
ここのシナモンロールは有名なんですよ。
多くのお店がもうぱさついた生地の古そうなものを売っている中、ここは毎朝焼きたてのものを出していますからね。(夜中シフトのパン焼き担当社員がいるので)
残念ながら通訳してて食べる暇は大体ないですしお客さんも朝ごはんの後でおなかいっぱいだったようで召し上がらなかったのですが。お土産にパン一杯もらって幸せでした。

元々の始まりは、三人の学生がブック・カフェをやりたいと思ったことだったそうで、5軒ほど哲学や社会学など様々な本が読めるカフェを学生をしながら経営していたとのこと。そのうち取引のあった今のベーカリーの創業者が引退するにあたってお店を買い取ったことから今の形に移行していったそうです。
楽しかったからまたおいで~と言っていただきました。
「うちのベーカリー、日本人のお客さんすごく多いんだよ」と社長も言ってましたよ。
とくにデザイン・ディストリクトでは「かもめ食堂」関連で迷ってるお客さんによく方向教えてあげてることが多くて、と。
・・・でしょうね。あそこからまっすぐ南にいくとKahvila Suomi(かもめ食堂の撮影場所となったカフェレストラン)ですから。

他にも三日間でいろんなところを参りまして、非常に勉強になる滞在でした。
拘束時間は長めの視察だったのと結構な雨でジョギングもなかなかいく元気はありませんでしたが、最後の夜はレストラン後に霧雨だったので実行。
5㎞でビール一杯分は消費したかもしれません。
港まで走ってみたら、大型客船が停泊。
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翌日はレストラン・デーだったのですが、外の露店が多いですし、商談もあり、寒かったので最後はカッペリ(Kappeli)のカフェに入りサーモンスープであったまるランチにて終了。
この日は行く場所ことごとくで、同業の大先輩+彼女のお客様たちに遭遇したのが面白かったです。

その後ご一行を空港へお送りして、中国人観光客の波をかきわけ、中心地へ、そのまま電車でポリへ戻って現実に引き戻されたのでした・・・

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でもポリではヘルシンキより北にありますし、雪は積もっていてとても綺麗でした。
やっぱりうちはいいな、と思ったりも。

さてこれからしばらくは単発の仕事が続きます。
今週はまだいいですが12月が結構スケジュール上はふさがっていています。去年の12月半ばはスウェーデンの原発巡りをしていたんでした。で子どもたちの学校のクリスマス会も見られなかったのを
思い出したんですけど今年も見られない予感です。ごめんよ次男。

あと一か月少々で今年も終わり。
早い、はやすぎる。時の経つのが加速度を増しています。
これが年を取るってことなんですかねぇ。
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# by wa-connection | 2015-11-26 17:43 | work
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一年前に剣道の試合(段位以前のレベルの人たち)が地元ポリであって、開催一週間前に話があって出てみました。
あの時は(も、だな・・・)もうただ前にでるのみで、技も何もあったもんじゃない状態で負けるのも避けたりせずに竹刀を受けて負けようと覚悟して臨み、予定通り3試合でて全部ストレート負けしますた・・・・

でも気合いの声だけは大きかったようで、後ずさりしなかったのも良かったとあとで6段の人にそれ「だけ」は褒められ、敢闘賞を頂きましたっけ。

一年経って、もう地元ではないだろうと思っていたら、またポリであるって・・・ええ?それを知ったのが3週間前。
ということで、悩んだ末進歩してないんですが団体戦のみ出ることにしました。
タイ人女子のKちゃんも一緒。
団体戦は5名なので、大将が全然練習に出てこない、大阪に交換留学してたことのあるトニ君、副将が高3の家族で剣道をやっている男子(でも18歳なので成人、ジュニアでなく大人のカテゴリーで出られる)、メタルバンドのドラマーもやっているでかいお兄さん、最後が私です。
私は始めて2年半になりますが、週1回出られたらラッキーな練習具合。
本当は週3回ぐらいやらないと学習しないのですが。

出鼻小手と抜き胴を目指して出ました。
※写真はすべてポリに交換留学中のK乃ちゃんが撮ってくれています。(K乃ちゃんありがとう)
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結果は私は次鋒ですが、2戦やって両方とも相手は女性、引き分け。
ちなみに去年は三戦(フィンランド2、ロシア1)とも相手は男性で全部2本取られて負け。
結果だけでいえば進歩なのかな、、でも引き分けということでチームに対しての貢献は無しです。
団体としては賞は去年と同じく賞は取れませんでした、、、
2,3年前は初段に上がる前の3人が出ていて毎年総なめだったのですが。
ごめんよ貢献できなくて。
でも高校生が個人戦で頑張って3位、団体戦の大将トニと先鋒のタイ人Kちゃんが敢闘賞を貰っています!
トニももっと稽古に出てくればいいのに。
Kちゃんは試合の日、足首をちょっと痛めた模様。早く治りますように。
高校生O君の妹Aちゃんは残念ながらラップランドの兄弟たちに負けました、剣道部期待のホープなので
次回頑張ってほしいです。素早くて中に入ってくるのがあっという間なのです。

終わってからヘルシンキ在住の、剣道をフィンランドに広めた七段の上松大八郎先生の総括の言葉で、
「もっと基本の面の稽古をちゃんとしてください」というのが残っています。
「手の内を残す、残心をきちっととる、動作は大きく」
初心者の稽古から言われることですが、ということは初心者、私のような4級レベルからもうすぐ初段を目指す1,2級の人たちでもそれができていないという事なのかもしれません。

基本に忠実に、これを大事に次の稽古でも念頭に置いてやっていこうと思います。

おそらく試合にはもうそう出る機会はないと思いますが。
家庭と仕事と趣味もいくつかあって夏はゴルフなのでまったく道場に行きませんし、武道である剣道もちゃんとやるなら生活スタイルから何からすべて剣道を基本に考えないと上達していけないですし、打ち込んでいる人たちはもうそれこそ他はそっちのけですしね。
フィンランドにいて、何か日本につながることをやっていたいと思って、ポリで一番日本に近いスタイルで武道をやっているのが剣道部でした。
夫は足(と背中)が痛むので剣道はやめたのですが、今でもポリのクラブはいい(剣道、居合道、杖道)とよく言いますよ。

そういえば、試合ではトゥルクから日本人ご夫婦が参加されていました。
一年前に始めたばかりと言われていましたが、私よりずっとお上手でした(恥)。
またお会いできるといいなと思います。
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# by wa-connection | 2015-11-18 18:18 | life in Pori
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あわあわしていてすっかりご報告遅れましたが、
2年ぶりにジュニアエラに寄稿しています。
見開き2ページ分、小学5年生の男の子、ヨン君について。
編集部がつけてくださったキャッチは

「お化け屋敷で馬と暮らす少年」


すごいな、、、
本文中にオチがありますので、まだ1週間ほど発売されてますので宜しければご覧になってみて下さいませ。

明日は某イベント関連でヘルシンキ日帰りです。
金曜日に決まったでござる。何とか月曜の予定は動かせたのでほっ。

決まっている仕事以外にもちょこちょこ種まきしてる事もあるので、うまく芽が出るといいなと考えてます。
不況だって言っても、利益を上げている業界や企業もあるわけなので、文句や愚痴を言う暇があったら前に進むべきだなと思います。

ではまた!
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# by wa-connection | 2015-11-09 06:02 | work
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先週はこのサタクンタ地方が秋休みでした。
これは自治体ごとに異なるので、たとえばヘルシンキはサタクンタ地方より一週間前に秋休みだったりします。または木金+土日だけ休みというところもあります。
年間休日は全国同じなのでその自治体の学校は、かわりに夏休みが長めだったりするわけです。

さて我が家は私が仕事で一週間お客様たちとご一緒だったため、妻、戦力外。
ということで夫がぶつぶつ言いながらも子どもたちをヘルシンキに連れて行ってくれました。
おりしもヘルシンキではJapan Week真っ最中で、水曜にオープニングとして、中心地のショッピングセンターKamppiで各団体の催し物(太鼓、書道パフォーマンス、などなど)があり、夫と子どもたちもそばで見て楽しんできたようです。
さらに夜はサヴォイ劇場にて無料イベント。数日間異なる団体が7-8グループ、それぞれの演目をやるという形式で、観客は無料なのですがチケットは予約する必要があったため、9月から電話してチケットを押さえておりました。

それぞれの持ち味が良く出ていたようで、楽しんできたようです。
着物ショーでは、十二単の着方も見せられたようで、なかなかみられるものではないですし、貴重なたいけんですね。

あと子供たちは念願のフィンランド一番のお寿司といっても過言ではない和心さんのお寿司を昼ごはんに堪能した模様。
そして長男は、サックスを教えてくれていた学生さんが今ヘルシンキの大学でジャズを勉強しているので、7月以来のレッスンを受けてきたようです。
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↑トゥルクの下水処理場は岩盤を掘った地下にあります。
私は下水・上水処理の技術関連の通訳を火曜~金曜終日やってまして、トゥルクの下水処理場見学(いやー途中まではにおいがすごいですね。生物学処理が終わってからはましですが自分達が日々生み出している排水も含まれてると思うと申し訳ないような)、各工場、ラボでの視察など今回も非常に中身の濃い勉強になったお仕事でした。
そしてフィンランド側、日本側それぞれにご満足頂いたようで、ほっとしました。

新しい単語もたくさん覚えました・・・
tulkki (通訳じゃないんですよ)
sapruuna
laippa
taittopyörä
vetoakseli
などなど。
機械工学関係、少しは3カ国語でわかってきたかもしれません(汗)
今回もキャリブレーションとか規格とか何度も出てきたしなぁ。今月この関連用語は3回目。
空気トルクとか、、、

そのバランスをとるかのように夜の接待ではTurkuのとてもおいしいレストランでのディナー、金曜はRaumaでの初めてのアイスホッケー試合観戦と接待もご一緒させていただきました、はい。有難うございます。
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Lukkoのホームグラウンド。
看板のキヴィキュラというのは、加工肉製品メーカーです。ハムやらソーセージやら・・・

私、よく考えたらアイスホッケー、実は地元ポリでしか観戦したことなかったんですよ!
やっぱりアウェイのゲームって行きにくいじゃないですか?応援少数派なわけだし(ほんとのファンだったらあちこち遠征についていくんですけどね、きっと)。
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というわけで往年の敵であるLukkoを応援する羽目になりました。
そしてLukkoは連戦連勝の先週末時点でリーグ1位。対するはフィンランド東部の町クオピオ(Kuopio)のKalpat(得点ランキング真ん中位)。

お客さんたちはLukkoのマフラーまでプレゼントされていました。
私には、Raumaの会社の人たち、さすがにマフラーくれませんでしたよ、「だってポリの人だもんね、要らないよね・・・」と。わかってらっしゃる!

ホッケー場などアリーナには、こういう接待用に、VIP席が上の方にあって、飲食ができるようになってます。試合を見ながらビールやワインを飲んで、立食形式のディナーも出るのです。
お料理はまぁまぁですが、、、でもどうせならリンク近くで迫力あるプレーを見たほうが楽しめるかもしれませんね。これは好みですかねぇ。

そして・・・第1ピリオド。 
Lukko無得点。 
お客様がたには要所でルール説明。反則はバンバン出たので説明し易かったです。ハイスティックとか、、、
第2ピリオド。相手に一点入れられる。 ←おい。
第3ピリオド。審判が観客のブーイングに押されて、相手側に反則を取ってパワーゲームになったのに、得点できず。最後にGKを退場させて選手6名対相手4名(反則1名で2分一時退場だった)。
それでも得点できないって何なの? 
まったく男の子じゃないじゃん!と憤慨することしきりでした。せっかく人生に一度ぐらいは応援しようかと思ったのですが。
いや昨年も、その前もポリのチームが負けてからは同じサタクンタ地方だし、と応援してあげてましたよ⁉

それにしてもせっかく手に汗握るゲームを日本から来て初めて観戦するお客さんにお見せしたかったのですが。
でも野球やサッカーと違って一瞬も目を離せないねー、すごいスピードだね、とよく醍醐味を理解してくださいました。
残念だったのは、我らがポリのÄssätもこの日は負けたのでした・・・しかもVaasaのSportに。(2シーズン前にリーグ昇格したチーム)


さて来週も通訳、4日間ヘルシンキで英語日本語で頑張ってきます。
今週資料を読みこんでいますが、結構量があり、時間が足りず苦労しています。
あと11月末のコーディネートもまだ完全に終わっていないので今週こそ!決めたいところです。

通訳同行中4日間一度しか走れず外食ばかりだったのでなんと2kg体重増ですが、金曜から毎日運動して2kg落としました、、、
そして今週末は、今季初、地元でのホッケー観戦です!そして我らがÄssätと対するはRaumaのLukko!
不完全燃焼を解消するためにも心置きなく地元チームを応援して叫んできます!にもし宜しければクリックをお願い致します。


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# by wa-connection | 2015-10-27 05:20 | work
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我らが3名のチーム名が決まりました。
その名もマンマ・ミーア2016。
ミュージカルじゃないですよ⁉

9月に一度書いた、「ストックホルム ハーフマラソン来年挑戦」の話です。
一か月経っての経過報告です。
今後番号を振って定期的に書いていきたいと思います。

グループ名を決めたのが先月末。
発案者ブラジル人Pさん。←納得。

以降ソーシャルメディアでグループを作り、(LINEのようなものですね)細かい連絡事項をここで話し合っています。
一度三人で一緒に走りたいねといって数日後、森の中のコースを走る予定に。
二日後、私が腰を痛める・・・→マッサージへ
当日、せめて一緒の写真でもキックオフの記念に撮れればと思い、その時間にアイスホッケー場近くの森のコースに行こうとしたら急な仕事の依頼(ひとつ前の記事のお仕事)で電話をかけたりかけなおしたり半日折衝にかかり、PさんとGさんは二人で10㎞を走ってきたのでした、、うう一緒に行きたかったなぁ。

でもPさんは元モデルでサンバ・ダンサーの180㎝近い長身。足の長さも私より25㎝は長いので歩幅も絶対違う。
Gさんも170㎝弱。

夫、それを知っているので、一緒に走るの無理なんじゃない?
とやる気を削いでくれる・・・というか、皆それぞれ仕事を持ち、子どもが2~3人いる母親なんだし、せっかく走るのっていつでもできるんだからあえて一緒にやらなくてもいいんじゃないのかと。
私もそうだとは思うんですけどね、やる気を維持するのに月に一度位一緒に行きたいじゃないですか。
向上心ってやつですよ。

で、速度に戻ってこれはゴキブリ走法でいくしかないのでしょうか・・・?思案中です。

このあいだキックオフミーティング後の2回目ミーティングをカフェで開いた私たち。

9月末までに申し込むと一人当たり58ユーロで申し込めるのです。
既に3人分申し込んで、私が代理で支払い、あとから2人が払い込んでくれました。
えへん、ホテルもすでに取ってあるんですよ!

中心部から公共交通機関で15分ほどのホテルにトリプルで3名2泊。
そうなのです、前日金曜に飛んで、ゆっくり寝て、翌日午後走ると。夜は打ち上げです、当然ですね。
そして日曜に帰ります。
ちなみにフライトはチェック中。
ヘルシンキから往復一人当たり100ユーロ掛からないぐらいでしょうか。
やはり大きなスポーツイベント時なので、安い席がそろそろなくなりそう・・・

ハーフマラソン自体も、当日に近くなるほど、申し込み額は上がりますが、最大1万8千人まで受け付けるとサイトに書いてありました。
そして40%強が女性なのだそう。

スタートは15時半にGustav Adolf市場近辺から。ゴールは21.1㎞後にNorrbron橋の上、王宮の真ん前だそう。
気分上がるじゃないですか!

全員一斉スタートではなく、ランナーのタイムを申し込み時に提出し、5分毎に全部で8つのスタートグループに分かれるので、最後のグループは16:05出発です。
じゃあタイムはどうなのか、というと、こうしたランのイベントに参加される方はご存知かと思いますが、マイクロチップをそれぞれランナーが持っているので、スタート地点を通過してからゴールするまで、5,10,15,20㎞と通過地点のタイムが要所の電光掲示板に表示されるほか、Webでも見ることができるのです。
フィンランドの家族もチェックできるわけですね。
フルマラソンではこういうのやっていると知っていましたが、ハーフでもやってくれるんですね~。
友人、ご近所に中年になってからのマラソン狂いとトライアスロン狂いがいるので・・・

完走者には皆賞状とメダルがもらえるとか。
それ目標に頑張りたいと思います。
まずは怪我せずあと11か月。いや10か月ちょっとですね、もう。

3人で話し合ったのは、ストレッチの重要性。
なかなかね、走る時間は確保できてもその後のケアまで手が回らないんですよね。
でも回復が遅れるので、やはり気を付けねばなりません。

一週間4、5回走って、一回を12-15㎞程度の眺めのものにすればいいよとマッサージをしてくれる元フィンランド代表水泳選手だったカイヤさんもアドバイスをくれました。

Juoksukoulu(ランニング・スクール)というのもあるんですけどね、距離に合わせて食事、ランニングのフォームから色々アドバイスしてもらえるもので60ユーロほど。9千円ぐらいでしょうか、10回コースで。チェコ人のGさん、行きたいと言っています。
ちなみに、彼女は去年は結構走っていたのですが、仕事がシフト勤務で体調を整えにくい事や、半年くらい走っていなかったのに急に9月末からジョギングを再開し、GさんとPさんの10㎞ラン後、かかとが凄く痛くなったそうで…同僚の看護師さんがそれはluupiikkiね、と教えてくれたそう。
日本語では足底筋膜炎(そくていきんまくえん)または足底腱膜炎(そくていけんまくえん)というようで、中年に多く、スポーツ選手でも多いようです。
骨に近いところの筋肉に細かい断裂が起こり、痛みを伴うとか。
ということでGさん、只今2週間ほど安静中。

どうなるマンマ・ミーアチーム?

インナーソールのいいやつ買いなよ、と言っているのですが。それかシューズが古いから新調するそうです。
都会のランイベントは、アスファルト、石畳が多いので、ソールが厚めの方が絶対に足を痛めないでしょうね。
私も普段森の中の小道など足に優しいコースを走っているので、対策を取らなくては。

さて、これに加えて、今月末、またポリで剣道の級レベルの(つまり有段者は参加しない)試合があり、団体戦にまた頭数合わせで出るかもしれず、今月2週間はそれに集中しようと思っています。
まだ出られるかどうかわからないんですけどね。
日曜なら仕事でヘルシンキに行くので無理ですが、参加チームの数によっては土曜にするかもしれないとのことで、不確定要素大。
でもまたしても短期間の仕込みで出るつもりで準備してみます。
これも
1)怪我しない
2)どうせなら堂々と負ける。せこく避けながら負けるのではなく!
3)でも初めての一勝を目指す

といったところでしょうか。
今年もポリであるなんて知らなかったよ・・・
Noといえない日本人の典型です。


ということで、ランニング一本で集中はできないのですが、最近の進歩としては、前は5㎞走ったらもう帰りたかったのが、距離的に7㎞が定番になりつつあることでしょうか、そんなに辛くは無くなりました。
10月のログは10㎞以上走ったのが2回、7㎞超が4-5回と去年の自分に比べていい調子です。

でも今週剣道2回稽古に行って、その分走る回数が減ったんですけど、今日6㎞行くのが結構足腰が重かったのは、やはり間が4日間開いたからかもしれません。
毎日何かしないとすぐ衰えるのは年齢ですね。
明日は剣道はないので、仕事をして、お客さんを晩御飯にお迎えする合間に走ってこれたらいいなともくろんでいます。
夫と息子たちがテニスに行くのでその間かな。

最近ジョギングをするご褒美は、とても美しい秋の夕焼けです。(トップの写真も一週間前の土曜のもの)
好天が続いているので、毎日表情の違う空模様が本当にきれいなんですよ。

↓ストックホルムハーフマラソン2016には、80か国からの参加者がいますが、本国スウェーデン以外では、フィンランド、ドイツ、ノルウェーからの参加者が数百名ずつ。私以外にも日本人女子の名前も2名見つけました!にクリックをお願いいたします。
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# by wa-connection | 2015-10-18 03:44 | Run
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毎日が飛ぶように過ぎていきます。

夏休みに一度行って楽しかったフィンランド中北部ポホヤンマー(Pohjanmaa、ポフヤンマーと書いた方が近いかな・・・)。先週その南部に仕事で行ってきました。夏休みのことも記事に書きたいんですけどね、、、

さてもう10月も1/3が過ぎましたね、今週末は夫の誕生日、来週初めに母の誕生日が控えています。
景色もすっかり秋、気温もここのところぐっと冷え込んでいる状態です。
今朝はマイナス7度の中、三日ぶりにジョギングに行きました。まだ地面が乾いていたので滑らなくてすみましたよ。

有難いことにひきつづきお仕事が目白押しでブログを書く時間がちゃんと取れずにいます。
うーむ、年末年始は一息つけるのでしょうか。

そして外に数日ずつ出るお仕事が多いので、夫のシングルファーザーぶりもますます板についております。
先週はなんと記録更新、前日に依頼された通訳を引き受けて(剣道部つながりの人から問いあわせがあり)、ポホヤンマーのある街に行ってきました。

何分前日でしたし、他の仕事も詰まっていたので資料を読みこむ暇もなくほぼぶっつけ本番。
家の事も夫にすべて投げ出して(中一の息子が秋休みのある今月末にかけてテストが5教科はありそうなのでテスト勉強も・・・)二日間泊りがけで行ってきました。難しかったですが、皆さんに助けていただいて無事終了。

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上の写真は1時間半運転中、途中の曲がり角で。ここからさらに1時間弱北上。もう細い道を80㎞でずーっとぐねぐねと。日帰りできる距離ですけど通勤はしたくない長さです。

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初日を何とか乗り切って、夕食にもお誘い頂きました。
ホテルから30㎞ほど南下した国立公園そばにある美しい森の中のコテージへ。
トップの写真がその内部です。
電気がないとのことで、すべてろうそくと暖炉の明かりのみ。
食べ物の写真、暗すぎて撮れませんでした。(フラッシュ使いたくないので)
スッピロバフベロというキノコのクリームスープ、そして薪ストーブで焼いたヘラジカのステーキ、
ここに写っているのはオーナーのMariaさんの旦那さん、Pekkaさん。
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手作りのパンとサラダビュッフェ、最後にLauhan huokaus(ラウハ山のためいき)という名前をつけたというオーブンで焼いたメレンゲケーキ。
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もう満腹でした。

それにビールとワイン。いや酔っぱらいました。普段ビール一杯でほろ酔いなので。
夜、その週ずっとやっていたマニュアル翻訳を続けるつもりがもうそんな仕事なんて無理!

さらに食事後タクシーでサウナ小屋へ移動。
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私以外は9名皆さん男性だったので、私が先に入らせていただき、さっさと烏の行水で(サウナだけど)終了。
途中フィンランド側の副社長が私がシャワーを浴びようと服を脱いだところで間違って入ってきて「ひー!」
しかしお互い大人の対応で(汗)何食わぬ顔で出て行かれましたよ、ええ。ずっとタオル巻いてないと安心できないなこりゃ。

外にはジャグジーがぽこぽこ気持ちよさそうだったんですが、水着持ってきてないし中から丸見えだし諦めて出ました。今後は接待があるときは水着持参するか真剣に悩んでます。
その後3時間近くみなさんサウナージャグジー―サウナで上がってこられず一部が見事にできあがっておいででした。

曲がりくねった森の中の小道をタクシーの運転手さん結構なスピードで飛ばすのなんの。ちょっと胃がひっくりかえりそうになって青ざめたところで何とかホテルに到着。
さすがポホヤンマー!と思ったのが各部屋に個別サウナがついていたところですが、もう夜中に戻ったしサウナはいったので使わずじまいでした。
次回もそこに泊まることができたら部屋のサウナでビール一杯やろうと思ってます。
(夜PCに常時溜まっている仕事の合間に)

二日間を終えて帰り道はもう眠くて。まっすぐな道をひたすらポリに向かって南下するわけです。
途中Merikarviaのガソリンスタンドでコーヒー買いに寄りました、ほかの人の安全のためにも。

来週は一件通訳とまだ続く長い翻訳の仕事、来月のコーディネート、通訳数件とガイドも。全く新しい分野の勉強もしなくてはなりません。こういう毎回違うのは大変でもあり、この仕事の醍醐味でもあります。

さて、今月末はヘルシンキで、Japan Weekという一週間近い文化紹介のイベントがあります。
私はその週お仕事で西部フィンランドをお客様がたとご一緒しているので行けませんが、
夫と子供たちがヘルシンキに2泊ほど行く予定です。
太鼓や茶道や色々なイベントがありそうですよ。
ボランティア通訳、手伝いをまだまだ大募集中で関係者は大変そうです。

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# by wa-connection | 2015-10-09 23:32 | work
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直近のお仕事の話も少し。

先週末から三日ほど、フィンランドでの核廃棄物に関するドキュメンタリー映画撮影のお手伝いをしていました。
つまりはフィンランドで使用済み核燃料がどのように最終処分されるかを原子力発電所に行き、担当者にインタビューし、調査研究施設であるONKALOを見せてもらうという内容です。
また自治体、市民への取材コーディネートもやらせて頂きました。

撮影は監督でもある島田恵さんが一人で。同行されていたのはNGO 原子力資料情報室(CNIC)のお二人。
彼らは日本での事故の情報の宝庫で、合間に少しですがいろんな話を伺いました。
島田さんは撮影を一人で全部こなされるので、映像メディアの場合はカメラ、音声、ディレクター、アシスタント、と数名で来られることが多いですしとても大変そうでした。

島田さん、そして製作中の映画『チャルカ ~未来を紡ぐ糸車』のサイトはこちら。
http://shimadakei.geo.jp/charkha


そういえば、以前オーストラリアのTV局の人も単身で来てインタビューも全部英語でやっていった人がいたな、と思い出しました。(同じ日に原発にいて、翌日同じ人にインタビューしてさっきはオーストラリアの人が来ていた、と取材先の人に言われたのでした)

原発では何度も会っている広報の部長さんと10回以上案内して貰っている視察受け入れのセンター長さんの二人とやぁやぁお久しぶり、といった和やかな雰囲気で、色々便宜も図ってもらえ、とても助かりました。
廃棄物処分を請け負う会社の方も知り合いの地質学者で「あー1年ぶりだねー」とご挨拶。
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(上は誰でも年間見学撮影可能なビジターセンター展示から)
そしてオンカロに入り、オルキルオト3号機の建設現場(箱ものはほとんど完成してます。あとは頭脳部とも言える一番大事なオートメーションを実際にインストールしていく段階ですね)見学。
オンカロにはもうなかなか入れませんので、通常は三号機現場と低中レベル最終処分場の見学になります。そこにオンカロ展示場もあります。

広報の部長さんは3年前にマスコミから転職してきた人でもあり、押し出しよくとてもにこやか。
以前はニュースキャスター、新聞社政治部でも勤めていましたが、その前はなんとアイスホッケー選手だった面白いバックグラウンドを持つ人です。
3年前、マスコミ対応の日に取材で行った時、彼が入社一週間未満で、「入ったばかりで、以前はここは取材できたことはあるけれど内部の人間としては相手するの初めてなんだよね~」と言っていて、見るもの聞くもの珍しそうでしたが、3年たって知識もついて、堂々としたインタビューでの回答ぶりでした。(笑)←とっても上から目線。

今回は日本語で私と島田さん、CNICの方がしゃべっているのを横で聞いていて「ちょっと」という日本語が頭に残ったらしく「チョットチョット」と連発していました。次回日本からオルキルオト原発に行かれる方、案内役に広報の部長がいると、「チョット」攻撃されるかもしれません(笑)

無事に終わって私はそのままヘルシンキへ、皆さんはそれぞれドイツなどへ。
翌日からは別のご一行と二日間、福祉分野中心に視察し通訳同行させていただいた週でした。

写真は原発でお昼ごはんの後出たデザート。
TVOの社員食堂はあまりおいしく無いですが(というより、スウェーデン三か所、フィンランドではここ、どこの食堂も味は中の下ではないかと)ゲストに出る方のオルキルオト原発の食事は北欧一番です。すべて体験した私が言うので間違いないです!ロビーサ原発はほとんど視察は受け入れませんので。

ビジターセンターがあるため、ゲストは食堂に連れて行かれないので、別メニューでRaumaのケータリング会社が調理・サーブしてくれます。
最近では私が来るとリストで分かるので、顔見知りのウェイトレスさんがランチお客さんと解散後に取っておくわね、と言ってくれるようになりました。向こうも、通訳が手つかずで残すと料理が無駄になりますし、食べられない時は言ってくれた方が助かるということですね。
これまで何回おいしそうなアスパラガスだとかスープだとかを手つかずで見送ったことか・・・
そのために通訳終日のときはバッグにはバナナとかチョコレート用意しております、はい。

今回はご飯食べる余裕を頂きまして、とても有難く一通り食べました!
(結局食べ物なのか・・・)

今回は定番コースでそれほど難しいテーマではなかったのですが、もっと勉強しなくては。
AC/DCとか(電流系統、弱いんです。実際の発電の方ではトランスフォーマー関連もありますし)、炉の構造の方、幅が広すぎて、まだまだ分かっていませんので。
まだこの秋も原発行きが入りそうです。


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# by wa-connection | 2015-09-13 02:25 | work
日本からのお客様には、私が同行しているお仕事の際、「お子さん誰が見てくれてるの?」というご質問も割とあります。

我が家では、夫の両親は既に他界しているのでぽんと預けられる親戚もいません。(それまでは本当によく助けてもらいました、しょっちゅう預かってもらってその間に仕事を済ませたり用事をしたり・・感謝しきれないくらいです)

というわけで夫婦でやっている弊社の場合、夫が外に出る仕事の時は私が、私が不在の時は夫が家にいられるよう調整、と時間のやりくりをしています。具体的には、動かせる余裕のある予定を延期する、といったことでしょうか。私に出張予定が入ると、その日に夫に仕事上の会議があれば相手に連絡し、もう少し伸ばしてもらう、または電話会議で済ませる、といった風です。大抵のことは何とかなります。
お仕事を引き受ける前に互いに予定を確認しますので、どうしても動かせない予定の時は代わりに信頼できる同業者をご紹介します。

ここのところ毎週のように数日ずつヘルシンキだったので、夫はかなり「シングル・ファーザー」づいており、子どもたちの学校が始まっていて毎日宿題もありご飯を作り片付け習い事、スポーツの送迎と、数日留守にして私が帰るとクタクタになってあと頼む、と口数少な目。しかも初秋は気温差で風邪ひきさんが勃発するシーズンでもありまして、例にもれず息子たちもクラスメートから風邪菌をもらってきたり、逆に上げてきたり(汗)しているようで、医者通いも2,3回加わり、投薬も朝晩それぞれどの薬か、と忘れないようにするのはやはり面倒なよう。
まぁねぇ、世のお母さんたちはこれを難なくやってのけているわけですが(ぼそっ)。おだててやってもらわないと。

2か月ほど本人もまったくガス抜きができていないので(つまり日常が取り巻く、この町からほとんど出るということがない)かなりストレス溜まっています。私も今日で外出続きだった期間が終わりましたので、しばらくデスクワーク主体でお仕事します。さて、私の居ない間、三人でどんなものを食べているのかというと、夫の料理レパートリーはアジアものを作らないため、もっぱら「洋物」っていうんでしょうか。
一例:
・アンズタケのクリームベーススープにライ麦パン
・スモークサーモンのキッシュ
・パスタ(カルボナーラ、トマト1kgを湯剥きして作るソースのパスタ、バジルと松の実をすりつぶして作るペストなど)
といったところです。
頑張ってくれているんですが、人数分作りきりの量が多いので、あまり残らない・・・私は多めに作って翌日など、自分のお昼ごはんにすることが多いのですが。
いや文句は言えません。
感謝してます。
でも4日ぐらい続くとさすがにどこかで子どもたちの送迎の時間が重なったりしてご飯を作れずピザという日もあるようです。

はい、有難いことです。おかげでヘルシンキにいる間、仕事上がりにビール一杯なんてこともやらせてもらってます。(鬼嫁)
個人的な話が長くなりました。

我が家は自営業でフルタイムでないので、いわゆる完全共働きではないですが、どこのおうちもお互い融通しながらなんとか日常を回しているようです。
以前、とあるフィンランド企業に視察団の通訳として同行しまして、夜に交流会のディナーがあったのですが、社長さんは出られないとの事。
理由は「妻がヘルシンキに出張中で、僕が娘たちのバイオリンのレッスンに送迎しなくちゃいけなくてねぇ」と。
当然、習い事の送迎だけじゃなく、晩御飯、寝る前にシャワー、歯磨き、着替え、宿題のチェック、小学生低学年ぐらいなら読み聞かせなどもあるわけですよね。

でも大丈夫、実務担当者とマネジャーがちゃんとフォローしてくれてましたし、社長さんいないからって晩餐の場が成り立たないってことはありません。そういう時のための副社長なり中間管理職ですよ(おい)。
思うに、自分がいないと成り立たないという仕事の仕方ではいざという時(病気や病児看病休暇)休めませんよね。以前仕事ができる人の条件にいなくても回るよう情報を共有している事、指示を出す、事前に同僚に相談しておく、、その他のポイントを読んだ事がありますが当たっている点は多いと思います。


フィンランドで、10歳未満の子どもが熱を出したり体調不良で学校を休むと親も4日まで無給ですが仕事を休めます。それ以降は医師の診断書を職場に提出する必要がありますが、病児保育という事は考えません。親のどちらが仕事を休めるか、というので夫婦も険悪になりますがなんとかするしかないですね。より苦労するのはシングル・ファーザー、シングル・マザーの家庭で元妻、夫が遠方の場合でしょうか。
祖父母がそばにいない人もいますし、うまくいってない場合もあれば(汗)、また近所とネットワークがない場合もありますよね。

タイトルのシングル・ファーザー、これに気を悪くされる人がいないといいのですが、フィンランド人たちの会話でよく聞く言葉がこれ。YH。
ユースホステルじゃないですよ。Yksinhuoltaja(一人で(子を)育てる保護者)つまりシングルファーザーかシングルマザーのことです。略してyh-isä, yh-äitiなどと言ったりします。yhの発音はイューホー、、うーむYの発音がカタカナにしにくいので難しいですが。
また夫婦でどちらかが不在の時に「うち、明日から妻が土曜までいないんでyh-isäやってるんだよね」といった会話にも出てきます。知人にもシングルマザー(離婚、死別して一人で子どもを育てているお母さん)が何人もいますが、頭が下がります。
実際割合としては、シングルマザーの方が多いでしょうかね、でも離婚した家庭で子どもが二週間ずつ父と母の家を交互に暮らすというやり方は結構定着してきています。遠方だと大変ですけれどね。学校はどうするのかとか。親が再婚してもできる限り続けられます。

ちなみに「ゴルフ未亡人(Golfleski)」という呼び名もあったりします。ゴルフは18ホールラウンドすると4時間、練習にもう少し早く行きますし食事、着替え、往復時間を考えると丸一日かかる事もしばしば。というわけでゴルフに熱中している配偶者がいると残された方はやもめ状態、という訳ですね。
ゴルフだけじゃなくマラソンやトライアスロン系の趣味を持つ人たちも相手の放置率は高いですね。
これら持久力を要求されるスポーツは最近結構人気です。

それにしても、日本で職場に気を遣い、病気でぐずる子を後ろ髪ひかれつつ預けないといけない親は大変ですよ。
しかも「そこまでして仕事しなくても」とか「迷惑かけられるからあの人と組みたくない」と言った目で見られることもあるのかなという想像もします。もちろん、父親が日本で育児休暇を取る率も以前より上がったと聞いて嬉しくもありますし、外資系だけでなくもっと前例が増えるといいと思います。それに北欧が全て理想的というわけではありません。北欧各国でも制度、実際に現状がどうなのかといった差はありますし。
日本は法制度上はすでに割と整っているという話も聞きます。
あとは実際に使う側が引け目を感じることなく利用できるようになる環境ではないでしょうか。

もっとも進んでほしいのは職場ですが、そこだけではないですよ。
大学も、学校も横一列並べでなく、多様な人を受け入れられたらもっと面白い場が生まれると思います。
こちらの大学だと赤ちゃん連れの学生もちらほらいますし、授乳しながら講義を聞くっていうのも授業によるかもしれませんが、アリです。
赤ちゃんがぐずったら友人同士であやしながらできる人がノートをとったり、あまりに泣き声が大きくなったらちょっと廊下に避難して、あとで友達がこういう講義内容だったよ、とフォローしてくれたりということもあります。
それに、最近の傾向で対面で授業というのも減っていますから自宅でディスプレイ越しに受講だとよりこういう家庭状況にも対応しやすいかもしれませんね。対面授業の良さは失われるので、利便性とはかりにかけるといい面、悪い面は両方ありますが。
年齢も社会人学生が増えればもっと互いにメリットもあるように思います。

いうなれば、どんな社会でも子どもがいない人もいる人も、独身でも既婚でも、相手を思いやり融通をきかせられる、寛容な社会に一歩、いや半歩ずつでも進んでいきますように、と一時的シングルファーザーの話題にかこつけてですけれど願ってやまないわけです。



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# by wa-connection | 2015-09-11 00:16 | kids
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※加筆修正しました。(9/4)
(注:古い作品とはいえ、少々ネタバレありです!これから読みたい人はこの記事は飛ばしてください。)
読み始めたのはフィンランド語検定試験を受けた4月末なので数冊並行と途中で結構時間がかかりました。
1/3ぐらいまでまぁ普通に読んで主人公ホールデンが学校ドロップアウト後のNYのホテルで飲んだくれ、エレベーターボーイにボコボコにされたあたりで、うだうだの中二病ぶりが嫌になり、二ヶ月以上手につかなかったりしまして、8月後半また波に乗って寝る前20ページずつぐらい読んで残り150ページをヘルシンキに行くバス車内で終わりました。

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(上は最後の方でホールデンが妹に将来何になりたいのか聞かれてBurnsの一節を引用するも妹に間違いを指摘されるという・・まぁ「誰か(チビ助が)がライ麦畑から飛び出して来たらそいつが落ちないようしっかりつかまえる奴になりたいんだよ」という場面です。

大学に入った頃か高校の頃か、もう覚えていませんが邦訳で一度読んでいるのですが、もう結末は覚えておらず・・・。
ただ、フィンランド語の翻訳をやったペンッティ・サーリコスキ(詩人、作家、あれこれグダグダした御人)の文体が有名なのでこの際再読はフィンランド語でと思ったのがきっかけでした。

確かにぐんぐんひき込まれるリズムがあって、私でも一気に一晩30ページ、など何度か読めたのはこの訳し方が大きいと思います。中二病主人公じゃなきゃおばたんもっと一気読みしてたかもしれません。それにしても時間がかかりすぎです。もっとすらすら読めるようにならないとやっていけませんよ→自分に言い聞かせる。


以前も書きましたが、とくにこの『ライ麦畑~』での翻訳は「サーリコスキ現象」と呼ばれたりしたようで、一字一句正確な翻訳か、それともある程度文ごとの訳し方には幅を持たせて全体の流れを尊重すべきか、というのは翻訳家でも意見の分かれる所のようですが、こちらはまさにフィンランドの国語の先生が「やっと学生が喜んで読む本が出た!」と狂喜し、逆に英語の先生は「原文と意味が違う、ここまで変えるなんてけしからん!」とリアクションが逆だったという物議を醸した作品でタイプでいうなら雰囲気重視、ですね。批評家の中にはこの版を「カヴァー」と捉える向きも多いようですし、確かにサーリコスキはお金に困って適当に訳したエッセイなどもあったり、後に訳した作品は自分でも後にこりゃひどいと思ったらしく版元に自ら訳したその作品の販売を禁じていたほどです。ただ邦訳(野崎版)の一部がネットにも出ているのでフィンランド語版と読み比べてみました。
まず原文を読んだ後にネット上にある邦訳版を再読。
そうしたらですね、違和感はほとんど感じず「そうそう、こういう風に書いてあったね」、と思ったのです。
流れを重視し、語順や一文ずつの訳に細かくこだわらない代わりに全体がまとまっているということだと納得しました。(ホールデンがスペンサー先生の自宅を訪ねる場面など)

試しにこの『ライ麦〜』を思春期の長男に一部読ませたら普段使ったら怒られる言葉がバンバン出てくる高校生男児の話なので数ページ、ゲラゲラ笑いながら読んでいましたよ。

私はといえばいやもう読みながら、封印していた恥ずかしい高校時代の葛藤というかどうにもならない情けなさとか周りの可愛い子達がちやほやされるのに自分の外見恨んだりとか(努力もせずに)あれこれ思い出しましたよ。
で、また封印しました。でないと恥ずかし過ぎてだめです。それにつけても生き恥さらしながらの人生なのに。


ちなみにフィンランドの文芸翻訳家のラジオ対談を以前聞いていたら、翻訳家とは芸術家といえるのか?という議論がありました。
そこで、ゲストに出ていた文芸翻訳家は実際に創造するのは原作者である。訳者はただ訳すだけだ、という人もいるけれど、クラッシック音楽でたとえるならば原作者が作曲家、翻訳者はオーケストラ(演奏者)としてその解釈、技量で観客(読者)を魅了するべき芸術家である、という意見を述べていてすとんと腑に落ちた覚えがあります。ああそうか、やはりこのプロセスは産みの苦しみでいいんだ、と。

シベリウスが本の原作者、LahtiやRSOのオーケストラが訳者と言い換えるとすると、分かりやすいでしょうか。オケによって結果がそれぞれ異なり、味とも言える訳なんですね。

私はまだ一冊しか共訳で仕事はしていませんが、現在もフィンランドの書籍をリーディングなどで日本に提案中です。またいいタイミング、出会いでこれは!と思った作品が日本語に訳されるといいなと願っています。

今後もちょくちょくフィンランド語の本を紹介していきますのでご興味がおありの出版社ご担当の方は弊社
Wa Connectionのコンタクトフォーム
またはその上にあるメールアドレスよりご連絡ください。



ちなみに次はこれが待ってまして、これも1/3少々読んであります。
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"Nainen ja rikastumisen taito"(talentum 2015) Emilia Kullas, Ninni Myllyoja『女がリッチになる方法』
直訳なら「女とリッチになる方法」、ですがなんとなく女と一緒にという風に読み取れてしまうのですが、並列ですからね。
これもね、面白いです。意識改革ですかね、つい優等生で育っていい子にしてきて社会に出て男性がやるようにしれっと当然の給与額を要求できず言われた額を有難く頂いて満足してしまう女性たち。経済誌の女性記者二名が執筆した、今年春の話題作です。
女性の経済的自立の重要性を説いていますが、じゃあどうやるか?が順を追って書かれています。
どうもこの手の本は日本に無いように思います。読み終わってからまた書きますね。





あとお借りした又吉さんの『火花』、石川達三『蒼茫』もまだ待ってます。。。そして邦訳が出ると思われるトンミ・キンヌネンの『四ツ辻(仮)”Neljäntienristeys”』も待ってます。9月はかなり忙しいので厳しいですが、時間は作るものと言いますよね。

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# by wa-connection | 2015-09-04 05:15 | books

3週連続ヘルシンキ

先週末は久しぶりにゴルフのコンペがありましてヘルシンキ近辺でプレーして来ました。
楽しかったです、6月の悪夢が嘘のようなまぁ納得できるスコアでございました。

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そして火曜から2晩またヘルシンキに来ています。昨日は到着して半年ぶりにやっと和心さんのお寿司を昼ごはんに食べに行けました。
あまりの美味しさに咀嚼する間も涙が出そうでした。
鮭も4種類、普通の、炙り、塩麹、(もう一つ忘れた、、、)と手がかかっています。おおお・・・

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夕方は仕事関連でとても面白い会合でした、美味しいケータリングを頂きつつなんとトーク6時間(でも23時解散しなかったらまだ続いていたと思われます)。やっと会えたという方々ばかり。
写真のケータリングはランチ・カフェMizuさんから。盛り付けもとても綺麗で味も保証付です。
カフェに食べにもちろん行けますが、こうしてケータリングも扱っておいでです。
日本人たちの間でも話題なのが、なかでも抹茶ロール。
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うわさ通りのしっとり生地。クリームも小豆か栗が入っていたよな。
またしてもあっという間にペロッと頂いてしまい、ほんと風情なくてすみません。
美味しゅうございました。

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帰る前に気づいた素敵なドアノブ。
ティモ・サルパネヴァのデザイン。

今日は買い出し(東京館やアジア食材、紅茶など)を留守番隊のために走り回ってますがまだ終わりません。
あとはデスクワークに専念しなくてはいけないのですが。一昨日依頼された仕事の資料が昨日昼に来たけど見る時間が無く。
明日は朝から少々離れた町で通訳で夕方ポリに戻ります。

来週はコーディネート自体は終わりましたが2日ずつまるまる4日家にいないので留守番隊が大変だと思われます。仕事ってことで許して欲しい。。。
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やっとランチにありつきました。ここは6番トラムのアレクサンダー劇場前からすぐ、デザインホテルIndigoの併設Deliです。魚のスープが美味しかった!
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コーヒーはセルフではなく、丸くてにこやかなお兄さんが手ずから注いでくれましたよ。(珍しい)

横のレストランBröd(パンの意味)は只者では無いです、宜しければぜひお試しを!

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# by wa-connection | 2015-09-02 21:34 | work
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(教科書の表紙扉にスウェーデン語で北欧地図が)
我が家の長男が7年生(中学1年相当)になりました。
フィンランドは義務教育が1〜9年生で昔から日本と同じように小学校と中学校になっているのですが、学校教育法上は9年一貫ということになり、物理的な校舎などの条件さえ許せば9年間分全員が同じ敷地内で学ぶというところが増えています。
ただ現実自治体財政上難しい場合もまだまだありますので小学校(Alakoulu)と中学校(yläkoulu)と昔ながらの方式のところも数百校以上あります。
さらにスペースがないからという理由でうちの長男のように1〜5年生まで小さい学校で、6年生で中心部に近い学校に移り6〜9年をそこで過ごすといった変則的な場合もありますし村の学校はどんどん閉鎖されているとはいえ複式学級も健在です。

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(教科書:"textbok"とワークブック:"övningsbok")
さて今日は外国語の授業について。
フィンランドについて少しでもご存知の方は、フィンランドが公式には二か国語(スウェーデン語とフィンランド語)ある事も知っておいででしょう。
外国語教育は小学校3年生から始まるところが多く必須科目で外国語Iと言いますが(これまた自治体、学校で力を入れて一年からというケースも多々あり、シュタイナー校では一年生から英語スウェーデン語なんてこともあり)、多くの生徒が英語を選択するという状況になっています。
息子達も5カ国語の選択肢からフランス語の希望を出してみたものの人数が足りず予想通り英語へ。
次のチャンスは5年生で外国語IIが選択授業として可能。ただこれも中心部の学校でないと実現はなかなか厳しいようです。その日の最後の授業に設定され自分の学校からその授業が開催される学校へ移動して受講といった風になります。
というわけで長男は英語のみでここまで来ました。
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(定番、数、時間)

7年生でもう一つの母国語(Toinen kotimainenkieli)ということで今のところまだ必須科目でスウェーデン語が始まります。
私はもう興味津々で。
夫は「またスウェーデン語みなきゃいけないのか、もうやってらんねぇ」状態です。フィンランド語系のフィンランド人で特に男性に多い気がするこの「スウェーデン語イヤイヤ病」どっかでみたような。。。
いやーまるで日本人が「英語なんて使わないし学校でやらなくていい!」と拒否反応示すのとそっくりじゃないですか!?
スウェーデン語系フィンランド人はもうほとんどフィンランド語ができる人が多いですし使わないといえばそうです。
それに数百年スウェーデンの王様に支配されあたかも緩衝国のように使われ、スウェーデンの代わりに兵隊を出して戦い、税金を取られ、いまだに一部経済界エリート達はスウェーデン語系フィンランド人がまだがっちり根を張って富を握っています。スウェーデンに旅行すればどうも軽く見られるわ「フィンランドなんて同じようなもんだから興味無いんだよね。だから言葉を勉強する気にならない」と面と向かって言われたりするわ(フィンランド人の夫を持つと知っていて私にそういう人もこれまで何人もいました。フィンランド人と結婚している人でもそう言う人がいます。)、むかっ腹が立つのもまぁ無理ないよなと納得いく歴史背景です。


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例外的な扱いは北欧ミステリ界のラーシュ・ケプレルの「ヨーナ・リンナ」シリーズでしょうか。フィンランド人の刑事ヨーナ・リンナがスウェーデンの警察で大活躍するんですよ。スピード感あり手に汗握る展開で毎回楽しんでいるのですが『催眠』『契約』『交霊』とハヤカワさんから邦訳されていますので是非お勧めします。やっと大筋が佳境に入ってきたのですが、そこに切り込む「サンドマン(2012)」がまだ邦訳が出てないんですよね〜フィンランド語で読もうかと。←スウェーデン語で読めないから・・・(振り出しに戻る)

まぁ外国人の私にしてみればせっかく隣なんだし出来たらメリットはあるし(ノルウェー、デンマーク、古語に近いアイスランド語も少しは解することができるようになる)食指は動いていた訳です。
仕事でも5回ぐらい行ってその度に英語で全て済ませるのが段々悔しくもあり。これがまたスウェーデン人英語がフィンランド人よりもっと上手なんですよ。

でも彼らの中に入り込むのはまぁ予想通りそう簡単ではないそうですが。
以前会議で喋った在住28年のアメリカ人医師が教えてくれましたっけ。在住日本人で活躍されているライターの方や、ヘレンハルメ美穂さんや久山葉子さんといった翻訳家の方々とお知り合いになる機会を得ましたが根を張って皆さんとても頑張っていらっしゃいます。

さて、こちらでフィンランド語の本を読んでいてもスウェーデン語の歌やら童謡、詩やら出てくる訳です。
特に100年前の人たちの交流なんて知識人はほとんどスウェーデン語系ばかりで彼らの社会を知らないとフィンランドの歴史もなかなか開けてこない部分や文献も読みこなせないので、おし!とこの際長男と一から始めることにしました。
あー有言実行にしないとな〜。

前フリがここまで長ったらしくてすみません。
ここまでの画像は息子が学校から貸与されている教科書とワークブック。ワークブックは貰えます。
スウェーデン語に苦手意識を持つ親が殆どで子もそういう影響を受けることをよく知っていて教科書制作側は様々な努力をしていることがうかがわれます。

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まず手書き文字があって、それを教科書全体を通じて書いたのはスウェーデン語系フィンランド人ラッパーで現在はストックホルム在住のJesse(イェッセ)P。彼の曲がそのまま最初の頃の宿題にも出されていました。↓音源も授業で聞かせてもらえる様ですね。

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問題は「クラスでペアを組んで話し合いつつ今まで見たことがあるような知っている単語に丸をつける」というわけでバスとかSandとかホテルとか、外来語が結構分かった模様。
finnはフィンランドのことだと思ったんだろうけど、文の構造上の語なので間違ってますけど。


最初の方には簡単にスウェーデンについて説明があり、スウェーデン語のメリットも説明されています。
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「Never say never!(Älä koskaan sano ei koskaan)」というところではスウェーデン語系なんて絶対要らないって言うもんじゃないよ、将来コックやダンサーとしてストックホルムで仕事でも得るかもしれない。またはホッケー選手としてヨンショーピンに行くことになるかもしれない。PasiPuistolaは実際そうなった。→Pasiのインタビューp.29を読んでごらん。

などと興味を持てるような工夫があちこちに。いややるな、先生たち!

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そしてこちらは児童文学者大御所対決!
長靴下のピッピやエミール、名探偵カッレ君、その他数多くの名作を生み出したアストリッド・リンドグレン。
そしてムーミンを書いたトーベ・ヤンッソン。
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ページ下にムーミンの使うスウェーデン語(フィンランドのスウェーデン語)とバンセの使うスウェーデン語系(スウェーデンの人気クマちゃんキャラでもって、本国のスウェーデン語)が比較されています。
ほんとだ、微妙に、いやそこそこ違う!

「私はスケートをする」
Jag skrinnar.(Finland Swedish)
Jag åker skridskor.(Swedish)
Minä luistelen.(Finnish)

なるほど〜難しそう。
息子についていけるかな、、母も頑張ってみようと思うのであります!
取りあえず10月のヨーテボリ出張には習得は絶対間に合わないですが。
挨拶とかもう少し頑張っておこうかと。

やっぱり地図でデンマークのシンボルは人魚姫とレゴなのね、に
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# by wa-connection | 2015-08-19 18:32 | education
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Lahtiに初めて来ております。
ポリから電車乗り換えること2回(タンペレ、リーヒマキ、そしてラハティ到着)3時間半でした。

6月のミッドナイトゴルフの時にサービスエリアだけLahtiに止まったんですけど、それはカウントしないことにして今回がまともな滞在なわけです。
仕事でミニゴルフ世界大会総会の通訳に来ました。
このお仕事は実は2回目。
しかも前回は2003年、ドイツのスパで知られるBad Münder。
在フィンの当時在住20年近い大先輩たちから紹介されたお仕事で、
12年前で、フィンランドから出た初めての海外出張でした。
しかも長男が1歳ぐらいで、姑や夫に「行ってらっしゃい!」と背中を押されてハノーヴァーまで飛行機で、そこからDBで電車に乗り、、とスマホもない時代でネットからチケットを何とかドイツ人の友人の力を借りて購入したことを思い出します。
(チケット購入の方で英語版が整備されていなかった)
数十か国が参加する大会で、使用言語は当時役員にドイツ語圏の人が多かったこともあり、ドイツ語&英語。
ブースにドイツ語を英語に訳す人が入り、私は誰かがドイツ語で話した場合はそれをヘッドフォンから聞いてお客さんに訳すという二段階を経た同時通訳でなかなか骨が折れました。

同時に非常に貴重な経験をさせていただきました。
お客様ご夫婦ともとても楽しい出会いで仕事の醍醐味は報酬ではなく、実は出会いが同じぐらい大きな比重を占めるのだと思った体験の一つです。
その2年後の世界大会では、オーストリア開催でしたが、次男が生まれて半年でとても出られる状態ではなく、知人を紹介し、その後近郊の国で開催がなかったのとお客様も会議に出られておらずご縁が遠ざかっていました。

引っ張りますが、もう少し。
この6月ごろに、今年の大会がなんとフィンランドはラハティ開催ということで、携帯電話番号とメールアドレスが変わっていた私をインターネットで検索し、隣町の柔道部で3度ほどやった文化紹介の生け花や茶道の写真から辿り、柔道部にメールを出して下さったり、郵送でお手紙を送ってくださったりして再び縁が繋がりました。
そして昨日一日早く伺い、夕飯をご一緒して積もる話をいろいろ伺いました。12年も経つと、こちらも子供たちが大きくなりお客様にもお孫さんが。いやはや、時はあっという間に流れるものです。
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お客様は日本ミニゴルフ協会の方で、本業は建築家、能ある鷹は爪を隠すの典型。
奥さまは日本画家の佐藤緋呂子さんで、当時も旅先の風景を小さなスケッチブックにいつも描かれていました。ドイツで見せてもらった風景の数々。
どうしてこんなに柔らかくて優しい風景に写し取れるのかと写真よりずっと楽しいなと感動したものです。
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緋呂子さんの描く女性がまた素敵で、見るたび生命力と躍動感を感じていたのを今回久しぶりにご本人にお会いして思い出しました。
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お会いしていない間にスケッチとエッセイを出されていて、今回それを頂きました。
そしてご夫妻の出身地秋田県の作家で芥川賞を受賞した石川達三さんの復刊本カバーにも緋呂子さんの絵が。

仕事が一段落したらこれらも大事に目で味わって読みたいと思います。

お土産で食べ物もですけど、本が一番うれしいですね。
(いやどっちも捨てがたい・・・)

肝心のお仕事ですが、12年前はドイツやスウェーデンやスイスの人たちの名前が聞き取りにくく、またスポーツ組織独特の構造や関連団体の略称、テクニカル・ルール、法令、など非常に苦労したのですが、今回は事前に資料も頂いて一応90ページ弱全部目を通すことができ、とても助かりました。
時代は変わって使用言語は英語のみとなり、その点でもとても楽になりました。

やはりドイツ語訛り、スイス語訛りの英語は慣れるまで数分かかりましたが(汗)朝食の時喋って顔つなぎしておいてよかった。

会長さんとフィンランドの代表で役員をしている人も「あ~何となく覚えてる!(私も31歳と若かったので老けたなと思われたことでしょう(汗)へぇ12年も経ってまた雇ってもらったの、良かったねぇ」、と。
別のスイスの人とは初めてしゃべりましたが、バド・ムンダーの時も通訳って女子学生だったんじゃないの?とかまたお世辞を・・・もう子持ちだったしそんな年じゃありませんでしたよ。。。でも有難う。あ、フィンランドは社会人学生も多いですし40代の仲間も学位また取りに戻ったりしてますけどね!
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というわけで会議も無事終了し、来年の横浜みなとみらい21でのアジア大会の宣伝もし、(横浜市のYouTubeでのPR動画結構いいのがたくさんあります!)
消耗しましたが、ほっとしました。
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写真は昨日の夜、ホテルの自転車を無理言って借りて、市内をぶらりサイクリング。朝~22時までだそう。週末は特に鍵をかけても盗まれるから、とのこと。
なのでどこにも寄らずに漕いで回るだけだから、と。
私の前に使った人が190㎝級だったみたいでサドルが一番上まで上げられてて足が届きませんでしたよ、、きこきこ下げる。
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ラハティは坂道も多く景色が綺麗です。
スキージャンプ開催地(画像にも遠くに見えます)で知られますが、建築物ではヘルシンキ中央駅を設計したエリエール・サーリネンが市役所を手がけています。トップの画像は正面扉のアルコーブ天井。とても綺麗です。
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その市役所前にトーベ・ヤンソンの父、彫刻家ヴィクトル・ヤンソンのもう一つの「自由の像」があります。
有名な方はタンペレにある大きなものですが、こちらがもう一つの内戦後、戦勝記念の裸体男性像。ヴィクトルが好んだのは柔らかい線を持つ子どもや女性だったので、これは本当に日々の糧を稼ぐという意味で引き受けた仕事だったのですが、女性像やエスプラナディ公園の魚とあそぶ子どもの像の方がやはり自由気ままに愛しげなラインでいいなと感じました。
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トーベをモデルにしたヘルシンキにある「Convolvuls(コンヴォルブルス:セイヨウヒルガオ)」は父がトーベに指示したように天にまっすぐ伸びすぎていて(笑)そこまで好きではないのですが。
公園通りの反対側にはこれまた対照的な労働者の銅像がありましたよ、よくあるフィンランドの構図。

日曜は会議後、世界大会の練習風景を見せてもらいました。
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ホテルから徒歩10分ほどの場所にフェルトコースとエタニート・コースの二種が。
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パターの練習用だったミニゴルフがスウェーデンに入って発達したので、スウェーデンが非常に強いそうです。フェルトコースはスウェーデン発祥だそうですし、スウェーデンチームの練習を見ていても素人からしてもとても上手だなと感心しました。あとはドイツ語圏勢ですね。基本は各レーン合計18レーン、ほぼホールインワンしていかないと上位にはなれないようです。難しい・・・
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日本は女子が毎回上位に絡む闘いをしているそうですよ、男女ともに応援したいですね!
あ、フィンランドもね。(まるでとってつけたような言い方・・・)

二年後は世界大会はクロアチアで開催です。
以上自画自賛日記終わり、失礼しました~。


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# by wa-connection | 2015-08-17 05:51 | work
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8月に、ポリのママさん仲間(私たち三人とも外国人)と久々にモーニング女子会。
(健康的だな!)

チェコ人のGさん、ブラジル人のPさんと私はそれぞれ子ども達が年齢も割と近く、悩みやらくだらない(ただし笑えること!)話ができる貴重な仲間たちです。
知り合ったのはおそらく多文化センターの子連れの集まりか何かだったかと思います。
外国人同士、共通の話題やフィンランド語の環境で自分の母国語を話しながらの子育てなど共有できるのもとても楽しいものです。

皆アラフォーでもあり、ポリに住んで10年ちょっとと時期もほぼ似通ってます。

Gさんはフィンランドで介護士の資格を取り、現在短期契約をつなぎながらシフト勤務でばりばり働いてます。
Pさんは3年ほど前にレトロ・デザインのテキスタイルからフェミニンな小物、洋服などを作る会社を始め、副業で通訳や文化紹介などもしています。

彼女はなんせ旦那さんと出会う前はマドリッドでモデル、サンバダンサーもやっていたほどなのでスタイルがすごい。背も高いけど、足の長さが私なんかと全然違います!昔のポートフォリオブック見せてもらったらもううっとりするくらい。旦那さんが一目ぼれしたの分かるなぁ、、

そして私、何でも屋ですが、手先が不器用なのでPさんみたいなことは絶対無理。針を指に刺すか、ミシンで布じゃなくて自分を布に縫い付けるタイプことでしょう。ですからこうした職人的なことができる方々、本当に脱帽です。
二人とも仕事や勉強で、フィンランド語が上手になって、毎回とても刺激を受けています。

夏休み中も会おうと言っていたのに、なかなかお互いの都合が合わずやっと朝食タイムでべらべらと2時間のお喋り。Pさんが色々旦那さんとの悩みで1・5時間ぐらい炸裂。
でも分かるよねぇと間に口を挟みながら共感しつつ話を聞いて。

そしてモーニングでも足りずにコーヒーお代わり(大体こういう時は1ユーロでもう一杯飲める)してもまだ話足りず、、、運動もしたいよね!
の話に。

「ポールダンス」の話になる。やってみたいよねぇ、、、二人。

ストリップなどで出てくるイメージある人いるかもしれませんが、これれっきとしたエクササイズで、しかもかなりハードですよ、水平技なんか特にね。画像で見るともうなんでこれで静止できるの?ってなポーズがたくさん。
全身筋肉ですよ。

私はちょっと体型に合わないのでやめときます・・・というかこれ以上肩や腕の筋肉つけたくないんですよ。
二の腕の筋肉を触らせてあげたら二人とも柔道と剣道でこんなになるの!?と目が点。
剣道はまだまだなので、私の場合柔道たった2年ですね、、男ならよかったのにと思う筋肉の付きやすさなので。毎日腕立て20回とか三転倒立とか家でも頑張ってやってたらこうなって。
今じゃそれに霜降りですけど太さは戻らないのです。

・・・で話を逸らす。
「最近、走ってる?」
Gさんは私よりもう少し走れるタイプ。8-10kmよく去年も走ってた。
3人の子持ちなのに痩せてビキニも着られるようになったぐらいです。

うぉ-見習わなければ!(水着じゃなく努力と体型)
でもシフト勤務して、代謝が落ちてるみたいで体重が減らない、と言ってます。
私も減りませんよ!
シフト勤務してないのに。
でもたまに根を詰めて仕事をすると外が白々明るいですけど。

ジョギングは7月は5㎞が数回。それ以上はいけていません。
Pさんは走るのはまだあまり。自転車はあちこちよく行ってます。
何か一緒にしたいね、ということで、ランを提案。

カフェを出たところでPさん、突然目をキラキラさせて「ハーフマラソンどう?」
Gさん「ストックホルムなんていいんじゃない?」
私「えっ?・・ええ~!?(オロオロ・・・夫たちからOKもらえるかな・・・)」←付いていけてない。

でも段々乗り気になってきて、カフェの外でみんなでハイテンション。
約束のハイファイブ!("Give me five!"="Anna vitonen!"とフィンランド語でも言います。指5本ですからね)

素朴な疑問。
私「みんな走るペースが違うだろうけど、どうすんの?」
Gさん「え?それぞれ自分のペースで走るんだよね?」 ←あんた仲間見捨てるって言ったね、今?
Pさん「ところでさ、ハーフマラソンってどれくらいの距離なの?」

爆笑!

Pさん、おもしろいよ!
本気で知らなかったらしいです。
42.195㎞の半分ですから、21㎞ちょいですね。

急にPさん、後ずさる。
そこを二人でなだめる。
まずは3㎞、5㎞、8㎞、10㎞と行けば大丈夫よ!

Gさん「ところでストックホルムのハーフっていつ?」

・・・知らない。

帰宅後調べたら9月半ば開催の模様。
すみません、計画性まったくないですねぇ。
ということで、私たちには1年1か月あるわけです。

夫にお伺いをたてましたところ「お土産ガッツリ買ってこい!」
はい、OKです。

9月に壮行会を兼ねてまたモーニング女子会でもします。
あ、9月は結構忙しいんだった。10月かな。

SNSでもエクササイズをしたことが互い通知されるアプリ幾らでもありますしね。
こうして公言しておけば実行するしかないってもんですよ。

というわけで引っ張りましたが、来年9月、女子3名ストックホルムに行きまっす!

ぐっふっふ、今から買い物が楽しみ。今までストックホルムは乗換とか仕事がおおくて、一度シリアラインで
半日観光を夫の一族+子供連れで行ったことしかなかったので。
走ってから足ガクガクじゃないかと思いますが、まぁそういうことには体は動くものですよね。

この話がでてから、ジョギング多少頑張ってまして、7~8㎞で毎回走ってます。
寒くなる前に10kmは越えておきたいですが、、
でも翌日膝がきしむんですよね、年だなぁ。

そして私よ、夜アイスはやめましょう。 ←自制心まったくなし。

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# by wa-connection | 2015-08-14 02:33 | others

アメフト観戦 Jenkkifutis

この夏の初体験その2。
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アメリカン・フットボールを人生初、観戦しました。

なんとポリにいる日本人駐在員の方がポリのアメフトチームBearsでプレーしているのです。
チーム最年長だそうですが、キッカーとしても大活躍、ガンガン得点しておいででした、それもそのはず、
若いころは日本代表チームに所属していたそうで、いやはや、まったくシャッポを脱いだ次第であります。
Wさんは背番号11番。
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アメフトについてまったく分かっていなかったため、にわか勉強したのですが、Wさんにも色々話をきくとこれがほんとに男のロマン!緻密な頭脳プレーを要求され、単なるフィジカルなゲームに終わらない実に多様性に富むものでした。

試合の進め方も自分の役割を数十パターン記憶しておかないといけないそうなので物覚えの悪い私は無理だな・・・

下はWさんのゴールシーン。キックされたボールが高々とゴールポストの間を通過してますね。
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いや、肉弾戦も見れましたけど、ほっそりのランナータイプから、がっちりでおなか回りもついてるプレーヤーまで選手の役割で体型も違ってて、開始から2時間近くホームゲームを観戦しましたが、面白かったです。
実況もユーモアたっぷりにマイクで入っていて(ルールを把握してないのは私たちだけではなかった・・・)「今3回目のダウンで、、全部で10ヤード進まなくてはならないので、、」など分かりやすかったです。

プロテクターの数も種類も多そうです。アイスホッケーと同じぐらいでしょうかね?
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タッチダウンってやつも見ましたよ!
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Pori Bearsは以前人数が不足して3次リーグに落ちてしまったそうなのですが、実は今シーズン快進撃中で、8月末に地元にてプレーオフの可能性がありと。また応援に行かなくては!

子供たちも以前Wさんにボールを持ってきてもらって庭でパスの練習とかさせてもらったのでした。
球形じゃないので投げ方も面白いし、ボールがはねた後、動きが読めませんね・・・

とても面白かったです。
日本でチャンスある方はぜひ!

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# by wa-connection | 2015-08-02 21:58 | life in Pori
もう8月です!
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写真はこの季節森の中にたわわに?実るビルベリーのパイ。
出会ったころからの夫の十八番です。たぶん合計30回は食べたのではないかと思われまする。
シーズン中2~3回作ると計算すると。
バニラソースか、アイスクリームを添えていただきます。

日本の店頭で見かける栽培用のブルーベリーはもっと木も数メートル規模で、大粒で色がインディゴに近い紺色ですが、野生の、ブルーベリーの原種といわれるこのビルベリー(mustikka)はアントシアニンがもうこれでもかというぐらい豊富に含まれているので色も黒に近い紺色で、さらに小粒だったりします。
(日本でマーケティング会社にいた頃、元某メジャー産地の国ブルーベリー協会がクライアントの一つだった。あそこでの仕事が一番多様で面白かったですかね、なんといっても食べ物系が多くて!)

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ここ3週間ほどさぼり気味のジョギングに小雨の中少しだけ行きました。
森の中もうが自然の恵みでいっぱいです。
これ全部ビルベリー。

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走ってる途中に喉が乾いたらこういうの少しつまんだりして。すると指先が紫になるんですけど。

気温はとーっても涼しくて、現在ポリは13度でございます。
そして雨模様・・・いやもう慣れましたよ。
大体毎日、全天候型の服装で出かけますし、ポケッタブル(折り畳んで小さくなる)防水ウィンドブレーカーは入ってるし折り畳み傘もバッグに入ってるし万全です!(強気)

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今朝。
次男の仲良しの男の子が昨日泊りに来て、朝食のテーブルもとってもにぎやかだったのでテラスに避難。
熱々のコーヒーを保温ステンレスボトルに入れ+毛糸のソックス履いて万全。昨日買ったイチゴやブルーベリーの残りをシリアルにかけて、ソラマメのグラノーラも。

そして新聞。
あ~小鳥のさえずりとともに贅沢なひと時!

さむくて15分後中に入りました・・・
でもいいんです、暑いの苦手なのでこっちの方が。

7月はお客さんが毎週のようにあって、忙しかったですがでも本当に楽しかったです。
お土産もいろんな方から頂きました、ゴチになります!

記事数件の締め切りに相変わらず追われております。(汗)
ご連絡滞っているお客様お待たせして申し訳ありません。
地道に一件ずつ・・・

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# by wa-connection | 2015-08-01 19:08 | finnish food

三年越しの

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昨日は、何年もお会いしたいなぁと思っていたご夫婦がポリに寄ってくださり、やっと願いがかないました。

前回はポリを通られるときに私たちが物理的にポリにおらず実現しなかったので、なんだか感慨もひとしお。
ネット上では定期的にお話しているのですが、旦那様ともお会いできて、夫の前のめりな(奥さま曰く)映画談議をニコニコ聞いてくださりしかも斜め上の変化球で返ってくるので楽しかった・・・なかなかこの話題に突っ込んでついてきてくださる方がポリにはいませんので。
私じゃ相手にならないですしね、底が浅すぎて(汗)
引き出しのいっぱいあるお二人でしかも非常に謙虚で、私、深く自分を反省した次第です。

彼女の旦那さんと私の夫は『七人の侍』ポスター所有という共通点があったのでした。

写真は頂いたシャンパンカラーというのか、繊細な緑から桜色に移り変わる花弁が素敵なバラの花。
この角度ではあまり見えませんが備前の花瓶に意外と合う気がします。

まだ旅は続くのにお引止めしてしまって申し訳ないくらい話し込んでしまいました。
続きはまた今度ということで私たち楽しみにしております。

さぁ今日は降ったり止んだりのお天気。
デスクワークを進めますよ。

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# by wa-connection | 2015-07-22 20:25 | life in Pori

夏休みだけど・・・

子どもたちが夏休みになってあっという間にもう一か月半経ちました。
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7月ももう後半です。

仕事も夏休みかといいますと、自営業なのでそういう訳にはいきません。
一応コンスタントにお仕事もご依頼を受けているのですが、日中は子どもたちをあちこちに連れて行ったりご飯を作ったり、たまに家族でまったりゴルフをしたり、何か月も夏休みにやろうとため込んでいた物置の掃除やら、テラスの洗浄&塗り直し(塗る方は子どもたちにやらせる予定)やっていると、もう夜は読み聞かせしたらヘロヘロで自分もベッドに倒れこんでおしまい。

出かける仕事はなんとかこなしましたが、そのほかじっくり座ってPCでやらなくてはならないものがどんどんダムのように溜まっていっております。いやそろそろ決壊しそうです。

お友達親子を迎えた楽しい先週にも、最終日急な依頼で国会の大委員会(または拡張委員会)の記者会見の中継を某メディアに実況中継ならぬ小分けにしてサマリーを送信し整合性を取るというお仕事をやっていました。これは国会閉会中に法制度に関することを決定可能な各党の代表が数名ずつ任命されているものなんですけどね。
ギリシャのブリッジローンの関係でフィンランドも立場決定したというわけです。(まぁつまりはドイツと同じ路線なわけですけど)

お友達お見送りできませんでした・・・。

同じところから4月の総選挙の時もご依頼頂いて、緊張しながらも楽しい経験だったので、またお声掛け頂いてこれはとても嬉しかったです。

こういうその日にやらなくてはならないスポットのお仕事や、メールのやり取りいくつかをこなすのがやっとで締切がまだある仕事はどんどんたま~る・・・(汗)

今日はとある雑誌特集記事で取材に行って参りました。
写真は取材先で出迎えてくれたコリーのロビン。
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男前で、私が近づくとすぐ尻尾を振ってあいさつしに来てくれました。

今晩第一弾の記事をまとめられるよう夜は寝ないようにしなくては。
そして6月に取材・撮影させてもらった邸宅の記事も書かなくては・・・
来週月曜締切の翻訳も取り掛からなくては・・・・・・
来月の通訳の予習は後回し。
9月のお仕事二件については今週中に返答しなくては・・

To Doリストたまってますが、でも、とても有難いことです。

でも、たまーに、いわゆるサラリーマン、定職というものに憧れたりもします。

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# by wa-connection | 2015-07-21 02:47 | work
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一か月前に手工芸の村、フィスカルス村を訪れたときのことをやっと書きます。(遅いぞ!)

ここは以前も訪れているのですが、今回の目的はなんといってもわれらがスロッテ紗里(さり)さん率いる夏季限定レストラン。5~8月の間だけオープンしているのです。
北むらのサイトはこちら 
http://ravintolakitamura.wix.com/index

昨年のパライネンにあったレストランについてはこちらをご参照ください。

彼女はヘルシンキではすでに伝説となってしまったレストラン歌舞伎でも数年働き、お料理学校Perhoを卒業し、今はなきミシュラン・レストラン、ポストレスでも研修をし、スタートは10代の料理学校の人たちより遅いけれど日本でのWebデザイナーとしての仕事も社会人経験も今の彼女全体の懐の深さと魅力となっていると私たちは思います。そして実力もどんどん身についてきていて、でもまだ完成していない、これからのポテンシャルもとてもとても感じられる楽しみな人材です。周りの人たちもそれをちゃんと見ていて、色々な人が彼女にチャンスを提供していることからもそう思うのは私たちだけではないのだと分かります。
そんな彼女を心から応援しています。

おととし、京都の菊乃井で一年近い研修をして、そしてパライネンでの半年以上の経験の後、また修行に京都と東京に3か月行っていた彼女。
今回は一人ではなく、力強い助っ人たちから成るチームで、更にきめ細やかなお食事とサービスを供して頂きました。
この体験は絶対忘れません。

まずはフィスカルス村に到着。
昔、鉄工所があったところなので、こうしたところは動力を得るための水車が不可欠。
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水辺大好きな私にはたまりません。
ちなみにマイレア邸があるノールマルックもこんな雰囲気なんですよ。
絵になる風景があちこちに。

小さな専門店がいくつも立ち並んでいて昔の建物がリノベーションされてギャラリーになっていたりして泊りがけでもゆったり楽しめる場所です。
(ジョギングしても勾配があって楽しいや、走り甲斐がありそうだなと思う。)

夕方6時に予約を入れていたので、そのころにお店へ。
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このデザインもさりさん自身の手によるもの。和紙のような色合いが素敵。
お店の名前は彼女の旧姓から。
看板も風景に馴染んでいます。
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旦那さんのセバスチャンが迎えてくれました。

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そして、入り口でKajaani(カヤーニ)在住のニーラネン久富真由実さんの絵も出迎えてくれました。
真由実さんの絵に会うのは、おととしユバスキュラに仕事にかこつけて展覧会に行って以来です。
更にパワーがあって人物(新聞などの人物写真をベースに色を重ねていると記憶していますが)、そして彼女独特の画法の絵が語り掛けてくるよう。どうしたらこんな作品ができるのでしょう。。。

さて、子供たちはこれまでも何度もさりちゃんの料理を味わっているのでもう、「さりちゃん=うまいもん食べられる」と図式が出来上がっていてさながら「パブロフの犬」。
すみません、私も大して変わらないです、高まる期待。

そこに、一人でふらっと入ってこられたのは建築家・木工家の山田吉雅さん(彼のサイトはこちらhttp://uuppuu.com/)
日本語での【Youは何しに北欧へ?】インタビューサイトもありますのでぜひどうぞ。

一年前、そして新年会、とすれ違いながら紹介して頂いたことがあったので”私は”覚えていましたよ!(笑)サッカーの試合後で、お疲れのところ、ずっと食事中話し相手として付き合ってくださり、話題が豊富で私たちとても楽しませていただきました。
Yoshiさんはビルナスという隣の村でアトリエを持っておいでです。ビルナスも素敵なところなようで、いつかきっとビルナスとYoshiさんたちのアトリエに絶対行きたいと思っています。

まずは飲み物で、夫は帰り運転しないので日本酒を。
おちょこを選ばせてくれるんですねぇ!
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私は地ビールを。

今回お任せコースをお願いしました。(好きにやっていいから!と無謀なことを)
そしたらそれぞれの一品にさりさんの魂のかけらが入ったお料理の数々が。

一品目:
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焼きなすのジュレ、しょうがの風味が乙。
フィンランドのなすでこんなに美味しいものができるんだとジュレ一滴も残さず完食。
涼しげな器も美しいです。

二品目:
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お寿司盛り合わせ
去年よりも確実に上手になってますよ!
あの時、すし職人じゃないのにと悩んで悩んでお寿司を握っていたけれど、そこは飛び越えたのではないでしょうか。
私なんて美味しく胃袋に納めるだけでこんなこと書く資格はありませんけれども。

三品目:
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フィンランドのはしりの青豆仕立てのスープに、燻製のSiika(ホワイトフィッシュ)とその下に新じゃが一切れが美しく載ったもの。もう色合いの美しさから感動してしまいました。
そして青豆の汁物の美味しいこと!ポリのBuccoで一緒に食べたランチのスープからひょっとしてヒントを得たんだったかな?
新じゃがを使うのも素敵なアイディアでした。どれもこの地で手に入る旬のものをしっかり和食に仕立てていて素晴らしいです。

四品目:
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フィンランドの鴨のロース辛子添え
見ただけでもジューシーさが伝わってきます。
きゅうり、にんじん、赤玉ねぎ、白髪ねぎも包んで食べると絶妙のバランス。
舌の上でじゅわっとひろがる肉汁、最高でした。肉大好きの次男、もう喋らず「ん!ん!」と食べていました。

五品目:
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口直しに酢の物。
ウナギのかば焼きが入っているところがもう涙が出そうでした。
これこれ、こういうの、絶対に日本人以外のシェフだと出してこないと思うのです。そして故郷を離れて長い日本人が恋しいのも意外とメインの一品ではなくこういうところでほろっと来るんではないでしょうか。

六品目:
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天ぷら!
もう言葉は無粋です。幸せ。

七品目:
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締めの一品。
一年前、パライネンで牛丼を頂いた器がこんどは京都ならではという鶏卵うどんと一緒に出されました。
しょうがたっぷりでとっても温まりました。(少し肌寒い日だったので。こういう気遣いも泣かせます。)

実は私、鶏卵うどん、初めて頂きましたが、とろみがついていてあったまって、とても気に入りました。
小口切りのネギが美しい・・・卵の溶き具合もとっても綺麗。

最後に、食わいでか!
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デザートはほうじ茶のブラマンジェ黒みつがけにきなこまで。
見た目も美しく、しつこくなく舌の上でやさしくとろけるこの感じ。
もう一杯食べたかったくらい美味しかったです。

それに黒ごまクッキーも出してくれました。
長男、美味しいもの全部大好きでこれまで全部残さず食べていますが、最後のこれも器をなめんばかりにかちゃかちゃ言わせてひたすら食べてました。
その後私たちが残さないか(おこぼれ狙い)見張ってました。

そして合間に出された熱いお茶もじんわり沁みる美味しさでした。
最初から最後までどれもよく考えられていて、心遣いを感じる素晴らしい味とバランスでした。
さりちゃんチーム、有難うございました。

家族ともども、本当に目と舌と胃袋、全細胞で楽しませてもらいました。
忙しい中ちょこちょこ様子を見に出てきてくれて、悪いなと思いつつ嬉しかったです。

あと一か月強、予約もいっぱいで大変だと思いますが、どうか一丸となって乗り切ってください。
できたらもう一度この夏に行きたい気持ちでいっぱいです。

ではまた会う日まで!
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# by wa-connection | 2015-07-12 05:52 | finland in general