フィンランドで開業している私達のビジネス、ライフ・スタイル ブログです。 This is about our business and life in Pori, Finland.


by wa-connection

Ässät35年ぶり優勝!!! Poika tuli Poriin!!

※一部日付など補足、修正しました。(4/26)
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フィンランドのアイスホッケーリーグ(SMリーグ)決勝は我らがPoriのチーム、Porin Ässät(スペードのエースがシンボル)が、なんと、なんと35年ぶりの優勝を飾って終わりました!
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地方のチームとしては過去最高額でさまざまな選手を契約し(NHLがストライキでポリ出身のJesse Joensuuも数ヶ月限定で帰ってきてました)、シーズン開始は悪くなかったのに、調子の上下が多すぎ、効率も悪く、士気が下がり、、1月半ばまでかなりの低迷を続けていて年末には最高7名も負傷休場選手も居たりして、Karri Kivi監督も12月までの成績で契約は今季限りと決定。

1月に「このままでいいのか?さっさと夏休みを楽しみたいのか!!」と皆でミーティングをして数試合まだあげ切れなかったものの、もうシーズンもだめみたいだし、せめて大赤字を防ぐために35万ユーロでカナダ人スターステファン・ディクソンをKHLロコモーティブに身売りした翌日、KuopioにてKalPaを延長戦で逆転3-2!
そして勝利が続きました。2月には14試合ぶっ続けの勝利という快挙。試合だけでなく1ピリオドすら負けていません。
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ゴールキーパーは普段ポリと仲の悪い隣街RaumaのチームLukko出身のAntti Raanta(24歳)が無失点の試合をいくつも叩き出しどんどん盛り上がっていきました。彼は今ポリでもっとも愛されているRaumaの人です(笑) もう一人、Lukkoでぜんぜん使ってもらえなかったEero Eloも、上のStephan Dixonがロシアに身売りされたあとPoriと契約した選手でめきめき頭角を現しました。
Dixon、居なくなってくれてよかったよ、、、(貧乏神だったのかも!?)
他にもシーズン中に成長した選手が何人もいます。

私達は昨年11月に、長男のGod Motherのつてで試合を観戦しゲーム後キャプテンのVille Uusitaloに会って握手することができました。彼はEspoo出身でゴッドマザーの知り合いの知り合いだったんですね。
(写真撮り忘れたのをいまだに悔やんでます、、だって緊張したし)子供たちはサイン入りの選手カードを貰って、いまやそれは宝物です。

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Villeのインタビュー。
さすが皆を取りまとめることができるだけあって丁寧で紳士な人でしたよ。

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話は戻って、最下位をウロウロしていた時期から脱して、どんどん追い上げて精神的な部分で勝ちたいというチーム一丸の気持ちが実を結んで12位からベスト4へ、対戦した(セミファイナルでも先に4勝した方が決勝へ進む)ユバスキュラの昨年優勝JyPも下し、決勝へ!いやーJyPとの初戦もアウェーで延長で試合開始後92分51秒という長丁場でMichael Ryanが1点入れて勝ったときは決勝へ進める予感がしたものです。

この時点で、首都圏チームすべて脱落。いやー全部地方勢、ユヴァスキュラJyP、ラウマLukko、タンペレのTappara、ポリのÄssätですからね、ヘルシンキの新聞もSMリーグの試合なんてプレーオフの時期ほとんど取り上げてませんでしたよ。しかも我らがSatakunta地方から2チーム!
しかしRaumaのチームは4-0で強いTapparaにあっさり敗れてしまったのですが、、、。そして銅メダルも取れなかったのですが、、。

上り調子になってから一度もTapparaと対戦していなかったのでタンペレ側の大方の予想は「まぁ全戦すぐ4-0で勝てるとは思わないが4-1で勝てるかな」、というもの。どっこい初戦、一点差Raantaが防いだパックが上にはねて落ちたのがゴール・イン。しかも試合終了5秒前に負けましたが、簡単にはいかないぞというのを思い知らせることができた試合ではなかったかと思います。次のホームゲームは5-1の快勝。
しかしまたアウェーのTampereでの試合、リードしていたのに間際に追いつかれなんと終了1秒前に逆転され。。
どうなることかと思いました。
が、すぐ翌日のホーム。しっかり負けを消化して大差で勝利。
あとはアウェーをどうやって勝つか、だけの課題でした。地元がどんどん盛り上がってきました。

どれだけ盛り上がってたかというと、↑これが最後の決勝戦前日の新聞。グミキャンディでチームのロゴを。決勝戦は4試合先に制した方が優勝。それで負け、勝ち、負け、勝ち、と取ったり取られたりしていました。どっちもホーム・ゲームを勝ってたんですね。

相手のTapparaはタンペレのチームで昨シーズンは低迷していたそうですが、これまでも何度も優勝して銀、銅も何度も取っています。TampereのアイスホッケーホールHakametsäはフィンランドで最も歴史ある場所でもあるそうです。

今季はいい調子で来ていたので前評判で優勝も囁かれていました。

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ファンの応援ですが、ポリみたいに応援する文化は他の街では無いとよくフィンランドでは言われます。
Rauma出身の選手二人も、”Raumaで熱心なファンは立ち応援席ぐらいだけど、ポリではホール全体が一丸となって応援してくれる”とコメントしています。
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ダメな時でも支えるってことでしょうか。うちはそこまでいつもいつも応援してなくてごめんね。。。
前回2006年、ハメーンリンナのHPKに負けて銀メダルだった時、普通は優勝チームの街では人がたくさん集まりますが、この時二位だったのにポリのファンたちは数万人が市場に誰いうともなく集合して選手たちを労ったんですよ。

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↑近所で見かけた車。決勝戦が始まってからずっとこれで走り回ってたらしく、YLEのニュース記事にまでこの車スナップされてました。

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我が家は道路側の見える場所に旗を掲げて応援。
お隣は小さくなったファンTシャツを植木にかぶせてました。

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昨日の新聞のスーパーに出ていた広告。

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お向かい、お父さんが煙突のための梯子を登って取り付けてました。

これは勝てるかも?と思えたのは、勝ち数2-2で迎えた、最後のアウェーの試合4月22日。
3ピリオド終わって同点1-1。延長に次ぐ延長で、なんとフィンランドホッケー市場でも一番長い方である108分(20分が1ピリオドなので5回やって、休憩挟んで6回目の8分経ったころ)ポリのゴールドヘルメットVeli-Matti Savinainenがゴールを決めて決着が!時間にして22:48ごろでしたか。
子供たちはもう眠くて眠くて最後まで待てず寝ていたので私はイヤフォンをしてラジオ実況で聴きました。
いやー。jäähy(パワープレー)になる度どんだけ冷や冷やしたか!審判の笛にドキドキしたし腹も立ったし。

バス7台分で応援に出かけたポリのファン達も長丁場のツアーから夜中1:30過ぎにポリに満足げに戻ったようです。

うちの場合、8歳ともうすぐ11歳なので優勝後の非公式の大騒ぎの市場には行きませんでしたが、(5歳ぐらいの小さい子供連れて行った親もいたようですが)結構な盛り上がりだったようです。夜中近くに選手達がバスで到着、トロフィー(Kanada-malja)のレプリカ(本物は壊れたらいかんのですぐに金庫へ。。。)が待っていたファンの手から手へ!その様子はこのKatso "Mestari ja poika saapuvat Porin keskustaan. Katso video!リンクの動画でどうぞ。
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何より感動的だったのは、IsoMusta(BigBlack、というかスペードのジャック?)というあだ名を持つ、35年前優勝した時の伝説のポリのプレーヤーVeli-Pekka Ketolaが現在のキャプテンVilleにトロフィーを手渡したというシーンでしょう。彼はWinnipegなどNHLで一番最初の頃にプレーしたフィンランド人でもあり、1963ー1981年フィンランド・マスターズ・リーグで(Ässät, Jokerit)約400試合に出場、263得点をあげ、アシスト数271という成績を誇ります。激しい気性で反則も多く取られたり、現役引退後はお酒飲み過ぎたり社長の職を追われたり、事業失敗したり、訴えられたり、、、でも彼の背番号13は他の数名とともに今でも永久欠番となっています。そしてポリの人達にとって彼は生きた伝説です。
決勝最終日当日のニュースで、もう袂を分かって二度とホームゲームは観戦しないと公言していたVellu(Ketolaのもう一つの愛称)が見に行く、とニュースに!
タイトルも"Hän on täällä!!"「彼がここに!」これだけで皆何が起こったか分かりました。Velluが来たんだ!と涙ぐむ人たちもいました。
監督KarriKiviはVelluが監督をしていた頃選手でした。彼の教えは、どんなに批判されても選手の所為にしないこと、だったと言います。どんなにひどいメディアのコメントも記事もせき止めてくれたことを今回は同じように実施したつもりだそうです。選手達もそれを感じ取っていました。

試合ですが、 どの試合もうちにはスポーツチャンネルは無いのでラジオ実況聞いて、後に録画放映を手に汗握って見てたんですがトロフィー受け渡し、これはみたかった、、、録画放映の予約が最後切れたのです。うわー!

しばらくフィーバーは続きそうです。
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地元ベーカリーのスペード付きケーキ。
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別のパン屋さんのパンは売り切れ。


4/24、買い物に街中に出ると、ファングッズを身につけた人が多いこと・・・50代の女性もプレーヤーシャツ着てる人がいるし、スカーフや帽子や、グッズじゃなくても赤と黒のテーマカラーを着てる人がたくさん!
(私そういう考えが頭からすっかり抜けてました)
夜タクシーを使ったんですけど、運転手さん、値打ちものの選手シャツ着てましたよ。
声枯れてたし・・・

うちも子供たちにレプリカのシャツ注文しました。。。決勝へ試合観戦しに連れて行けなかったからせめて、ね。。。

さて、土曜日27日15時から公式に「市場で会おう!(torilla tavataan!)」のお祝い。選手や関係者が市民の前に現れます。ポリの町からも何かお祝いがあるようです。すごい人手になること間違いなし。そんなに大きなスペースじゃないですからね。
夫と長男は行くといっているので、自転車で持っていけるところまでいって鍵をしっかりかけていくように言いました。私と長男は柔道の稽古が14時まで、午前から同じスポーツセンターで次男はsalibandy(フロアボール)のポリの小学校低学年の部の試合がスポーツセンターで表彰式が16時まであるので間に合わないですね。それか大人達も見たいから早く切り上げるかな。(笑)
長男に写真撮らせようと思います。きっと興奮して手ブレ続出でしょう。
YLEはネットで生中継するそうです。
フィンランド時間27日(土)15時から。
(YLE lähettää suorana Ässien torijuhlat la.kl.15 alkaen Areenasta.)
1ー2万人が集まると予想されています。もっと行くんじゃないかな、、

バンドとか歌手のOlli Lindholmが出ると書いてあったけど、Olliは聴きたくないからいいや(笑)。
悔し紛れに言ってみました。
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by wa-connection | 2013-04-25 15:49 | life in Pori