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フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

クロスカントリー 女子30km フィンランド銅メダル!

アイノーカイサ・サーリネン(Aino-Kaisa Saarinen)頑張りましたよ、最後の5kmに出る前に3位につけていて、おお!と思ったら、ここでスキーチェンジ!
でそこからのスタートで7位(8位に日本人がつけていた。夫が絶対北海道の人だと決め付けていたが・・・東北かも知れないじゃん?)でしたが、1-2位はポーランドとノルウェーの壮絶な戦いで、手に汗握りました。
そこから数十秒遅れてだけど、よく頑張ったね、オリンピック後半に向けて調子を上げてきて、見事メダルを獲得しました。

一昨日は、男子でハンネス・マンニネンも個人ノルディック複合で、ジャンプは(後半の選手は天候が悪かったそうなのだが)あまり良くなくて16位位のスタートだったのを、なんと4位にまであげましたよ。
すごい追い上げでしたね。
クロスカントリーって地味に思われがちですが、かなり激しいスポーツです。
全身での消耗度はものすごいものが有ると思います。

今回のオリンピックでのクロスカントリー・コースは、これまでもスプリント、リレー、複合と使われてきたコースで、転倒やコース外へ出てしまったりと色々問題も指摘されましたが、多くの選手が後半になるにつれ、慣れて調子を上げてきました。

そしてこの女子30kmは、5kmのアップダウンありのコース×6周、1時間半ぐらいですべりきるもので、特に急傾斜の登りで相手を抜いていく、選手たちのスタミナに固唾を呑んで見入りました。

男子のリレーもすごかった。何でこんな登りでこんなにスピードが出るんだ!体が宙に浮いてるぞ・・と驚嘆しきり。

それにしても、ノルウェー、強すぎ・・・クロカンを見るとどこでもあの赤いウェアと赤に青い十字の旗が上位に見える・・・しかもドーピング疑惑まったくなし。フィンランドは2000年代初めの世界大会で、ボロボロでしたからね。数多くの有名な選手がドーピングでクロ。

未だに認めてない人もいますけどね。でもコーチが試合直前にちょっとこっちこい!っていって隠れて点滴とか注射したら、ビタミン剤投与したとは思わないだろうに。暗黙の了解でやってた人も多かったようですよ。知らないって言い張った人もいるけど。誰とは言いませんが。


さて、ヴァンくーヴァーに戻って。
1人、ノルウェー女子で金、銀、銅をとったビョルゲンについて、子どもの頃から喘息持ちで、喘息の薬を使っているけれどその薬は、クロスカントリー協会の禁止薬のリストに入っているのだそうで。
でも健康上の理由から協会はビョルゲンがそれを使うのを許可している。
ポーランドの選手が、彼女がいつも私の前にいるのは薬を使ってるからよ!と爆弾発言をして、ノルウェー側は、大人気ない・・と相手にもせず。

今日の30kmでは、そのポーランド人選手がやっと個人で初めての金を手にしまして、半秒差でノルウェーが銀。
これでもう文句も出るまい。

ドーピングではなくても、昔ながらの方法で、自分の血液をちょっとずつ採取しておき、レース前に注入するとすごいエネルギーを得られるらしいですよ。これは検査では判別できないですしね。
あと、エポという薬はまだ検査薬では見つけられないとかで。

ドーピング検査もねぇ・・・追いつかないですね。


明日は男子の50kmがフィナーレを飾ります。皆、鼻水やなんかをあごにぶら下げてゴールする位ですよ、寒いときは。ヴァンクーヴァー付近、温度が高すぎて(天気予報もずっとプラスですよね、、)湿った雪のコンディションで(だから呼吸で顔の周りが凍った人たちは見られないかと。

スキーをコンディションに合わせてメンテしてもらう事、(ワックスも湿った雪仕様)色々あるようですが、、

これでフィンランドの銅メダル合計3個、
全部女子が取ったやつですよ。
銀は前も書きましたが、スノボのハーフパイプ。(男)

男子ホッケー、せめて明朝の3位決定戦で意地見せろよ!
(もう準決勝で対アメリカがボロボロで。
フィンランド国民の殆どが見ていたであろう(ヘルシンキでも、あちこちのバーで「今晩22時から対USA戦をここで観戦しよう!」と看板が出てて、場所取りに並んでた人もいたのに。。。
ここぞってところで踏ん張りが足りないなぁ。

最初一分以内でGKミスであっさり入れられるし。。。
続いてボンボン入るし、、、ファーストピリオドの13分で6対0でしたよ。
もう私テレビ見てられなくて消しましたよ。
20対0なんて事になったらどうしようと思って。

カナダのTVでは、女子ホッケーのあまりのレベルの差に、女子ホッケー自体を種目としてやる意味があるのかと言ってましたが、男子ホッケーの準決勝がこのレベルでは男子の方も考えた方がいいんじゃないかと冗談言われてたらしいですよ、恥ずかしくないのか!!
ヤロネン・ヘッドコーチは、敗退したロシアのコーチと同じようだといわれてましたね。
あとカナダTV局放映で言われていたのは、

最初の失点のときに、なぜチームメイトはGKを力づけてやら無かったのかとか。
2対0になった時点で、GKを替えるべきだっただろうと。でも何もしなかった。
4対0でキプルソフは自発的に戻ったんじゃないかと書かれてましたが。

結果、
セカンド・ピリオドでちょっと持ち直して(セーブ率が上がって)、3ピリでやっと一点いれたらしいですが、、
6対1。

スロヴァキアのガッツを見習えよ!

実際に、強いフィンランド人の男の人もみるんですけどね。

精神的なものですかねぇ。

フィギュア女子の韓国が金だったのも、キム・ヨナがすごく心臓が強くて、自分の能力を「ほら、わたしこんなにできるのよ」と見せ付けるのが大好きなタイプらしくて、それはやっぱり人前に出て競う時にすごく大きな武器ですよねぇ。多くの選手がプレッシャーで押しつぶされる所を、毎回オリンピックで様々な種目で見ますから。

そういえば、キーラ・コルピについて、顔がいいから出られたんだ、と書いてるメディアがあるそうですね。
それだけじゃないでしょう、、確かに黒い疑惑とか毎回なんであの評価なんだとか採点が分からんとか思うけれど、、全く出来ない人はあの舞台には立てないのでは。
New York Timesのブログでは、シャーリズ・セロンの代役が務まると書いてあったけど、、、色気と成熟度はさすがにシャーリズには負けるんじゃ・・(汗) キーラちゃんかなり清純派だし。

ラウラ・レピストは、フィンランド人で史上初、6位でしたよ。
かわいいし、しっかりしてるし、まだまだ伸びると思います。

MSNの10人の見るべきスケーターの中にもランク入りしてたし。現在の評価システムで上位に上がってこれるタイプだとか。
FPを滑る前には、iPodでガンガンヘビーなロックを聴いて、「くっそ~何があってもやってやる!」と気合入れて出たそうで。バッチリ決まりましたね。

3月末の世界選手権でもまた順位が上がるかもしれないね。
オリンピックに出た人のどれだけが出てくるかわからないけど。
それに、ラウラ自身も、全てを出し尽くしたから、またやる気をかき集めて練習するまでに時間がかかるかも、と言ってました。

あ~取り留めなくてすみません。
あと一日でオリンピックも終わりますんで、お付き合いくださいませ。
by wa-connection | 2010-02-28 09:11 | finland in general