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フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


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Orvokit パンジーを植えました。_d0093885_0362863.jpg

さて、4月も半ば、太陽も明るく夜8時ぐらいまで日も沈まなくなりました。
そうすると色々気になるのが庭のあれこれ。
雪が溶けて芝生が乾燥して来たらまずやるのは枯れた芝生のかき集め(レーキで空気を入れるようにかきとってやるやるのですが)。
これをすると新たな芝生が生えてきてすぐ緑の葉を青々と茂らせてくれます。

そして同時に家の玄関の方には何かお花が欲しくなる季節。毎年ですが、お手頃価格で愛らしいパンジーとビオラを植えています。
Orvokki(オルヴォッキ) でパンジーも小ぶりなヴィオラも両方売られています。
複数形はちなみにorvokit(オルヴォキット)。

どれも可愛くて色を決めるのに迷うんですよね。
そして遠くから見栄えする色も考えてしまうという。
なぜかというと近所の人たちはゆっくり歩くというより大体車で通りすぎることが多いのでそのスピードでもパッと目につくものを植えたい(単に見栄っ張りなのか・・・)。
あと白も目立つので、寄せ植えの時は白をどこかに入れると引き立ちます。濃い色でそろえてしまうと近くで見ないと良さがなかなか分からないんですよね。

以前濃い紫のとても可愛いビオラを植えたことがあるのですが、自分で車で帰宅するとき悟ったのが、濃い紫は目につかない。
そう、警戒色である黄色などは逆に遠くからでもよく目立つのです。
その次の年はパンジーを黄色にしてみたのでした。

今年は薄紫がいいなと思ってパンジーの鉢植え10株を大きい方の植木鉢に。

Orvokit パンジーを植えました。_d0093885_0372468.jpg

プランター二つ分はビオラで白と紺色の二色のものを8株にしました。
これで3か月ぐらい持つかな。なぜか夏の終わりまで私は持たせることができないので、7月ぐらいにマリーゴールドなどをまた買う羽目になるのですが。土を全部入れ替えてやった方がいいのかな、、もう何年も同じ土を使っているので。

花を咲かせるのがとてもうまい母に教えたら怒られるかも・・・(母は英国ハンギング・マスターの資格なども持ってます。花屋さんで枯らした鉢植えを貰ってきてまた鉢一杯満開にさせるという事もよくやっていました。)

草花には本当に癒されますね。

九州での地震で、自由になる金額の募金をクラウドファンディングですることしかできないのは歯がゆいですが、早く余震が収まり復旧へ向けて動き出せますように。物資が足りないのにインフラが機能していないということで、心配です。
# by wa-connection | 2016-04-18 00:38 | finland in general
去年来られた剣道の先生が3度のフィンランド剣道奮闘記を_d0093885_5273762.jpg

昨年、剣道部のポリジャズ合宿の時に、宮崎から元宮崎県警剣道部の指導をされていた(現在はOBとなっておいでですが)大重浩一郎先生が奥様、お弟子さんの県警剣道部特別指導員の坂田千明さん(一昨年全日本選手権にも出場されているツワモノ・・・)とポリに滞在されたのですが、その時に過去2度も含めて全部で三回のフィンランドにおける剣道指導と滞在で見聞きされた内容を手記にまとめているというお話を伺っていました。
余談ですが、九州はさすがというか伝統と歴史というか、剣道がとても盛んで、当然強豪ぞろいで知られていますね。(つい漫画「六三四の剣」を思い出してしまいますが)

その後、在住と言う事で基本的な事実に間違いがないかという内容確認する役目をおおせつかり2回ほど内容を拝見したのですが、これがとっても面白いのですよ。

私のような若輩が申し上げるのもおこがましいのですが、先生の目でご覧になったフィンランドが生き生きとした文体で、出会った人、訪れた場所(フィンランドの警察学校、学校、スオメンリンナの要塞で呉で製造された大砲台を見つけられたこと、、、ポリでの指導と体験)など本当に目に浮かぶような描写でした。

一年以上かけて準備されていたことと思いますが、先週末、鉱脈社と言う出版社から無事形となった一冊を送ってくださいました。

もとの文章自体は既に知っていても、本となって、写真付きで読ませて頂くのはまた格別です。
ちょうど子どもたちが準繰りに胃腸炎や副鼻腔炎で学校も休み、やっと一人ずつ回復したと思ったら夫が今度ダウンしたところでしたが、夜に一気に読んでしまいました。
日本語の本は本当にすぐ読み終えてしまいます。

この3か月剣道に行く時間的・精神的余裕が全くなかった私。
冬の間、少ない余暇はスキーが多かったですね、、、
剣道は素晴らしいし、奥が深いし、長い伝統で培われた色んな要素があって厳しい中にも好きなのですが、週に一度じゃまったく上達しない(何事もそうですね)し自己嫌悪に陥るばかり。
そろそろゴルフシーズンも開始、走る事は体力維持で続けたいし、ピアノはこの一年全く触れていないし、本も・・・上の子は特に空手にうちこんでいて、週4回稽古、週末は隔週で試合に遠征。
子どもたちをサポートする事も大事なので、この春は選択を迫られそうです。
# by wa-connection | 2016-04-03 05:27 | others
さて2月の仕事の話の続きを。
スウェーデン、ドイツ、そしてフィンランドの出張終わり(2月の話)_d0093885_19570000.jpeg
(画像は、エッセンのデパート、おもちゃ売り場で売られていたカーニバル用チューバッカの着ぐるみ。599ユーロ!
面白い、欲しいかも、と一瞬迷ったけれど無駄遣いだし、持って帰れないしで断念。
後で子どもたちがすごく欲しがっていましたが)自分でお金貯めて買ってくださいな・・・

さてフィンランドに戻って洗濯ものを5回ぐらい回してつかの間の土日を家族と過ごし、久しぶりにご飯を作って、日曜夜にまたヘルシンキ方面へ。
今回はフィンランドの最初の原発、ロビーサ原発に向かいました。
ヘルシンキ駅でラップランド料理(トナカイをご所望だったので)のレストランを予約して差し上げ、たらふくトナカイ料理を召し上がったお客様達と合流。
皆さんは前日ロビーサに着いたのですが、ロビーサは小さな町でトナカイ料理を食べられる所は無く、それで観光がてら日曜にヘルシンキに出てこられたのでした。
実はロビーサ原発の人たちとはやり取りはしたことがありましたが現地へ行くのは初めて。
今回はセミナー形式にて午後は20社からの参加があるもので、午前だけ担当企業とみっちり打ち合わせ。
本当にポジションが上に行くほどスウェーデン語系の人が多い会社だなと思いました。フィンランド、ロシア、スウェーデンで主にビジネスを展開しているという背景もあると思いますが。

ロビーサ原発の構内に入るにはまたパスポートやらセキュリティチェックやら大変なので、そのセミナーもすぐそばにある建物Café Portにて開催されました。
大体原子力発電所は安全の為、実際の作業がなく会議程度ならこうした出入り自由の視聴覚機能を備えた会議用スポットを持っているところが多いのですが、スウェーデンでも今回は素敵な昔の領主の建物での会議でした。
なぜならテロ・機密対策で、カメラ付き機器やPCを持ち込めない発電所も多いため、こういう所の方がパワーポイントを使っての相互プレゼンし易いからです。ですのでこういう所では構内にカメラ付携帯持ち込みなんて言語道断、空港並みのセキュリティチェックがあり、ゲートに入る前にセーフティボックスに電子機器類は預けていくことがほとんど。
職員の人たちは構内専用電話(専用の通信回線の)を持たされている事も多いですね。と言うかそれが普通ですね。携帯電話のネットワークでトラブルがあると連絡が取れない→問題ですから。

余談ですが、1月に、東フィンランドのミッケリにある公立大病院で、某大手の携帯電話回線障害が起こり、医者が捕まらず患者が死亡しかけた事態に発展しました。そこの病院ではその事件の後、別のオペレータにすべて切り替えたようですが、命にかかわる問題ですし、大打撃ですよね。こういった分野でも一社契約だけでは不安ですから、有線、無線、独自回線、トランシーバなど通信手段は多様化しリスクを分散させるべきだろうと思います。(この時は、院内のアナウンスと有線電話を使って何とかしのいだようですが、、)


・・と偉そうなことを言いながらも、ほんとによかったです、全て入構手続きが不要な出張で。。。(スウェーデンに行く前に身分証明書をいったん紛失したアホな私ですので。本当に運が良くて見つかりましたが)
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セミナールームではマネキン2体が出迎えてくれました、ええ。フルネームで名前もちゃんとついてましたよ。女性はSatu(サトゥ)、男性はMatti(マッティ)でした、はい。
このセミナーでは、私は英日のウィスパリング通訳をやりました。同時通訳とすこーし違うのは、ブースがない事。フィンランド人、ロシア人、日本人の参加者がいたので、共通言語は英語で。
本来ならば全員がヘッドフォンを付け、マイクに向かってしゃべり、マイクの音声が私のヘッドフォンに届いて私はそれを同時に日本語にするのですが、日本人だけがヘッドフォンを使うというやり方で、私は聞こえた音声を訳している自分の声も邪魔になるのでやりにくかったとは言えますがいいわけですね、はい。(前回同時通訳をやったのはヨーテボリの国際会議でした、あれは二日間もう脇汗をかきまくりました、思い出したくないぐらい・・・)

一週間喋りまくったお仕事でした。のど飴の消費量もけっこうなものがありました。
議事録のために録音起こしされた方は私の「えー、あー」がかなり鬱陶しかったと思われます(汗)、すみません。

16時半に終わって、そのままお客様たちは担当企業の方々と会食へ、私は翌日に中部より北のセイナヨキでの通訳があるため、
バスでロビーサからヘルシンキへ。
バスターミナルで降していただき、解散です。

実はバスの乗り場がまた分かりにくくて、反対側で最初待ってしまいましたよ、人に聞いてタクシーを降りた場所でヘルシンキ行きが来ると
教わり焦ってゴロゴロ荷物を引きずりながら移動。Kouvolaからやってきたバスにぎりぎり間に合ったのでした。
ロビーサからヘルシンキまでは1時間、乗ってた人も途中で降りて、大きなバスに貸し切り状態でした。
Pohjolan Liikenneというバス会社の高速バスですが、バスって、電車より今どこなのか、停留所への残り時間などが
分かりにくいじゃないですか。でもここのは現時点での走行距離と地図が運転手さんの上のディスプレイに常時表示されていてとても分かりやすかったです。さらにバス内にコンセントも各席に設置。
サタクンタ地方のバス会社にも導入してほしいものです。頭上のUSBでしか充電できないので、スマホやモデムは充電可能ですが、PCが充電できないんですよね。
まぁ、ぎりぎりバッテリーで3時間半は使えますが。それに酔うので3時間半ずっと仕事することもないからいいのかな、、。
さてヘルシンキに着いて、30分で乗り換えです。19:06の電車に乗れそうなことが分かったので、ヘルシンキ到着5分前にスマホで電車チケット購入。
晩御飯はKamppiバスセンターの一階にあるシンガポールヌードル屋さんで焼きうどん風のテイクアウト。量が多かったです、、、。

ヘルシンキからセイナヨキはちょっと遠いのでバスは5-6時間かかるし意外と高い。
セイナヨキ在住のVisitLakeusさんにも伺ったところ電車が一番リーズナブルで早いとのことで、電車(前売りなら40ユーロ前後でしたが当日買ったので55ユーロ)で。電車賃は高くなりましたが、仕方ないですね、乗れるかどうかぎりぎりまでわかりませんでしたし。一番遅いのは夜中2時頃到着する便でしたがさすがにそれは避けたかったです。

19時06分に乗って3時間少々でセイナヨキへ。途中下車になります。

翌日の資料をやっと(それまで手が付けられなかった為)読みながら、到着後、二回目のセイナヨキです!
実は8月にカウハヨキ―セイナヨキと家族で車旅行したのでした。その時VisitLakeusさんとも会って、セイナヨキを案内して頂き、
お茶をした楽しい思い出です。

あの時は光あふれる晩夏。ライ麦が畑に黄金色の穂を実らせていました。
今は真冬(でも暖冬)で全国的に灰色の空。
風景も全く違いますね。

宿泊は、交通費が直前の購入で上がることを見越して安いOmenahotel。ここは格安ホテルチェーンで主要都市にあるのですが、コスト削減のため、素泊まりに近いですね。レセプションもなし!
一応8ユーロの朝食付プランにしましたが、自社のカフェテリアが無いので大体近くのホテルやカフェ・レストランと契約し、そこに食べに行くという形式。
部屋に入るときも鍵ではなく、コード番号をメールで知らされて、エレベータに入るときにもそのコードを入力すると該当の階に上がれる仕組みです。
部屋の中に宿泊者用の用紙が置いてあり、自分で記入して部屋に置いてくるという・・・
泊まったのは初めてですが、意外と良かったですよ。
タオルや最低限必要なものはすべてそろっていましたし、ポットにインスタントコーヒーやお茶も置いてありました。

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(「Bad Bad Boy」という彫刻家Tommi Toijaの作品のミニチュア版。本物は8.5mもあってヘルシンキの港そばにある市場に2014年8月から2か月、どーんと展示されていました。マネケンのしょんべん小僧とえらい違いですが、モダン版といえるでしょうか。
一目見たら忘れられないインパクトです。そのミニチュア版が恐らく国の役所が購入したアートコレクションである模様・・・うーむ。↑あえて前面からは撮影しておりませんので、どうしてもという方はBad Bad Boyというキーワードで検索してください。

翌朝は新しいお客様達と終日二か所で会議を。
実はその日の内容も新しい分野で、一つの訪問場所であるELYセンター(全国に18か所ある、ビジネス、交通、環境を司る役所)にも初めて行きました。もう一つは国のお役所です。国内政策のみならずEUががっつり関わってくる分野なので非常に全体像が面倒になっているのがよーく分かりました。
皆さん大変ですな。

16時半の電車を目指しホテルから荷物を受け取り、砂利と氷と雪解けの道を走ってまた駅に戻り、電車に駆け込んでなんとかタンペレ経由でポリへ20時前に帰還。
夫たちが迎えに来てくれ、ホッと肩の荷を下ろしました。

私がいない間に息子が体調を一日崩したりして医者に薬局にスーパーにと走り回っていたようですが何とか乗り切ってくれました。

まだまだ忙しい2月は続きます。4件位同時進行でしたからね。

さてこの時はあと一週間半でスキー休暇という時期でした。
今年は日本は長野の野沢温泉に行ってきましたので、その話もまたいつか。
# by wa-connection | 2016-03-30 19:51 | work

復活祭の休暇中です。

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2月のフィンランドでの仕事について書く予定でしたが、現在すでに復活祭(イースター)。(写真は今朝ジョギングをした時に川沿いにいたカモ。珍しく人懐っこい一羽で、そばに寄って来ました)
3月もとても忙しくしておりました。まだ終わっていませんが、日本が年度末に向けてヒートアップしますのでそれに関連して仕事が前倒しになったりするようなものも多かったです。
あと事務手続き上(予算、お支払関連など)の点でも目まぐるしかったですね。
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今月も、毎週ヘルシンキに仕事で行っていました。(先週行った某研究所)
ゴミ発電所の視察、エネルギー分野大手での会議、間に日本に帰国される方々のお別れ会が三日連続であり、夫に悪いなと思いつつ毎日和食系とお酒も堪能しましたっけ。
一応二回ほど三日間の飲み会の間にジョギングも行っておきました。でないととても消費カロリーが摂取した分に追い付かないので。
そして最近本当にご飯が美味しくて困っています。
元気な証拠ですけど、、、

3月は別れの季節でもあり、日系企業で帰任される方も多く、毎年この季節はちょっとびくびくするといいましょうか。
いよいよか、という気持ちになるものです。
帰られる方々は次の組織からかかる期待と試練でそれどころではないと思いますが。

やはり一期一会、で何度かしかお会いできない方との時間や出会いは大切にしたいなと思いました。
そして4月からの新任の方々も少しずつおいでになっていますので、また新たな関係を築いていきたいところです。

先週はヘルシンキ日帰りで通訳の予定で某研究所に行ったのですが、取材のお手伝い(通訳)をするはずが当の新聞記者がモスクワからまだ戻っていないという状況に。
丁度フィンランドのニーニスト大統領がプーチン大統領と会談でしたし、記者団がはりついていましたし、前日にブリュッセルのテロがあり、フィンランドのメディアも上を下への大騒ぎで代理の記者がフィンランド側で確保できず、急きょ泊りがけの仕事になりました。
外交関係のセミナーを一日参考の為に聴講して学者同士の丁々発止の議論も最後の方ですが出たりして、大学院時代を思い出す内容で非常に楽しかったです。
電車チケットも無事手数料追加で翌朝に変更し、朝一番でホテルにてインタビューの通訳を終えてからポリへ戻りました。一点反省、、ダーティボム(放射性物質を搭載してある爆弾)がすぐ訳せなかった、、、核物質がぱっとでてこなくて(汗)放射性→radioaktiivinenは自動的に出るんですけどまだまだダメですね。帰りの電車でその記者の書いたイラン核武装の話でちょうど同じ爆弾の話そが出ていたのに!前日読んでおけばよかった、、日頃の情報収集の大切さを実感しました。

じつは先週ずっと子供たちが体調をくずして夫が大変だったんですよね。
それで泊りがけになって悪いなと思いつつ夫の予定を変更してもらい、私の方は事なきを得ました。ほっ。こっちで家族以外に頼れる人がいませんから自営業でもあり、病気をするなんて贅沢は許されません。

イースター休暇はさてゆっくり家の掃除や散らかり放題の仕事部屋片付けをと思っていたら2月からやっているお仕事の確認内容だったり8月の仕事の予備的な作業が入ったりで、ばたばたと。そして長男が回復したと思ったら、また次男がまた日曜に嘔吐間に三日間元気で学校に行ってたんですけど、胃腸に来る風邪ですね、、今日は祝日最終日、次男はまだ微熱があるので、明日は休んだ方がよさそうです。
いつも次男がいると賑やかなので静かだと非常に違和感。
そして夫も昨日から寒気と全身が痛むと。この3か月夫にずっと負担がかかってたので、調子を崩したようです。
早く元気になっておくれ・・・ 
来週はありがたい事に私はデスクワーク中心なのでしっかり家族サービスしたいと思ってます。



# by wa-connection | 2016-03-28 19:57 | work
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さて、ドイツはエッセン三日目です。この日は半日強の予定で研修センター、シュミレーター(原子力発電所の制御室と同じコンピュータを設置し、オペレータさん達その他のトレーニングに使う)などを見学しました。
日本でいうヒヤリハットとか、工場内の安全規則やルールはいろんな業界でかなり細かく決められています。
製造業を始め様々な施設においてご存知の方は多いと思いますが人的ミスというのは多いのです。いくら機械の性能、精度が上がっても使うのが人間である以上、人為の事故はゼロにはならないでしょう。

その1で少し書きましたが、ドイツは機能に問題が無かった原発も順次廃炉になっていくので、職員のモチベーション維持が今後の課題との事。確かにそうですよね、今までずっとやってきた仕事が10年後なくなってまだあと定年まで10年という人は不安にもなります。今後は電力会社も配置換えをどんどん進めていくことになるようです。
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(会議で出されたクッキーです。お腹が空くので休憩で頂いて癒されました。)
ただし廃炉ビジネスそのものは1960年代から世界中にバンバン建てられてきた原発で寿命を迎えるものがどんどん出てくるのでチャンスではあると思うのですが。(特に日本企業に頑張って欲しいです。福島を逆手にとってきちんとした廃炉をできるような技術パッケージを確立したらいいのではと思いますが、、。規制は法律がかかわってきて政治的・財界の思惑も絡みますし、厳しくなりすぎるところもあったりなかなかすんなりいかなかったり、極端から極端に走ったりしているようで、こちらから経過を見守っていますが・・・)

いや本当に色々勉強になりましたし吸収できたと思います。
午後15時頃にはホテルに帰ることが出来、自由時間が数時間。お客様たちとは今晩は部屋飲みしよう!ということで合意。
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(エッセンで様々な建造物を手がけた一家の人らしい。クルップさん)
その前に時間もあるので私はエッセンの街並みを見ながら30分弱のジョギングに行ってみました。
事前にホテルに聞いてみたら、古いホテルなだけにジムなどは無いこと、周囲も中央駅近くのど真ん中であまり緑や公園もないです、とのそっけない回答。
仕方ないのでオフィス+ショッピング街を横目に見つつ走ってみましたが、旧市街にはカトリック教会があったりさすが歴史を感じさせる部分でした。
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(エッセンの旧シナゴーグ。その隣にはカトリック教会が。現在このシナゴーグだった建物は文化関連の施設として使用されていて、エッセンでのユダヤ人文化、この地方におけるユダヤ人の歴史・・の常設展、などもあるそう。入らなかったのですが)
夕方6時前に集合して買い出しへ。市場らしきお店も出ていて、フィンランドよりやっぱり緯度が南だなぁという果物や野菜の品揃え。ハウスものとはいえ大きなイチゴなんて売ってましたし・・・

そして初日から目をつけていたデリカテッセン、おいしそうなチーズやサラミやわんさかありまして、テイクアウトもあったので、じゅうじゅうと脂したたるグリルした豚肉を5切れ、CurryWurst(ルール地方ですからね!)も購入。肉ばっかりなので、ビールとワインとサラダをデリで購入。市場のイチゴなども。お皿はデリで紙皿とフォークをさらにお願いしてクリア。
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(ここで中年女性の店員さんに"What time do you open on Saturday morning?"と聞いたら英語わかんないと手を振ってもう一人に回されました・・・片言でドンタークのモルゲンのオッフェンで通じたかな、、、)

いやーレストランに比べてとても安くつきました。しかもお客様が美味しいケーキ屋さんから人数分のケーキも仕入れてきてくださって。
一番若い人で34歳~上はお孫さんがいる業界ベテラン世代と言う中高年(笑)の部屋飲みで楽しみました。
お客様の中に(珍しく)女性もいらしたので私も飲んで食べて笑って、楽しかったです。

私も含め中高年でもあり、皆さんお仕事も抱えているので22時過ぎに解散、寝る前にPCで急ぐメールのやりとりのみはこなしたもののワインもビールも少しですが美味しく頂いた為、0時前には寝てしまいました。
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お客様たちは日曜にフィンランド移動ですが、私は一旦週末フィンランドに帰らせて頂くことに。ホテル住まいが続くと、やはり自宅や家族、子どもたちが恋しくなるものです。

昨年秋から一人でホテルや滞在先で夜を過ごすことが毎月一週間以上はあるので、単身赴任の人の気持ちを少しだけ想像できるような気もします。皆大変だろうなと思います。
勿論、子育ての方が精神的に大変だと思うこともあり、同時に仕事のほうが気晴らしになる部分もあるのですが、一緒に過ごす時間(苦労も含めて)を分かち合えないというのはやはり寂しいというかはがゆいものだろうなと。昼は同僚やお客さんとやり取りしていてもまた違うんですよね。
単身赴任の皆さん、応援してますよ。

さてデュッセルドルフ空港への行き方はもう覚えているので同じようにエッセンから電車の切符を購入して急行へ。4人席に座ったのですが、目の前に乗り込んできたのが二人とも結構体格のいいゲイ・カップル。これからバカンスでしょうか、とても仲がよさそうでした。
同じくデュッセルドルフ空港で降りるようで先にドア近くに行ったのですが、リュック一つ忘れて行ったので、2分後私も降りるときに「あれ、あなたたちのじゃないですか?」といったらとっても慌てて喜んで取りに行っていました。(一日一善)

荷物が何個もあると忘れやすいですよね。

デュッセルドルフ空港は割と大きくて、でもそれほど時間もないし仕事も山ほど抱えているのでラウンジへ。(いや普通の人が使うレベルです、ファーストクラスの人たちのゴージャスなのじゃなくて)
さすが日本人ビジネスマン多し!

11時ごろのフライトに乗ってヴァンター空港へ到着。無事スーツケースも出てきました。
もうこうした当たり前の事が嬉しい私。

中心部に出て電車でポリへ戻りました。
家族が迎えに来てくれてほっとするひと時。
帰って洗濯器まわしまくりました。

次は国内なので月曜日午後に出るところから。
# by wa-connection | 2016-03-07 04:01 | work